すぴか逍遥

音楽・美術・読書・写真 など
さまよい歩いて書き留めたい。

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2013年の展覧会 ベストテン

2013-12-29 22:04:27 | 美術
 今年を振り返ってやはりベストテンを選ぶことにしました。展覧会に行く機会も
 齢と共にだんだん少なくなってきましたので、
 行った記憶は大事にしたいと思っています。
    1. 
       
       夏目漱石の美術世界展 
     この展覧会については前々から聞いていたのでとても楽しみでした。
     大好きなウォーターハウスの絵も出ていたし、漱石のいろんな面を知る
     ことが出来ました。        

    2.
       
       ターナー展
     まず漱石展からの興味、それとターナーと言ってもほんとに少ししか
     知らなかったことに目を瞠る想いをしました。竹内栖鳳展での
     《ヴェニスの月》その原型のようなデッサンもありました。

    3.
       
       ラファエロ展
     子供の頃からの夢がかなったような展覧会でした。自分の眼で実物を
     観られる幸せを存分頂きました。

    4. 
       
       貴婦人と一角獣展
       1500年頃にできたというタペスリーの見事さ、ただただ圧倒
       されました。

    5.
       
       奇跡のクラークコレクション
       -ルノアールとフランス絵画の傑作ー「人生を、美しく生きる幸せ。」
       という副題まさに本当だと勇気づけられました。

    6.
       
       京都展 洛中洛外図 障壁画の美 
       この展覧会にはもう夢中になってしまい特に《洛中洛外図屏風》
       国宝・重文全部この目で確かめられたこと、舟木本から岩佐又兵衛を
       見直したことなど特筆です。

    7.
       
       やきものが好き、浮世絵も好き
       特別展「山口県立萩美術館・浦上記念館名品展」と銘打たれたこの
       展覧会、根津美術館でも、浮世絵版画の展示は、はじめてだったとか、
       素敵な展示の仕方で、とても見やすくまた摺りの良さ。
       山口県にしばらく住んでいて友人から浦上さんのことも聞いていまし
       たので行ったのですが、こんなに素晴らしいとは予想してなかったので、
       ラッキーでした。
       
    8.
       
       江戸絵画の奇跡(ファインバーグ・コレクション)
       江戸時代の日本の絵の名品が続々、よくまあ集められたものです。
       月の絵にうたれ、谷文晁にうたれ、ここから谷文晁をよく知りたいと
       思ったのです。

    9.
       
       谷文晁展
       谷文晁という人が江戸時代、文化的にすごい人で、松平定信や
       木村蒹葭堂とも交流があり、等々、弟子に渡辺崋山がいたとか、
       どうも知らないこと多過ぎ。      

   10.
       
       竹内栖鳳展
       「近代日本画の巨匠」とありますがまさにその通りだと思いました。
        ヨーロッパに行っても貪欲に取り込み自分の絵に、日本の絵にして
        しまう。でも時の流れにはときとして流れてしまっています。
        
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西本智実 バチカンへ NHKドキュメンタリー

2013-12-23 23:39:34 | テレビ
 西本智実とイルミナートフィルハーモニーオーケストラ、全国から募った合唱団350人がバチカンへ招かれて演奏したこと、今日17時からNHK総合でドキュメンタリー番組として放送されました。
           
  
  
  
  
  
  2日間にわたっての演奏会、日本に伝わっていた古いミサ曲「オラショ」が400年以上の時を経てヴァチカンで演奏され、2日目はベートーヴェンの第九も演奏した。出来ればもう少し演奏が、特にオーケストラが聞きたかったけれど。でも本当に素晴らしいことでした。
 西本智実さんをはじめ、皆さんの熱意がひしひしと身に沁みました。

          すべてに ふかい いのりを ささげます。  
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読売新聞の新刊紹介記事 『心の色ことばの光』

2013-12-22 18:26:54 | 読書(清川 妙)
 12月16日読売新聞夕刊の新刊紹介欄に「学び直しの古典ー弐 心の色ことばの光」が選ばれていました。                       
                              
  
 読売新聞のコピーです。『著者自身の新たな発見の感動が、巧みな比喩と抒情的な文体を通じて読む者に伝わる。』 ほんとうにそうだと思います。私は月2回ほど清川先生のお教室に行っていますが、先生の感動をお福分けしていただいて、自分でもそこから発展できるようにとたのしみながら心がけています。
       
  
  後ろ側のおびを大きくしました。

       『心の色 ことばの光―学び直しの古典 弐』
              2013年10月15日 初版
          著 者 清川 妙
          発行所 株式会社 新日本出版社


