1992年製作
『髑髏戦士スカルソルジャー 復讐の美学』をご紹介します。
上記リンクページの下半分にパッケージ写真がございますので、まずはご覧ください。
見ましたか?見ましたね。
製作総指揮、監督、主演京本政樹につっこむのをぐっとこらえて、本質的なつっこみからまいります・・・。
はい・・・、
どのへんが・・髑髏なんでしょうか?
スカルソルジャーを目撃した人が「ど・・・髑髏・・・」とうわごとのように言うシーンがありますが、このデザイン見て髑髏はちょっと・・・。
雨宮慶太デザインらしいですけど、
仕事荒れてた時期かもしれません。
主人公は、ホルモン注射により人間を強化する実験、スカルソルジャー計画の生き残り。
自分を実験体にして、最後は始末しようとしたやつらと、妹を殺したやつに復讐をするために、自作のコスチュームに身を包み、ターゲットを追い詰める。
そう、コスチュームなんです!変身じゃないんです!自作なんです!
顔の造形が細かいんだけどセンスないのはそのへんが理由なのか・・・。
そして、アクションシーンなんですが、京本政樹、ほとんどスタントマン使ってないです。
武器は日本刀だし、アクションは殺陣です!
エンドクレジットにも、アクション監督と殺陣師が両方クレジットされております!
共演の潮健児氏の怪演、やたら豪華な友情出演陣も加わって、スカルソルジャー完全に霞んでます。
しかも、妹を殺したヤツを演じる本田博太郎が・・・
コレもんです!
上記リンク先の画像ですが、デフォルメなしです。そのまんまです。
もう、キレまくった芝居にくらくらします。
さらに・・・、この人誰だったかな~、と思いつつ見ててエンドクレジットで名前を見てびっくり。
浜田朱里が出てたんです!
浜田朱里といえば・・・
すいません、特に酸っぱい思い出もしょっぱい思い出もございませんでした。
今作られたなら、CG使ってそれなりにアクションも派手に見せるんでしょうし、監督京本政樹はありえないし・・・。
でも、ラストに仮面が壊されて、素顔の京本が出るわけですが、そこではじめて「かっこいいじゃん」と思いました。
ってなわけで、この作品の最大の失敗は、
デザインです!
ちなみに、この作品、すでに絶版になっております。