幕岩上を歩いています。周囲はさながらジャングルです。
8日土曜日、心配された天候にも恵まれて富士山学習会「富士山須山登山道を歩く」(主催:富士山世界文化遺産裾野市民協議会)が開催されました。標高2,400mの富士宮口新五合目から標高1,500mの水ヶ塚公園までのかなり過酷なダウントレッキングです。宝永の噴火1707年で一部が無くなってしまった古登山道である富士山須山登山道の現存箇所を歩く今回の企画は6月の下見をした時も感じたのですが現在の登山道とはかなり趣が異なるものでアップダウンが激しく樹海林(上に行くほど低木になりますが)と森林限界を抜ける道でした。ご参加された多くの方が、初体験であったという事でたくさん良い経験(知らない体験)をしたとご感想をいただきました。多くの画像を取りましたので3回に分けて掲載いたします。第3回目最終回は幕岩上から終点水ヶ塚公園までです。
(お問合せ 裾野市商工会:055-992-0057)
御殿場の方々は幕岩を「御殿場のグランドキャニオン」と言うそうですが、幕岩までは風雨で荒れた細い道を下ります。(ここまでで体力がしっかり残っている方々に下っていただきました。)
幕岩です。昔は垂直面に溶岩後がしっかり分かったそうですが、現在は侵食も有り緑に覆われた部分が多くあります。
幕岩から更に下ること30分余りで今回のメインの一つである須山登山道の起点一合目である御胎内に到着です。昔々はこの場所に入場を許可するお役所のようなものが建てられ寄生されて富士山に入場したとの事です。終わりも近いので皆さん笑顔に戻っていますね。
で、オプションの最大の見せ所であるご神体でもある御胎内の中へ・・・・・・中に何があるか是非、現地確認してください。(*今回は特に須山登山道保存会さんも同行してくれましたので)
御胎内を後に富士山自然休養林のスカイラインと平行するコースで水が塚公園で終了です。あいにく富士山は霧雲で見えませんが2400mから1500mの大変に起伏にとんだ素晴らしいコースを大変いたしました。
因みに帰りには富士山資料館横で栽培されている蕎麦の花が満開と言うことで寄りました。
今回ご参加されて方には多くの方に満足を得たとのお言葉を頂きましたが、ぜひとも多くの方に古道である須山登山道の体験をしていただきたいと改めて感じました。尚、今回のコースですが富士山スカイラインが冬季閉鎖する10月の中旬までは可能ですし、御胎内や幕岩、四辻等は水ヶ塚公園を起点としますと365日、行くことは可能です。裾野市観光協会のHP内「富士山自然休養林」で詳細マップがダウンロード可能です。
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