太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

Citation

2009-12-13 | 大学
 Citationとは、引用のことで自分の書いた論文がどのくらい参考文献として引用されているかを示します。大学では、個人の業績としてその数の提出を求められます。Web of scienceというサイトから検索することができます。論文はimpact factorのあるものが対象になると思います。自分の論文を検索していく中でいろいろと見ていくとCitationの少ない論文もたくさんありました。自分の最も最近書いた論文も1つでした。しかし、それでもうれしい話です。更にうれしい事に1番最初のfirst authorの論文は6件引用されていました。もちろん、まだまだですが少し世界のどこかで人の役に立ったような感じがします。

ポールウォーキング研究と卒業生と忘年会

2009-12-05 | 研究室
 12/2は、午前の生体情報学実習を終えるとすぐにとんぼ返りで豊橋に戻り、豊橋創造大学でポールウォーキングのデータ取りをしました。データ取り後に創造大学の後藤寛司先生と次回以降のデータ取りの話し合いをしました。我々の都合と協力してくれる学生の日程などで2月と5月で行う2クール目の研究と7月から10月で行う3クール目の研究の話し合いをしました。2月は、予想通りデイサービス利用者さんが最も体調を崩す事が多いとのことです。3D解析装置をデイサービスに持ち込んで研究をしていますが、その難しさも1クール目で実感でき、今後の検討課題と考えます。いろいろ考えましたが、今回予定の2月からは実施せず、7月からのデータ取りの規模を大きくしようかと考えています。その一つの理由は、自分自身が論文を全然書けていないからです。

 良い知らせがありました。介護保険に関する研究をまとめていましたが、第二成田記念病院の後藤先生が書いた論文が理学療法学に採択されたと連絡がありました。非常にうれしく思うのと同時に、自分も書かなければと言う気持ちになりました。忙しい中でよく言われる優先順位を考える事にしました。

 12/3(木)は、春日井で整形外科に勤務している理学療法士で大変頑張って研究や発表をされている先生と当大学の卒業生と夕食をとりました。卒業生が東海北陸学会で発表をして、一言コメントをしたことから、一度時間を取ってということで発展しました。学生時代は基礎系の研究をしていた彼が臨床(臨床研究)に大変興味を持っており、うれしく思いました。いろいろな講義で学生に皆さんが臨床に出ていろいろと経験した後にまたディスかションをしましょうと言った事が現実になったような気がしました。

 12/4(金)は、太田研究室で忘年会をしました。首都大学東京の長谷先生と名大工学部の院生も来る予定でしたが、院生は風邪で欠席となってしまいました。4年生の卒研発表のお疲れ様と言う事で乾杯しました。長谷先生とは、ポールウォーキングの研究をしており、担当した4年生の中西が研究内容を説明しました。なかなか面白い結果に長谷先生も興味を持って聞いていただけました。会は、大変楽しく盛り上がりすっかり時間が経つのを忘れてしまいました。2時間の飲み放題で3000円とデフレを強調するような価格で大変助かりました。何とか8:22の豊橋に停まるひかりに乗れたため9時には家に着くことができました。我が家では9時になるとお化けが出ることになっているので何とかその時間に間に合い助かりました。我が家では9時に起きているとお化けに連れて行かれることになっています。

講義

2009-12-05 | 大学
 名古屋大学に勤務し早2年半。講義も大分増えてきました。12月(後期後半)から生体情報学実習が始まり、今月は地域理学療法学と病態運動学の講義があります。生体情報学実習は、大腿四頭筋の筋力をシュミレーションし、実際のEMGと比較することを通して物理的・数学的な考え方を臨床でどのように応用するかを学ぶ事を目的にしています。今年は、例年までの坐位での膝伸展に加え、スクワット動作も盛り込もうと思いましたが時間が足りませんでした。さて、それにも増して大変なのが地域理学療法学です。介護保険の制度と介護予防の実際について講義をします。困った事に介護保険の制度はころころと変わります。着いて行くのが大変です。平成18年度に豊橋市介護保険課に兼務したいたため、いろいろと行政の仕事の経験もあり、理学療法士が介護の世界でマンパワーで働くだけでなく、政策に関わる重要性を私の経験や現在も進んでいる政策を紹介して進めました。制度のみの話より、やはりこの方が学生も関心があり、眠る学生は少なかったようでした。