『見ました!』鋼のB級魂

B級時々A級。アジア時々ハリウッド

はじめにお読みくだ・・・・・さらなくともいいや・・。

2082-10-18 | 駄文
俺育て!虎ヘッド風味:熱闘ブログ編より、映画、ビデオ鑑賞の記事を抜粋して更新して行きます。
基本的に内容は同じです。
ときどき、大作の感想なども書きますが、基本的にB級作品を愛してやみません。

ってなわけで見ます!

実験用エントリー

2005-09-26 | その他
OCNブログ人が、特定のブログサービス・・・ぶっちゃけて言うとFC2からのトラックバックをはじく?
という疑惑について検証しております。

あにオヤジ:FC2からのトラバをはじく?

私のメインブログ
小説用ブログ
そして、ここ、すいません・・・放置状態のブログなんですが・・・。
この3っつからTBを送信して、TBの受信状態を検証しております。

見ました!『エイリアンVSプレデター』

2004-12-18 | 大作
エイリアンVSプレデター
楽しみにしてたんですよ。
アメコミの世界では、この対決、長編で連載されてるみたいですね。
ゲームの世界ではカプコンが作っております。

で、まあ地球、しかも現代を舞台に、エイリアンと、プレデターが闘うという理由付けを作るのに苦労してますね。
かなり、アクロバットな設定を作ってみたり。
ただ、その設定の中にわざわざ主人公たちが入り込んでゆくあたりの動機、流れはけっこう納得できます。

が、私の見たいのはそんな部分じゃない。

エイリアンとプレデターの死闘です!
アクションです!
対決です!
ドッタンバッタンです!

そのへんで、ちょっと・・・、不満が残ります。

もっと暴れろよ!

あと、不満なのがメカですねぇ・・・。
スマートすぎるんですよ。
もっと、奇抜な・・というか、もっとごてごてした妙な形態にできなかったんだろうか?

まあ、つまらなくはなかった。
しかし、金出して見ることを薦めるか?
といえば、レンタルで見てもいいんじゃない?って感じでしょうか。

それよりも、着信アリ2のポスターが・・なんか、すごかったです。
ミムラの”キャー顔”がけっこうインパクトありますね。
あと、ハリウッド版呪怨がけっこういけそうな雰囲気です。役者の恐怖顔がいいです!やっぱ清水崇の演出です。
はあ・・2月かぁ・・・。

CSS編集中

2004-12-07 | その他
『俺育て!~』化計画」実行中。
ブログ人のと仕様が違う部分は、記事の個々のタイトルがリンクになっているため、若干色をいじらないと見づらくなってしまう。
時間があるときにClassをいじればそのへんは解消するんじゃないかと思われますが・・・。

とりあえず、ぱっと見は俺育てっぽい見た目にはなりました。

ブログはじめますたにTB・・・あ、今また地震だよ・・・。

見ました!『リザレクション』

2004-11-18 | アジア
『リザレクション』韓国映画です。
さあて、こいつはまいったぞ!
面白いか面白くないか、見て損ナシかそうでないか・・・、これは大きく分かれるところです。
とりあえず、あらすじの前に、俺的なアオリにびびっと来た人は見て損ナシだと思います。

マッチ売りの少女が暴走!
仮想現実の世界を勝ち抜いて、彼女の愛を勝ち取ることができるか?
アクションはマトリックスのもろパクリ!
しかし、ちゃんとパクってるから安っぽくは無い!
仮想現実の中で友情は?
ゲームの中だけど、友達を撃てる?
なぞの必殺兵器、その名も『サバ』
思いっきりノンストップアクション!


