太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

第20回東海shoulder and elbow meeting

2009-03-19 | 臨床
 本日、7時より第20回東海shoulder and elbow meetingに参加しました。整形外科医が中心となり多くの理学療法士も参加している会です。1年に2回なのですが内容が濃くいつも楽しみにしています。今日もこの地域で活躍している整形外科医同士のディスカッションなどが聞け大変有意義でした。

 また本meeting参加のもう一つの楽しみは、国立長寿にみえる松井先生にお会いすることです。いつもmeeting終了後は松井先生を囲み親しい医師とPTでコーヒーを飲み終電の新幹線で帰宅しています。
 松井先生とは豊橋市民病院勤務時代からお付き合いをさせて頂いており、豊橋では「関節のカンファレンス」と題し毎週、術前の医師の所見とPTの所見、術中の所見と術後の医師の所見とPTの所見をMRIなどの画像と関節鏡などの映像を見て行っていました。その時も感じていましたが、どれほどそのカンファレンスが内容が濃く的を得たものであったかと今でも実感しています。カンファレンスには近医のPTも参加していたため、コーヒーを飲む会にその時のメンバーが集うことが慣例となってきました。
 本日は、松井先生が豊橋市民病院退職後の関節のカンファレンスを引き継いだ名古屋大学の大間知先生も一緒に数人でコーヒーを飲みに会場を後にしました。しかし残念ながら開催場所のホテルの喫茶室がいっぱいであったため名古屋駅に向かいました。それでも空いている店が見つけられず、時間もあまりないため大の大人が5人で(途中から6人)で関節の臨床や研究の話を熱く外で立ったまま語り合いました。

次回meetingではそのうちの一人がその時の内容で発表してくれる予定です。写真は左から松井先生、大間知先生、鳥居先生(PT:向山クリニック)、服部先生(PT:岐阜大学病院)です。写真にいないもう一人は江崎病院の四ノ宮先生です。

今なぜ研究留学回想録?

2009-03-19 | 研究留学回想録
 2002年4月から2004年3月まで南カリフォルニア大学のMusculoskeletal Biomechanics Research Laboratory で研究留学する機会に恵まれました。この経験は自分でも驚くほど価値があるものでした。それは、研究だけに留まらず人生経験としてかけがえのないものとなっています。この2年間は、「留学最初の年の8月は?」と考えても月単位でだいたい思い浮かべることができる程、特別な2年間です。
 しかし最近は物忘れがひどくいつも探し物をしている始末です。そんな自分が不安になり今のうちにこの貴重な経験を少しずつまとめてみようと心に決めました。まとめる動機はそんなことからです。しかし私の研究留学の経緯や向こうでの四苦八苦した奮闘ぶりは、どなたかの役に立つかもしれないとも思っております。
 幸い家内が留学直前から10年日記を書いているのでその記録と夫婦の記憶が一致した内容を中心にゆっくりまとめていきます。

530運動と名大理学療法研究会

2009-03-16 | 研究室
 本日は学生と早朝からキャンパス内の530運動を行いました。昨年12月にも一度行いました。今回の方がゴミが少ない印象でした。道行く人に「ご苦労様」と声をかけて頂き心地よい気分でした。学生とも話をしましたがゴミを拾うとゴミを捨てない人になるような気がします。実は530運動発祥は現在私が住んでいる豊橋市です。とても良い習慣と思います。また今回中腰にならず膝を曲げることを意識してゴミを拾いましたが大変良い運動になりました。その後、皆で朝食を取りながら研究の打ち合わせを行いました。太田研究室の皆さんお疲れ様でした。
 その後、共同研究先の企業との打ち合わせを工学部の長谷先生と共に行いました。来年度に向け有意義な話し合いができました。話し合いの席でいつも長谷先生の誠実さを感じ、自分を反省することが多々あり、今回もまたそのように感じました。
 午後から友人のMark(イギリス人)にMajor revison(あなたの論文はまだまだなので、たくさん直しなさいというレベル)の論文を相談しました。
 夜は名大卒業生で作る名大理学療法研究会の今後についてワーキンググループとして勝水先生と三村先生と私で話し合いを持ちました。名古屋大学理学療法学専攻は卒業後も縦と横の繋がりが強く、貴重な財産だと思っております。この貴重な財産を有効に使えるようにと話し合いました。二人の先生が本当に真剣に研究会や今後の若い人たちのことを考え積極的に意見を述べてくれました。たいへん有意義な時間となりました。

本日より

2009-03-15 | 研究室
 名古屋大学医学部保健学科理学療法学専攻で助教をしている太田進と申します。理学療法士です。大学の教員となり今年の4月で2年となります。理学療法士の卵である学生たちと共に筋骨格系バイオメカニクスによる骨・関節疾患、スポーツ傷害の治療や予防および高齢者の運動機能向上に関する研究などをしています。学生たちと共に学び、共に苦しみ、共に楽しんでいきたいと思っています。そんな太田研究室の日々の研究、臨床での出来事やその時に感じたことを掲載していきたいと思っています。
 また、2002年から2004年までに研究留学した経験を記憶が残っているうちに回想し本ブログにてまとめていきたいと思っています。
 よろしくお願いいたします。