  この本のことで、お教室で少しお話しお聞きした中に新井白石の『西洋紀聞』のことがあり、シドッチの話からあの絵だ?っと思い出したことがあります。
          
        《親指のマリア》と呼ばれる聖母像です。
        重要文化財 《聖母像(親指のマリア)》イタリア製 17世紀
        長崎奉行所旧蔵品〈宗門蔵保管)
      日本に潜入して捕らえられた宣教師シドッチが持参していたとされる。
        (この記事はこちらです)
          
    《聖母像》(親指のマリア) イタリア 17世紀 長崎奉行所旧蔵品(宗門蔵保管)
        (この記事はこちらです)

 このマリア像については国立西洋美術館にある《悲しみの聖母》と共に常設展に出ているときは自分で撮影できるので、もう何回も見ているのですが、その説明も一応見ていても、シドッチという人を調べたことはありませんでした。
           《悲しみの聖母》国立西洋美術館
 この本のおかげでシドッチと新井白石のこと、さらに白石がそれにより西洋の学問や文化に目覚め、「西洋紀聞」上中下巻を発行したということ。新井白石という人を、もっと知りたくなりました。あの聖母の陰にいろんなお話があるのですね。

 (注)上記の東博・西美のマリア像は常設と言ってもいつも出ているわけではありません。 
  HP(月の船、星の林に) 
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西本智実 バチカンへ NHK総合12月23日放送予定

2013-12-21 18:29:11 | 音楽
 西本智実がヴァチカンに招かれていたことは先日カルミナ・ブラーナの演奏会に行った時、きいてはいましたが、11月に行われた演奏会をNHKが放送するというので、期待しています。
 
 NHK総合テレビで12月23日(月・祝)午後5時~5時50分 だそうです。

 2013年ヴァチカン国際音楽祭日本実行委員会のHPはこちらです。

      
      指揮は西本智実さん (カルミナ・ブラーナの時のチラシから)
  
      演奏はイルミナート フィルハーモニーオーケストラ
           
        どちらもカルミナ・ブラーナのチラシの裏からです。

     イルミナートフィルのホームページはこちらです。
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小林古径の 《蛍》について

2013-12-19 17:34:39 | 美術(日本)
 小林古径の 《蛍》について
            1912(明治45)年 29歳
       この絵を見た瞬間 なぜか岩佐又兵衛を思い出しました。
                              
                       岩佐又兵衛《官女觀菊図》 重文 江戸時代
                       2010年8月に山種美術館で観ているのですが、
                       その時の印象があまりにも強かったので、古径の
                       絵をゆっくりと観ました。官女観菊図
                       (記事はこちらです。やまと絵の項。)
  本題にはいります。この《蛍》の絵は伊勢物語から着想を得て描いたという。その本の話は、第39段の「むかし、西院の帝と申す帝おはしましけり。」で始まる段、お葬式の日に色好みの源至が女車を見つけ、蛍を女の車にいれ、、、、なんてところですが、古径は中の女を見たくて蛍を放し、それを見ている女性を描いています。駕籠の上にいっぱい飛んでいる蛍が目を引きます。

  余談ですが、蛍について、古典の中に出てくる蛍のことを清川先生の『心ときめきするもの』で習っていたので、載せておきます。
  伊勢物語で蛍と言えば第45段、「むかし、男ありけり。人のむすめのかしづく、いかでこの男にもの言はむと思ひけり。、、」先生の文章を少し引用させていただきます。
  「時は陰暦の6月。夕方、死者を弔うために音楽を奏しているうちに、夜が更けてくると次第に涼しい風がふいてきた。”蛍たかく飛びあがる この男 身臥せりて ゆく蛍 雲のうへまでいぬべくは 秋風ふくと 雁につげこせ”(ああ、蛍よ。おまえが空高く飛んでいくことができるなら、下界ではもう秋風が吹いていると雁に告げておくれ。春に去り、秋にはまた帰ってくる雁。亡き人の魂に思えるおまえよ。頼むから、もう一度帰っておくれ) この段、不要な言葉は全部けずられ、素朴に純粋に仕立てられ、詩の香りがする。「伊勢物語」全百二十五段のなかでも、特に好きな段だ。
 


  万葉集にもたった一首、蛍が現れる歌があるという。巻十三の挽歌のなか。3358番「この月は 君来まさむと、、」で始まる長歌、8月にお習いしたばかりです。

  参考にした本
  
  左から 『心ときめきするもの』清川妙著 新日本出版社 2012年3月発行
      『萬葉集 釋注7』伊藤博著 集英社文庫 2005年12月発行
      『新版 伊勢物語』石田譲二 訳注 角川日本古典文庫 平成6年4月21版発行
  さて明日は清川先生の『心ときめきするもの』の講義の日です。つい長々と書いてしまいました。私にとっては今年最後の講義の日です。後はお正月の準備にかからなくては。
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古径と土牛 山種美術館