以上、俺的アオリでした。
で、あらすじは・・・

韓国の若者の憧れ、プロゲーマー。
主人公もプロゲーマーに憧れている。友達はすでにプロゲーマーとして名声を得ている。
どこから現実か仮想世界かわからないが、マッチ売りの少女から買ったライター。
ライターに書いてあるURL(多分)にアクセスすると、そこはゲームの世界。
マッチ売りの少女からライターを買おうとする者を退けて、少女を静かに死なせるのがゲームの目的。
しかも、クリア条件は、自分を愛した状態で少女を死なせること。
マッチ売りの少女のライターを買おうとする臓器ブローカー、次々とログインしてくるゲーマー。
マッチ売りの少女は、目を離すとシナリオどうり、ライターのガスを吸ってすぐ死のうとする。
ゲームを管理している『システム』の人間が管理する世界。
なんか知らんけど、主人公はウイルス扱いされて、IDナシの不正ログイン者になる。
それが、シナリオどうりに死のうとする少女を助けてしまったところから、マッチ売りの少女が暴走!
「ライター買ってください」
「いらないよ・・・」
と言ったらマシンガンをぶっぱなす。
システムが少女を追い、バグ修正のため大騒ぎ。
彼女の愛を勝ち取ろうとする主人公。
なんでか主人公をサポートする元システム管理者。
システム側の人間として雇われた親友のプロゲーマー。
彼は無事ゲームをクリアすることはできるのか?


こんだけ書いてもぜんぜんネタバレになってないんですわ。
とにかく先が読めない展開!マトリックス見てたら先が読めてしまうアクションもまたけっこう秀逸。
韓国映画おそるべし・・・。
それなりに予算はかかってるとは思うけど、そんなにかかってないんじゃないかな?
日本映画もやろうと思えばやれる域の作品。
しかも、こんだけ色々詰め込んで『D.P』みたいな投げっぱなしじゃない。それなりにちゃんと〆はある。
韓国映画界の勢いが感じられます。

シルミドの呪いはなかったことに・・・・。

見ました!『髑髏戦士スカルソルジャー 復讐の美学』

2004-11-17 | 日本
1992年製作『髑髏戦士スカルソルジャー 復讐の美学』をご紹介します。
上記リンクページの下半分にパッケージ写真がございますので、まずはご覧ください。

見ましたか?見ましたね。

製作総指揮、監督、主演京本政樹につっこむのをぐっとこらえて、本質的なつっこみからまいります・・・。
はい・・・、どのへんが・・髑髏なんでしょうか?
スカルソルジャーを目撃した人が「ど・・・髑髏・・・」とうわごとのように言うシーンがありますが、このデザイン見て髑髏はちょっと・・・。
雨宮慶太デザインらしいですけど、仕事荒れてた時期かもしれません。

主人公は、ホルモン注射により人間を強化する実験、スカルソルジャー計画の生き残り。
自分を実験体にして、最後は始末しようとしたやつらと、妹を殺したやつに復讐をするために、自作のコスチュームに身を包み、ターゲットを追い詰める。


そう、コスチュームなんです!変身じゃないんです!自作なんです!
顔の造形が細かいんだけどセンスないのはそのへんが理由なのか・・・。
そして、アクションシーンなんですが、京本政樹、ほとんどスタントマン使ってないです。
武器は日本刀だし、アクションは殺陣です!
エンドクレジットにも、アクション監督と殺陣師が両方クレジットされております!
共演の潮健児氏の怪演、やたら豪華な友情出演陣も加わって、スカルソルジャー完全に霞んでます。
しかも、妹を殺したヤツを演じる本田博太郎が・・・コレもんです!
上記リンク先の画像ですが、デフォルメなしです。そのまんまです。
もう、キレまくった芝居にくらくらします。

さらに・・・、この人誰だったかな~、と思いつつ見ててエンドクレジットで名前を見てびっくり。浜田朱里が出てたんです!
浜田朱里といえば・・・
すいません、特に酸っぱい思い出もしょっぱい思い出もございませんでした。

今作られたなら、CG使ってそれなりにアクションも派手に見せるんでしょうし、監督京本政樹はありえないし・・・。
でも、ラストに仮面が壊されて、素顔の京本が出るわけですが、そこではじめて「かっこいいじゃん」と思いました。
ってなわけで、この作品の最大の失敗は、デザインです!

