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ちょっとしたメモです。

2006ゼロックススーパーカップ ガンバ大阪戦

2006年03月11日 | 試合
2006ゼロックススーパーカップ ガンバ大阪戦
日時:2006年2月25日 13:37キックオフ 場所:国立競技場
天候:晴れ 気温:11℃ 観衆:35674人
1対0 

「勝ちました」

都築 龍太
坪井 慶介
田中 マルクス闘莉王
堀之内 聖
山田 暢久
長谷部 誠
鈴木 啓太
三都主 アレサンドロ
小野 伸二
ポンテ
ワシントン


2006年シーズンのスタートとなる、ゼロックススーパーカップ。
昨年のJリーグチャンピオン・ガンバ大阪との一戦は、1週間後に同カードで迎える2006Jリーグ開幕戦の前哨戦となった。
例年以上の大型補強を果たしたレッズは、小野伸二とポンテの2シャドー、ボランチに入った長谷部誠と、ジーコジャパンのお株を奪う『黄金の中盤』を組んだ。
三都主アレサンドロや坪井慶介といった、日本代表組もスタメンに名を連ね、ほぼベストメンバーといえる布陣。
対するガンバ大阪は、代表選手3人のうち、宮本恒靖と加地亮を温存し、マグノ・アウベスの1トップで臨んできた。
結果として、レッズが前哨戦を制したが、ガンバに押される時間帯も長く、これから修正すべき点も見えた試合となった。


『黄金の中盤』と課題点

互いに、今年のJリーグの優勝筆頭候補とされるだけに、序盤は探りあいになるかと思われたが、試合は早い時間帯で意外な形で動いた。
開始早々の2分。ガンバの左サイド家長の突破からコーナーキックを相手に与えると、このコーナーキックをニアで長谷部がクリアしきれず、ファーに流れたボールを坪井が処理を誤りオウンゴール
苦しい試合展開が予想される立ち上がりとなった。
しかし、失点後から徐々にレッズもペースを掴んでくる。
『黄金の中盤』は、スタートこそワシントンとかみ合わなかったが、徐々に中盤同士のパス回しからリズムに乗ってくる。
そして、左サイドでフリーキックを得た9分。ポンテがファーに早いボールを送り、サポーターの『堀之内コール』に反応するかのように堀之内がヘディングで流し込み、早い段階で追いついた
その後は、完全にレッズペース。3人を中心としたパスサッカーで、中央からサイドから幾度となくガンバゴールに迫った。
得点の匂いがしてきた17分、小野が相手パスを高い位置でカット。そのまま裏のスペースに飛び込んだワシントンへ。絶妙のタイミングで飛び出したワシントンが、逆転ゴールを挙げた




後半に入ってもペースが落ちないレッズは、6分に、ワシントンがガンバ守備陣に猛チェイス。ボールを奪うと、フォローに入っていた小野がダイレクトで走りこんだポンテに落とし、ポンテが豪快なミドルシュートを叩き込みガンバを突き放す。楽勝ムードが漂うような展開だったが、ガンバのプレスをかきわける素早いパス交換と、両サイドの突破が徐々に鳴りを潜めてくる。
前半から高い位置で形成していたディフェンスラインが、徐々に下がり始め、後半17分にガンバが交代のカードを切ると一気に攻勢を仕掛けられた。
ガンバは、交代出場の播戸にボールを集め、前半には見られなかった分厚い攻撃をしかけてくる。
守備が後手に回ったレッズは、マークの受け渡しや連係面でのミスが目立ち、18分、26分、31分、33分と立て続けに決定的なチャンスを作られてしまった。
試合はこのまま終了し、レッズが3対1で勝利。
後半の半分以上をガンバに支配され、失点こそなかったものの、開幕に向けて課題が残る試合となった