第2火口の下縁で森林限界を登っていきます。
9月2日の開催予定日にはあいにくの荒れた天候で順延した学習会ですが、8日土曜日、心配された天候にも恵まれて富士山学習会「富士山須山登山道を歩く」(主催:富士山世界文化遺産裾野市民協議会)が開催されました。標高2,400mの富士宮口新五合目から標高1,500mの水ヶ塚公園までのかなり過酷なダウントレッキングです。宝永の噴火1707年で一部が無くなってしまった古登山道である富士山須山登山道の現存箇所を歩く今回の企画は6月の下見をした時も感じたのですが現在の登山道とはかなり趣が異なるものでアップダウンが激しく樹海林(上に行くほど低木になりますが)と森林限界を抜ける道でした。ご参加された多くの方が、初体験であったという事でたくさん良い経験(知らない体験)をしたとご感想をいただきました。多くの画像を取りましたので3回に分けて掲載いたします。第2回目は森林限界の御殿庭中から四辻までです。
(お問合せ 裾野市商工会:055-992-0057)
登り切りますと現在の御殿場口登山道(旧須山登山道)の御殿庭上に到着です。
この場所も風は相当強いらしく富士降ろしで木々の枝葉ご覧の通り
第3火口下縁を横断しています。(上に見えるは宝永山標高2,693m)
当然と言えば当然なんですが円錐形状の富士山を横に歩くとご覧の通り、地面は斜めです。
小天狗塚で昼食休憩のち、四辻目指して再び歩き出します。前方に観えるのは富士山の側火山の双子山です。因みに三辻から四辻付近は強風雨で毎年形状が変化しています。
四辻到着しましたが元気な方はスタッフの中村君の先導で須山登山(歩)道を少し上がることにしました。因みに画像に白い標柱があるのが分かると思いますが、これが唯一の目印になります。
さあ、全工程の約半分を制覇しました、ここからは幕岩、御胎内目指して更に進みます。
次回に続く・・・・・・・・・
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