みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

手をこまねいていてはならない

2011年08月17日 | 歴代誌第二
Ⅱ歴代誌29章1-19節


 盆休みも終わり、きょうから日常に戻る方が多いのではないでしょうか。朝5時半、月曜日から被災地ボランティアに出かけていた教会の青年たちが戻って来ました。昨夜11時に盛岡を出たとのことです。高速道路の深夜割引を活用するためだったようです。同じことを考えるドライバーが多く、サービスエリヤはどこも車でいっぱいだったといっていました。

 ヒゼキヤについては、列王記、歴代誌、そしてイザヤ書にも記されているほど、南王国ユダの王たちの中では傑出しています。列王記では、即位第一年第一の月の祭司レビ人ヘの働きかけについては触れられていません。これは、歴代誌が「礼拝の再建」を主題に書かれたことによるものと思われます。ヒゼキヤは、即位する前から、父アハズによって荒れすたれた神殿を、そしてそこでの礼拝を再開することが、ユダにとっての最優先課題だと確信していました。真っ先にしたのが主に宮の戸を開いて修理するということでした。

 そしてそのためには、主の宮で礼拝のために主に仕える祭司レビ人が立ち上がることだと考え、彼らを鼓舞します。ここでは、まず自分自身を聖別そして神の宮を聖別するという、礼拝再開のための順序に注目したいですね。

 レビ人は、「手をこまねいていてはなりません」とのヒゼキヤのことばに即座に立ち上がりました。彼らが第一の月の第一の日に聖別し始めたからです。ヒゼキヤが彼らを集めたのと同じ日に、立ち上がったのです。

 「手をこまねいていてはなりません」と主が自分にささやいておられる何かがあるだろうか? 考えてみます。
 




2011-2024 © Hiroshi Yabuki