みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

ほんとうのことを言わない

2011年08月04日 | 歴代誌第二
Ⅱ歴代誌 18章1-11節


 札幌にいます。
 昨日のお昼頃の便で1,000キロ北に。改めて飛行機の速さを知ることとなりました。お昼前には羽田にいたのに、午後2時少し前には「みそラーメン」を食べている自分がいます。
 きょうから三日間、ある教会の小学生のキャンプに参加し、日曜日の礼拝でメッセージをします。どんなお友達といっしょに過ごすことができるのか、楽しみです。

 南王国ユダの王ヨシャパテと北王国イスラエルの王アハブが縁を結んだとあります。アハブの娘とヨシャパテの息子とが結婚したのです。「みことばの光」では、ヨシャパテの生涯における最大の失敗だったと記します。きょうの箇所では、イスラエルにとって戦略上重要なラモテ・ギルアデを奪還するという作戦に、アハブがヨシャパテを巻き込もうとしています。

 「教える人」ヨシャパテは、「聴こうとする人」でした。戦いに行くべきかどうか、主に聴こうとアハブに提案するのです。アハブは内心、「やれやれ」と思ったのかもしれません。「南の王さまっていうのは、これだから厄介だ。仕方がない。かたちばかりの『儀式』をしよう」ということでしょうか、400人のお抱え預言者を集めました。
 それにしても、400人とはすごい数ですね。中身がないのでせめて数をそろえてヨシャパテを納得させようと思ったのでしょうか。案の定、彼らはほんとうのことを言いません。主のことばを聴いていないのですから言えるはずがないのですね。王が気に入ることばを語るのです。

 「聴こうとする人」には、彼らがほんとうのことを語っていないことがわかるのです。

 私たちが、聖書を日々読むというのは、「ほんとうのこと」を聴くことなのですね。毎日ごまかしやうそが飛び交う中にいると、いつの間にかほんとうのことが何かがわからなくなります。聖書を読むことの幸せを、改めて噛みしめました。

 土曜日まであるいは、ブログの更新ができない場所にいるかもしれませんので、その際はごめんなさい!






2011-2024 © Hiroshi Yabuki