ちなみに、この作品、すでに絶版になっております。

芙蓉パウロ博明

2004-11-14 | 駄文
ねこぱんち日記:芙蓉パウロ博明より、ジョンレノンに似ているということが書いてありましたので、いただきました。

ああ・・・ジョンレノンそのまんまになってしまった・・・。

彼は、物質転送技術を持っております。
ですので、実戦において、どこからともなくあらわれる武器であるとか、マシンは、芙蓉さんの技術で転送されております。
ただし、転送できる場所は、完全に座標が確認できる場所のみとなっております。

ですので、戦闘中、とっさに何かを転送しなければならない場合、芙蓉さんとZさんが一番忙しいわけです。

肇間さんの圧縮技術で圧縮したものを転送することも可能ですが、展開した際の容積が、転送用カーゴの容積を超える場合は転送不可になります。

肇間田各

2004-11-14 | 駄文
とにかく長身のキャラが欲しかったので、肇間さんになっていただきました。
独自の圧縮技術(理屈に関しては現在考えております)で、生き物以外のどんなものでも小さくしてしまいます。
また、重火器の製造、扱いに長けているため、圧縮技術云々じゃなくてすでに彼が危険人物であり、一人テロリストとなってしまったらもう手が付けられなくなります。
『鼠』で馬場鉄工所の最初のスカウト命令が出た人物でもあります。

ちなみに、馬場が作った『馬場バズーカ』をあげるから・・という理由で勧誘したら、
「うん、いいよ」
と、ドラマにもならない短時間で勧誘成功したらしいです。

名前の「田各」というのは、何と読むのか全くわかりません。
本人もわかっていないですし、その名前の読みがわからないというのが何の複線にもなっておりませんので、ある意味、オーブ最大の謎です。

出時太郎

2004-11-14 | 駄文
過去への時間跳躍に成功した男。
しかし、その技術は『分身の術』ととられる方が多く、自分でも分身の術のように使ってしまっているからしょうがない!

ルックスは、一人、徹底的に二枚目を作りたかったので、出時に美形になってもらうことにしました。

詳細は『特装研出時太郎の憂鬱』に。

見ました!『銀のエンゼル』

2004-11-14 | 日本
『銀のエンゼル』を見てまいりました。

舞台は北海道、網走あたりの小さな町
小さな街で一軒だけのコンビニ。
店の運営の片車輪だったオーナーの妻が事故で入院。
年頃の娘も難しい時期。
コンビニを舞台におこる些細なできごとを綴った映画です。


主演は小日向文世。
全編北海道ロケでして、止別(やむべつ)駅がでてくるんですけど、ラーメンがうまい駅なんですわ。私も何度かいったことがあります。
で、まあ、驚いたのが、村上ショージの芝居!
これ・・必見です。
村上ショージの顔には見えたんですけど、完全に、ショージさんによく似た人だと思うくらい芝居ができてます。
逆に大泉がもうちょっとおさえた芝居できないもんか?と思いました。なんせ、大泉が出てくると、おいしいところ全部かさらっていきますからね。

しかし、小日向文世はいいなぁ。
小さな芝居で心情をわからせる能力はもうすばらしいの一言。
山口もえ扮するスナックの女にちょっと浮気心が沸いてきて・・・って感じの芝居がもう、普通の人の反応ってこうだよなぁ・・って思うような芝居で、セリフの間とかがすごくいいんですわ。
娘役の佐藤めぐみって、知らなかったんだけどなかなか魅力的でした。

しかし、村上ショージには驚いたなぁ・・・。関西弁のかけらも感じさせない自然な北海道弁で、芸暦の長さってダテじゃないんだなぁ・・・。

『鼠』第一話

2004-11-12 | 駄文

 うっそうとした森の中に、黒いスーツの男がいる。
 内閣調査室別室超危機管理対策室所属
 コードネーム虎。
 その男の所属および名前である。
 黒いスーツにサングラス。
 低く腰を落とし、右手は軽く拳を握り、前へ。
 左手は右腰にさした日本刀の柄を握っている。
 あたりに自生する丈の高い草が時折、
 ざざ、ざざ
 と風にざわめく。
 ざ・・・
 と、風向きと微妙に違う場所の草が揺れたのに虎は気づいた。
 虎の右後方から何かが躍り出た。
 虎はその方向に向けて手のひらを突き出す。
 草から躍り出たモノはまっすぐに虎めがけて飛ぶ。
 「ぬうん!」
 虎は掌を出すと同時に右足をどん、と踏み鳴らす。
 躍り出たモノは見えない壁にぶつかったように地面に落ちる。
 そのモノは・・・、
 猫ほどの大きさのある鼠だった。
 
