
21日の19時から
能代市中央公民館の視聴覚室で開催された
大津由紀雄先生・横溝紳一郎先生による特別講演会・座談会
「言語学習者のために何ができるか-現場からみえてくること」
に行ってきました
最初に、
今回の講演会・座談会を企画・協力をした
国立国語研究所日本語研究・情報センター准教授野山広氏から挨拶がありました。

「今回のことを書物にしたいと考えているので、質疑応答の際に出た質問は
本になるかもしれませんが、ご了承ください」と話して会場の雰囲気を和ませてくれました
次に、主催であるのしろ日本語学習会の北川裕子代表からあいさつがありました。

このような先生方が集まって話をする機会はめったにないので、この時間を大切にしたいと思いますと話していました。
次は、特別講演にはいりました。
佐賀大学留学生センター教授横溝紳一郎氏の講演です。

自分がスランプに陥ったとき、脱出するきっかけとなったのが、
田尻悟朗先生にであい、教育の実践を分析して、
それを自分に生かしたことだったそうです。
・教室に来ている生徒はみんな違うので、その「多様性」を楽しむこと。
・生徒1人1人に寄り添うこと
・学習者の可能性を信じ続ける
・夢を持ち、その実現に向けて行動を続ける
・まね(田尻先生の)をできそうなところをまねしてみる
例)テストを配布するときに必ず目を合わせて渡す
まねをしてもうまくいかないときは、原因を分析して、再度チャレンジしてみる。
すべては、学習者のためである。
そうやっていくうちに
スランプを脱出したそうです
次は
慶應義塾大学言語文化研究所教授大津由紀雄氏の講演です。

2つの本を紹介してくれました。
1 宮崎里司著「なぜ外国人力士は日本語がうまいのか」
2 成毛 眞著「日本人の9割に英語はいらない」
1に関しては、
外国人力士は、日本語を覚えないと、相撲の世界で生きていけないから必死になって
勉強をする。
2このような本がベストセラーになると、逆に英語が必要な1割に入ろうと日本人が英語を必死に勉強をするようになる
そのひとの置かれている状況はとても大切であると話していました。
大津先生の先生であるノーム・チョムスキー氏がこのようなことを話したそうです。
「教育で大切なことは生徒の心に火をつけること(making the students feel interested in the material)で、それが教育のほぼすべてである。
教授法などというものはたかだか1パーセントほどに関与するに過ぎない。」
またもなるほどと思いました。
これは、田尻悟朗先生も実践していることでもあると話してくれました。
最後に、
野山先生を進行役に、大津先生、横溝先生、北川先生を交えて座談会が開催されました。
対談のなかで勉強になったことをいくつか…
・母語でつまらない文章を第二言語でやってもつまらない
・母語でできないことを第二言語でやれと言われてもきびしい
・大人と子どもを分けて考える
・日本における英語教育
母語の力をこどもたちに認識させること⇒英語はそれに気付かせる材料である
人間形成の一つの材料
ほかにもたくさんありましたが、聞き入ってしまい、メモすることを忘れていました
とても、内容の濃い充実した二時間でした~
能代市中央公民館の視聴覚室で開催された
大津由紀雄先生・横溝紳一郎先生による特別講演会・座談会
「言語学習者のために何ができるか-現場からみえてくること」
に行ってきました

最初に、
今回の講演会・座談会を企画・協力をした
国立国語研究所日本語研究・情報センター准教授野山広氏から挨拶がありました。

「今回のことを書物にしたいと考えているので、質疑応答の際に出た質問は
本になるかもしれませんが、ご了承ください」と話して会場の雰囲気を和ませてくれました

次に、主催であるのしろ日本語学習会の北川裕子代表からあいさつがありました。

このような先生方が集まって話をする機会はめったにないので、この時間を大切にしたいと思いますと話していました。
次は、特別講演にはいりました。
佐賀大学留学生センター教授横溝紳一郎氏の講演です。

自分がスランプに陥ったとき、脱出するきっかけとなったのが、
田尻悟朗先生にであい、教育の実践を分析して、
それを自分に生かしたことだったそうです。
・教室に来ている生徒はみんな違うので、その「多様性」を楽しむこと。
・生徒1人1人に寄り添うこと
・学習者の可能性を信じ続ける
・夢を持ち、その実現に向けて行動を続ける
・まね(田尻先生の)をできそうなところをまねしてみる
例)テストを配布するときに必ず目を合わせて渡す
まねをしてもうまくいかないときは、原因を分析して、再度チャレンジしてみる。
すべては、学習者のためである。
そうやっていくうちに
スランプを脱出したそうです

次は
慶應義塾大学言語文化研究所教授大津由紀雄氏の講演です。

2つの本を紹介してくれました。
1 宮崎里司著「なぜ外国人力士は日本語がうまいのか」
2 成毛 眞著「日本人の9割に英語はいらない」
1に関しては、
外国人力士は、日本語を覚えないと、相撲の世界で生きていけないから必死になって
勉強をする。
2このような本がベストセラーになると、逆に英語が必要な1割に入ろうと日本人が英語を必死に勉強をするようになる
そのひとの置かれている状況はとても大切であると話していました。
大津先生の先生であるノーム・チョムスキー氏がこのようなことを話したそうです。
「教育で大切なことは生徒の心に火をつけること(making the students feel interested in the material)で、それが教育のほぼすべてである。
教授法などというものはたかだか1パーセントほどに関与するに過ぎない。」
またもなるほどと思いました。
これは、田尻悟朗先生も実践していることでもあると話してくれました。
最後に、
野山先生を進行役に、大津先生、横溝先生、北川先生を交えて座談会が開催されました。
対談のなかで勉強になったことをいくつか…
・母語でつまらない文章を第二言語でやってもつまらない
・母語でできないことを第二言語でやれと言われてもきびしい
・大人と子どもを分けて考える
・日本における英語教育
母語の力をこどもたちに認識させること⇒英語はそれに気付かせる材料である
人間形成の一つの材料
ほかにもたくさんありましたが、聞き入ってしまい、メモすることを忘れていました

とても、内容の濃い充実した二時間でした~

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