みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

さらに勝利を得ようとして

2012年11月28日 | ヨハネの黙示録
ヨハネの黙示録6章


 また新しい政党の誕生です。そして、誕生した新政党に先ごろ政権与党を離脱して結成された政党などが合流すると報じられていました。確かに、私たちの国は原発事故という大きな災害を引き起こしその影響を被ったのですから、この一つの点についてだけでもじっくりと検証し、論じ合う必要があると思います。
 それにしても、ずいぶんたくさんの政党が誕生したものです。

 小羊が第一から第六までの封印を解いていくと、様々な情景が繰り広げられるというのがこの章にあることです。「みことばの光」が書くように、ここで描かれているのは、ヨハネがこの黙示を受けた時代を支配していたローマ帝国の歴史そのものであり、かつ、人類が歴史の中で何度も繰り返してきたことなのです。

 白い馬に乗った騎士は「勝利の上にさらに勝利を得ようとして」出て行きました。弓、冠、勝利への欲望とは、確かにいつの時も人々が得たいと追求してきたものです。今回の衆議院選挙にまつわる「騒動」でも、その最中にいる人々はどうしたら冠を得られるか、どことつながれば勝利を自分たちのものにできるかと必死なのです。
 それは、私たちの国の将来に大きな影響を及ぼすのだとはわかっているのですが、これほど露骨に勝利を得ようとする人々の姿を見せつけられると、こちら側はかえって冷めてしまいます。

 けれども、「こ れらの封印を解いたのは小羊イエス・キリストであり、すべては神のご計画 の中で起こったのである。心を備えて「聖なる」神のみこころに信頼しよう」と「みことばの光」にあります。

 どんな情景が繰り広げられようと、神の民は常に神のみこころに信頼して生きるのですね。

  


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