 ぎい・・・ぎい・・・

 辺りに異様な声が響く。
 
 じゃっ
 
 同時に、虎の左後方、正面から鼠が飛び出す。
 少し間をおいて左前方からも飛び出す。
 虎は、再び腰を落とし、左の刀を抜きざま刃を上にして振り上げる。
 正面から飛びかかる鼠を顔をかしげてかわす。
 刀は、左前方から飛んだ鼠の体を捕らえ、切り裂く。
 ざ・・と右足を開き、その脚を軸に左足を後ろに跳ね上げる。
 左後方から飛んだ鼠は、虎の靴のかかとに跳ね飛ばされる。
 虎はそのまま、正面から飛び、後方にかわした鼠に体を向ける。
 刀を両手に構え、まっすぐに振り下ろす。
 
 切り裂く

 ぎい・・ぎい・・・ぎい・・・

 「まだいやがるか・・・」
 そのとき、虎の右後方に、ひときわ大きな気配があった。
 
 ざざざざざざ
 
 草がなぎたおされる音、
 虎はとっさに刀を構え、振り下ろす
 そのとき
 「斬らないでけろ!」
 女性の声。
 右後方から迫ってきたのは猫。
 いや、猫というよりも山猫。
 口には、大鼠をくわえている。
 「レオは、いいやつなんじゃ!」
 声の方向には女性。
 白衣を着た女性が立っている。
 猫と女性を確認している最中、瞬間的に虎はとびかかる鼠の気配を感じ損ねていた。
 気配を感じたとき、すでに鼠は虎の左目に爪を走らせていた。
 虎は顔を右に動かす・・・が、左頬に爪がかする。
 虎は大きく後ろに退く。
 その瞬間、レオと呼ばれた猫が鼠に飛びかかる。
 猫の爪が鼠を捕らえ、地面に組み敷く。
 そのとき、虎の右足元の地面から、ほぼ垂直に鼠が飛び上がる。
 虎の右目を狙い、爪が走る。
 虎は、必要最小限の動きで見切り・・・かわす。

 はずだが、

 虎の右頬に爪がかする。

 おかしい・・、何か・・おかしい。

 「にいちゃん!こっちゃ来い!その鼠は毒持ってるんだ!」
 
 神経毒か?
 感覚と反応が微妙に狂う。
 辺りは鼠だらけ。
 反応がおかしいだけじゃない、足元がふらつく。
 
 「レオ、やれ!」
 女性が命じると、猫は腹にいっぱい息を吸い込み、鳴いた。
 いや、その鳴き声は、人間の耳には届かなかった。
 鼠が動きを止める。
 その隙に、女性が虎に向かって何かを投げた。
 
 注射器である。
 
 注射器は、虎の首筋に深く刺さった。
 そのとたん、脚の感覚が戻った。
 虎は、注射器を首から抜いた。

 「ほら、もう走れるだろ?こっちゃ来い」

 虎が案内された場所は、小さなアトリエであった。
 アトリエというのは、あくまで雰囲気をあらわしている。
 理科室のような雰囲気もある。
 試験管、顕微鏡などが並んでいるテーブル。
 しかし、壁には季節の風景写真。スケッチ。
 また、ぐるりと取り囲む鉢植え。
 それらを総合してこの部屋を例えるなら、アトリエである。
 「ほら、腕出しな。」
 虎がスーツの袖をまくる。
 「これ注射しとけば、まんず安心だ」
 女性は、虎の腕にすっと注射器を刺した。
 薬液が注入される。
 虎の全身の神経が回復してゆく。
 「さ、これも飲め」
 虎の前に、コップが差し出された。
 虎は、それをいっきに咽に流し込んだ・・・・とたんにむせた。
 「なんて飲み方すんだ、このあんちゃんは、酒の飲み方も知らんのかい」
 「薬じゃないのか?」
 「薬だったらさっき注射したでねぇか!においでわからんか?」
 女性は、一升瓶の中身を自分の湯飲みについで、ちびちびやっている。
 「まあ、あんたには迷惑かけたみたいだね。あの鼠は私が何とかするから、あんちゃんはさっさと山降りた方がいい」
 「迷惑?いや、俺の仕事だから・・・」
 「鼠退治かい?あんた、まあ、素人じゃなさそうだけんど、一人じゃ無理でしょう?」
 「いや、応援も来るが、まずは調査に来た」

