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中学数学高校数学問題解法テクニックの紹介です。
数学の力がぐんと伸びます。

中1数学「文字と式」 №22

2015年06月24日 | 中学数学★選択制通信教育
§2 文字を使った式の表し方(その5)■ 式の意味 ■
 
(1) 指導目標(生徒に習得させる学力)
 
これまでは…
「×や÷の記号を省略したり,累乗や分数で表すことができるようにする」ことが
指導の目標でした。
№22はその逆です。
「積や商を×や÷や( )を使って表現することができる」ようにする指導です。
つまり,「式の意味を理解することができる」ようにすることです。
 
(2) 指導の流れ
 
  積の表し方 №8~№12
  商の表し方 №13~№19
  乗除混合計算 №20~№20h
  四則混合計算 №21~№21h
 ◎式の意味 №22~№22h ←今回はここです!
 
(3) 指導上の留意点
 
「積や累乗は×を使って表し,分数は÷を使って書きかえる」。
どこが難しいの?
などと”ほざかれて”おられる先生は,まだ修行がたりません。
 
 ここに多項式の分子や分母を含む分数が出てくると…
 誤答が百花繚乱…
 それだけで,”展覧会”が開けます。
 
①とくに,( )の処理が難しいようで,
 いつ( )を使って,どのようなときに( )を使わないのかが分からないもの
 だから,うろうろしています。
 
 でも,( )の使い方は1つしかないのです。
 つまり,「乗数のある多項式には( )をつける!」-これだけです。
 乗数がなくなれば,( )もなくなります。-それだけです。
 
②もうひとつ…
 たとえ,分数の分子,分母が単項式であっても,
 その分数の分子,分母は( )で囲んでから÷を使って書きかえます。
 
この2つの規則を意識的に適用して,問題を解かる必要があります。
”なんとなく”解かせてはいけません。
 
№22の【考え方】には,しつこくこの2点についてコメントをしています。
しかし,生徒は,こんなものは,ほっておくと,読みません。
だから,強制的に読ませなくてはなりません。
それが生徒と先生の幸せにつながるからです… (*^_^*)\

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コピーして授業で,生徒と読み合わせるだけです。予習など不要です。
それで,どの生徒にも質の高い数学的思考力を習得させることができます。
ベテラン先生が泣いて悔しがる若い先生のための《授業書》です。
【リンク】中学数学講座《授業書》
ベテランの先生も使ってよろしいのですが…。
 
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