会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1402

2018-06-09 19:44:32 | Weblog
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歌碑建立(八一) 2017・6・23(金)

 昨年10月31日に新潟日報社の本社屋がある新潟日報メディアショップ前に会津八一の歌碑が建立された。寒燈集以後・をぐさ(3首)の3首目が選ばれた。秋艸会報第43号(新潟市会津八一記念館)のトップ5ページで大々的に扱われているのでそのことを知った。

 新潟にて「夕刊ニヒガタ」を創刊するとて(第3首) 解説

  わがとも よ よき ふみ つづれ ふるさと の 
         みづた の あぜ に よむ ひと の ため


 残念なのは八一の自筆がないとして歌碑が新聞活字体で彫られていることである。短歌なのでせめて書家に頼んで、毛筆体にして欲しかった。
 橘寺歌碑建立(平成24年11月25日)の時、八一記念館から奈良の21番目の歌碑と認められなかったのは、八一が実際にこの歌を書いた筆跡が無かったので、八一の字を集字して作ったためだった。
               (奈良の歌碑20基参照)
   
 橘寺にて   解説
  
  くろごま の あさ の あがき に ふませたる 
            をか の くさね と なづさひ ぞ こし 


 自らの歌と書をあれほどまでに大事にした八一の気持ちを思うととても違和感を感じる。