 内閣調査室別室超危機管理対策室
 昭和70年、ある宗教団体が起こした広域テロ事件を機に、防衛庁、警察庁などの枠を超えた超法規的機関として時の副総理、豪徳寺小十郎が発足した機関である。
 広域テロを起こした宗教団体の裏に、高度な洗脳システムがあり、教祖自ら洗脳されていたという事実は隠蔽されている。
 その洗脳システムが、オーバーテクノロジーの産物であり、それを使う者の正体は不明だった。
 高度な技術を悪用した犯罪、テロなどを未然に防ぎ、被害の拡大を防ぐ意味で、どこよりも早く実働することのできる機関が必要とされていた。
 
 この付近の山中で、ここ数日、行方不明者が続出。
 そして、数日前まで元気だった人間が白骨化して発見された。
 そのため、警察などの捜査と平行して、虎が調査に派遣された。
 
 アトリエに住む女性は大岳あぐり。
 大岳は淡々と語り始めた。
 「あの鼠は、もともとは私が作ったもんだ」
 大岳は、テーブルの上の試験管を振りながら立ち上がり、窓際の枯れた鉢植えにその中身をふりかけた。
 「動物や植物の成長をうながす物質を作ってみたんだ。」
 液体を振り掛けられた枯れ木は、見る間に葉をつけ、つぼみを膨らませた。
 「実験はうまくいった。でも、私が試したのは、植物と、このレオだけだ」
 大岳は、大きな猫の頭をなでた。
 「このレオは、じきに普通の猫に戻る。そういうふうに細工して、薬剤化してみた」
 「すると、あの鼠もほっとけば普通の鼠になるのか?」
 「そう。10日くらいしたら、まんず見た目は普通の鼠になる。」
 「そうか・・・」
 「安心しちゃだめだ。鼠が10日で何匹になるかわかるか?今でもかなりの数に増えている。まんず10日間、あいつらをこの森から出しちゃなんねぇ」
 「しかし、なぜ、鼠に?あなたが注射したんじゃないとすると・・・」
 「盗まれたんだ。」
 「・・・・・・」
 「一月前くらいに、どこぞの村の保健所の係だとか言う男が来て、あれこれ見て帰った。で、何日かしたら、薬がなくなってた。その男のこと、日本中の保健所で探し回ったけど、どこの保健所にもいなかった。」
 「・・・・・・」
 「でも、ひょんなとこからその男の名前がわかったんだ」
 「で・・・そいつは?」
 「城北大学からいなくなった吉行ってやつだ」
 城北大学の吉行。
 教授候補にまで名前が挙がったが、ある日突然失踪した男である。
 虎の組織にも要注意人物として名前が挙がっていた。
 「その男、私の作った薬に細工して鼠に注射したみたいだ。」
 大岳は虎の顔の傷を見た。
 「あんたのその顔の傷、多分、消えないと思う。あの鼠の爪は毒素の塊だ。」
 「で、鼠の現在の行動半径はわかってるのか?」
 「鼠は用心深いから、いきなりは行動半径を広げない。んでも、食うもの無くなったらあっという間に人里に行くはずだ。」
 「で、それまで何日だと予想する?」
 「ううん・・、もう、何日もないなぁ。」
 「わかった。至急応援を要請しよう。」
 虎は、ポケットからやけに大きな携帯電話を取り出した。
 「ああ、馬場ちゃんか?そっちの仕事はどうだ?片ついた?だったら、今すぐ来てくれないか?ああ、ヘリの手配はしとく。で、肇間博士のほうはどうだった?・・・そうか、来てくれそうか。え?肇間博士も連れてくるのか?いや、そりゃいいが・・。わかった。とにかく待ってる」
 「誰か、えらい博士でも来るのか?」
 「偉い・・・というよりも、一歩間違えば最悪の二人が来る。」
 「うん・・まあ、そういうあんたも一歩間違えば最悪の技持ってるじゃないのか?」
 「・・・・・・・」
 「あれは、なんていう技なのよ?こう見えても格闘技には詳しいんだ。ジャッキーチェンの映画は全部見てるし」
 「流派は慈影道。中国拳法も剣術も入っている。」
 虎の使う技は、拳法と剣術。
 師匠は、今は隠居してひっそりと喫茶店を経営している。
 「聞いたことねぇな・・・ジェイド・・」
 「あたりまえだ。世の中で俺と師匠だけが使う流派だからな。『人を慈しみ、影となる技』・・・忍法みたいな感じかな?まあ、人殺しの技なんだが・・・、人を殺せない者には人を守る力さえない、って師匠がな・・・」
 大岳が虎の顔を見て微笑んでいる。
 「あんちゃん、いい笑顔するんだな。仏頂面よりいいぞ」
 笑顔?笑っていたのか?
 虎は自分で自分に驚いた。
 ここ何年も、笑ったことなど記憶に無い。
 さっきの酒のせいか?
 ここのアトリエの雰囲気のせいか?
 この場所は落ち着く。
 
