特別なRB10

昭和の東武バス野田の思い出や東京北東部周辺の乗りバスの記録等。小学生時代に野田市内バス全線走破。東武系・京成系を特に好む

15年前の柏03系統

2016年08月17日 21時28分30秒 | 旅行

 2016年8月16日、わたしは柏たなか駅から野田梅郷住宅循環に乗車するため柏市にお邪魔しましたが、そのついでに淀川工業と並ぶ吹奏楽の名門校、柏市立柏高校にある「柏市立高校」停留所を見てまいりました。

 

東武バス野田出張所が閉所される直前2001年に同停留所あたりの写真を取りましたのでいろいろと思い出にひたりたいと思います。ところで、学校名は柏市立柏高校なのにバス停の名前は「柏市立高校」なのは今も昔も変わりません。




 今から15年前、2001年9月30日の柏市立高校入口のバス停。野田方面行きではなく柏市立高校行きのみのためのもの。次が終点なわけですから今も昔も利用者はゼロであろうと思われます。左側遠方に柏駅行きバス停のシェルター屋根が見えます。

   
2016年現在のバス停。柏駅行きのりばはシェルターが15年前と同じで変わりないようです。柏市立高校行きの方は今や貴重な絶滅危惧種オレンジ色のひまわり型ポールを当時のまま使っているようです。2001年に鮮やかに記されていた円板の青文字もかすれが激しく解読不能レベルに達しています。円板の形になんらかの外力による歪みが認められますがこれは2001年当時もあったと記憶してます。

 2001年と2016年の時刻表です。15年前と本数に変わりがないように見えます。が、当時はこれに野田市駅・野田車庫行きが加わってましたから15年間の間にTX開業などもあって大きく減便されている、ということがわかります。それでも人手不足だというのですからバス業界の闇はじつに深い。2001年の時刻表の7時台と8時台になにかアスタリスク様の添え字がありますが、「高校休校日には運行しません」ということらしいです。2001年に平日扱いだった土曜日が、2016年には休日扱いに変わっているのも興味深いものがあります。 東武のこういうオレンジ色のポールには必ず時刻表の下に「ワンマンバスご利用あんない」という青で文字が書かれた白地の板が取付られていて2001年の画像ではまだ白地が見えますが、現在では前後面さらに留めのボルトまで錆で覆いつくされてしまいただの酸化鉄と化しています。


 野田出張所廃止に伴う2001年10月1日からの路線改廃の告知。同年9月30日に柏市立高校バス停で撮影。写ルンですで撮影したものだから文字が半端ないほどにぼやけけてますが、後世のために3倍ルーペを使って元写真を解読したところこういうことが書いてありました。
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           (お知らせ)
 毎度東武バスをご利用いただきましてありがとうございます。
 平成13年10月1日より、時刻が変更される、廃止される路線がありますので、確認のうえ、ご利用くださいませ。
<<時刻が変更される路線>>
  柏駅西口~市立柏病院入口~電建第一住宅~野田市駅・野田車庫
  柏駅西口~市立柏病院入口~柏市立高校
  柏駅西口~国道16号~柏市立高校
  柏駅西口~市立柏病院入口~柏北高校
  柏駅西口~市立柏病院入口~東急柏ビレッジ
  柏駅西口~三井団地
  大利根温泉~電建第一住宅~野田車庫
<<廃止される路線>>
  柏駅西口~市立柏病院入口~木野崎入口~野田市駅・野田車庫
  柏市立高校~電建第一住宅~野田車庫
  大利根温泉~電建第一住宅~野田市駅
  大利根温泉~木野崎入口~野田市駅・野田車庫
廃止にともない、木野崎入口バス乗り場は廃止となります。長らくのご利用有難うございました。(引用ここまで)
なお、ここに力強く廃止が宣告されている『木野崎入口バス乗り場』とやらは、現在なお、柏13系統の停留所としてしっかりと存立しております。



 柏市立高校バス停に紐でくくり付けられていた時刻表。極太文字で「9/30まで」とありますがまさにその9/30に撮影したもの。本体の時刻表はすでに10/1以降のものに改まっていました。 これもピンボケが甚だしいのですが非常に興味深いのは、まず平日欄が柏駅西口行きと野田市駅行きの2列になっており、野田市駅行き列の8時台11分に一本だけ設けられています。「11」の直上に「◎電」の添字があり、備考欄には「◎電 電建第一住宅 経由 野田車庫行」とあります。さらにいま1つ興味深いのは、今日往路1本しかない柏駅西口~国道16号~柏市立高校便の復路が平日16時台に2本ある、という点ですね。

 
 左が2001年当時掲出されていた路線図。右は現在のもの。京成系の関東鉄道と奇跡のコラボを果たしていた茨城県のパークシティ守谷線が見えます。

 
 バスの出現の仕方は15年前とほぼ変わりません。

当時バス停そばの茂みで寝ていた妙に人なつっこいノラ猫。

バス待ちしてるあいだに茂みで横になったりまた出てきて足元にすりよってきて餌をねだったり、を何度も繰り返しともかくバス停から離れようとしなかった。

今思えば停留所の主か守り神だったかも知れない。

鉄道ならば駅に猫の駅長をおいて利用者増に寄与せしめることができるが、路線バスも同じ取組みができないものかと思う。









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