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伏 鉄砲娘の捕物帳』伏 鉄

2013-02-28 07:57:22 | 日記
素直になれ. 友の生き死には俺が、いや私が決める. 桜庭一樹先生の「伏 贋作・里見八犬伝」を映画化したこの作品. 説明不足が凄く目立つ稚拙な脚本でありながら、これが原作の持つ雰囲気のおかげでしょうか、主人公・浜路のピュアな乙女心に少々涙腺が緩んでしまう映画でした. 本当に脚本さえ良ければもっと感動できたはずなのに、もったいない…. 狩る者が狩られる者と繋がった瞬間、猟師は獲物を捕らえることができる. これは相手の立場になって考えることによって相手の行動が読める、つまりは敵が友になる瞬間ということでもあると思うのです. ですから猟師の浜路と獲物の間には自然とルパン三世と銭形警部のような「好敵手と書いてトモと読む」関係が生まれてくるのでしょう. そんな浜路が江戸に赴き、兄・道節と共に挑むのは人と犬の子孫・伏を狩る「伏狩り」なんですが、「南総里見八犬伝」をモチーフにしていながら浜路が江戸に出てきた時点で8匹中6匹が既に狩られているという始末. しかも残り2匹のうち吉原の太夫・凍鶴を道節と浜路が狩る消化不良のアクション以外にこの映画にアクションらしきアクションもないので、江戸城でのクライマックスも正直消化不良. なので当然「伏狩り」の面白さも緊張感も哀しさも何も描けていないんですよね. さらに浜路が江戸に初めて出てきた時に出逢った信乃に恋心を抱いていく描写も、その信乃が伏だという事実に苦悩する描写も、凍鶴から託された手紙を信乃に渡そうと決意するまでの描写も、将軍・徳川家定と伏の関係も、滝沢馬琴が「南総里見八犬伝」を書いた心境も全て説明不足なので、道節と船虫が突然男女の関係だったと分かるくだりと同じように唐突な印象ばかりが目立つこと. 香川、練習中に左足首靱帯負傷 サッカー独 でも口は悪くとも男勝りの格好をしている自分を女の子扱いしてくれた信乃が買ってくれた着物を纏い、猟銃を手に江戸城に向かう浜路の姿を見ていると自然と心が温かくなるというか、素直になるということがこんなにもピュアなことなのかと涙腺が静かに緩んでくるんですよ. 好きな男性を想う恋する少女として、獲物を追う猟師として、信乃の気持ちを、苦悩を、淋しさを考える. そうして信乃の心と繋がったと感じた時、「俺の獲物だ」と言わず「私の獲物だ」と信乃を追う浜路は誰よりも自分の気持ちに素直になっている. もうそれがどれだけ純真なことか. 字が読めなくても習おうともしなかった浜路が冥土に教えてもらって書いた手紙に返事が来たことに心から喜ぶその笑顔. そこには年頃の乙女として好きな人を想う素直な気持ちも、一流の猟師として大きな獲物を捕らえたという素直な気持ちも、浜路という鉄砲娘の全て凝縮されている. 伏. それは人の隣に犬が寄り添っているとも、犬の隣に人が寄り添っているとも捉えることのできる字. そんな男勝りの鉄砲娘の浜路が恋する乙女へと成長していく作品だけに、しかもCharaの「蝶々結び」という楽曲が素晴らしいだけに、つくづく説明不足甚だしい稚拙な脚本でなければと大いに悔やんでしまう映画でした. 深夜らじお@の映画館 も愛犬とは散歩の時間だけは心が繋がっていたと思います. ※お知らせとお願い ■ 【元町映画館】 に行こう.
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