 窓の外に、ヘリコプターのプロペラ音が聞こえてきた。
 「ここか?」
 でかい声がする。
 ヘリコプターのはしごを降りてきた二人。
 一人は馬場ノリユキ。
 そして、もう一人は肇間田各
 馬場は、アトリエのドアを開けた
 「こんにちわぁ・・・ここでよろしいか?」
 言い終わる前に、馬場はアトリエの空いている椅子に腰掛けていた。
 

 これは、馬場鉄工所がメンバー集めの最中で、虎ケンがまだ司令官でない時代のお話。

 
 
 
 
 
 
 

見ました!『花嫁はギャングスター』

2004-11-08 | アジア
『花嫁はギャングスター』
韓国映画です。

あーあ、日本はどうしてこんな映画作らないかなぁ?
予算安くてすみそうだし・・・。
むちゃくちゃなお話でもちゃんと作ればそれなりに面白いってのを証明してくれたような作品です。

ヤクザ(韓国のヤクザって、もろ、日本のヤクザに近いのね)の女組長が、生き別れになった姉を見つけるところから話がはじまる。
姉は重病で、長くはない命。姉の言うことならなんでも聞いてあげようとする組長。
「結婚してほしい」という姉の願いに、なんとか旦那になる男を探して結婚したが、その旦那は、もう普通の人。


ってな感じで、お笑いシーン絡めて、けっこう丁寧に作ってあるんですよ。
また、アクションがけっこういける!
スピード感、動き、リアクション、小道具。どれも香港映画に引けを取りません・・・。
というか、香港、最近ワイヤーアクション多すぎ!ワイヤーあまり使わずに小道具と自分の体で表現するのって、ジャッキーチェンくらいか?有名どころでは。ちなみに、電線工事してるのがジャッキーチェンだったら気をつけろ!絶対落ちそうになって脚で電柱抱えて逆さに降りてくるぞ!

話し戻しますが、主演のシン・ウンギョンが、だんだんかわいくなっていくのはちょっと萌え!
あと、やっぱ、普通の人の旦那役の方がもういい芝居するんですよ。

ってなわけで、久々、見て損ナシ!

馬場ノリユキ

2004-11-07 | 駄文
いわずと知れた馬場ノリユキである。
こんなかんじである・・・。

Zさん

2004-11-07 | 駄文
謎野という名字は、通ってはいるがあだ名に近い。
馬場が呼ぶ「Zさん」が実は正しい。
履歴書には「Z」のみ書き込んであったので。
誰が最初に「謎野」と読んだのかは不明。芙蓉パウロさんという説が濃厚。

鉄工所で一番こぎれいな男。
スーツとワイシャツにはちゃんとアイロンがかかっている。
家族持ちの特権かもしれない。

父親から受け継がれた人工衛星Zには、どうやらZ本人も知らない機能が隠されているらしい。
しかも、それが、けっこうやばいことに、馬場がその秘密を知ってしまったフシがある!

通勤マンガーZ:衛星技師 謎野Z

尾藤一郎

2004-11-07 | 駄文
いつも、何かしら悩みを抱えている。
常温超伝導の技術を持つ。
彼の話は、彼自身が語ってくれるでしょう。

ねこぱんち日記:再会