2013-12-18 23:47:05 | 美術(日本)
 特別展 小林古径 生誕130年記念 「古径と土牛展」に行ってきました。
         
         2013年10月22日―12月23日(月・祝)
         山種美術館
 久しぶりに友人と美術館に行ってきました。小林古径が見たくて、12月23日までなのでぎりぎり、雪が降るかもと言う予報にもめげず、出かけたおかげか、空いていました。それぞれ好きな絵の前で長いこと観て、こんなにゆっくり観られたことないと大満足で渋谷のロゴスキーで温かい料理をとり身も心も活気をいただいた一日でした。
 「古径と土牛」の紹介の本も売り切れで、チラシと絵葉書から好きなのを、古径の『柿』の絵葉書も売り切れ、やっぱり早く行かないと駄目ですね。
 
      
   小林古径 《闘草》1907(明治40)年    《蛍》1912(明治45)年
     

 
       
  
     
   小林古径の《清姫》は全8枚出ていましたので、久しぶりの対面です。
     
     
     
     
     
     
     
     
   古径の《清姫》については前に記事にしていますのでこちらからどうぞ

 2014年1月3日から始まる次の特別展のチラシ
 
 静岡県立美術館から若冲の《樹花鳥獣図屏風》が来るようです。たのしみ(後期)

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年末の植物たち

2013-12-14 19:29:00 | 植物
 師走、団地の植物たちを記録しました。
 
 今年は珍しくいっぱい残っています。南天は花が好きでよく撮りましたが、今年は
 赤い実もきれい、鳥が少ないのでしょうか。
 
 白い雲が流れます。
 
 赤いモミジと、青空と、寂しい木。
 
 ホトトギスがまだ咲いてました。
 
 光り輝くサザンカ。
 
 サザンカの小道。
 
 カタバミみたいだけど。
 
 出番はもうすぐ。千両です。

  
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毎日が発見 2014年1月号 清川妙、冲方丁

2013-12-12 17:11:07 | 読書(清川 妙)
  12月5日の朝日新聞朝刊に「毎日が発見」1月号の広告記事がのっていました。
  
  発売日を見ると12月28日(土)です。
  清川妙さんと冲方丁さんの対談記事が出ますので、注目しました。
       
  最近お二人とも枕草子の本を出版され、そのことで対談なさったとは聞いていましたが、
  発売日などわからなかったので、記録しました。
  92歳と36歳の対談ですって、どんなお話か興味津々、楽しみにしています。
 
  「毎日が発見は」年間定期購読雑誌です。


  ◎ テレビ番組 12月13日(金)夜10時から BS11
          「宮崎美子のすずらん本屋堂」
          冲方丁さんの清少納言が主人公の小説『花とゆめ』をとりあげ
          冲方さんがゲスト出演するそうです。

    『はなとゆめ』の紹介記事はこちらです。
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プロムス2013 とバレンボイムの第九

2013-12-11 23:50:11 | 音楽
 年の暮れですね。コンサートのテレビも盛りだくさんですが、少しだけ記録しておきます。
   
  2012年7月27日、ロンドン・オリンピック開会式当日におこなわれたバレンボイム指揮
  「ベートーヴェン第九」です。
  
 プロムスと同じロイヤル・アルバートホールでの演奏。
 パレスチナとイスラエルの若者で構成されたウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラが、
 自由と人類愛、そして世界の平和を高らかに歌い上げたという。
 クラシカ・ジャパンで日本初放送されたものです。
 
 大会場で、大オーケストラでバレンボイムが渾身のタクトを振って盛り上げる素晴らしい演奏です。


 こちらもおなじみのプロムス・コンサートです。 NHKプレミアムシアターより
 
 毎年7月から9月にかけて行われ、その2013 ラスト・ナイト・コンサート、
 (於 9月7日ロイヤル・アルバート・ホール)
 
 広い会場にあふれんばかりの人、みんな楽しそうです。
 
 まず新曲『マスカレード』が披露され、今年生誕200年のワーグナーの『ニュルンベルクの
 マイスタージンガー』前奏曲や歌劇『ナブッコ』の行け、わが思いよ、金色の翼に乗ってなど
 『ルール・ブリタニア』『威風堂々』『エルサレム』『イギリス国歌』などなど。
 
 今年は初めて女性指揮者:マリン・オールソップ。バーンスタインのお弟子さんとか。
 バーンスタインの『キャンディード』からも入ってました。
 
 素敵なスピーチも交え、颯爽とした指揮ぶり、新しい時代を感じました。
 管弦楽は「BBC交響楽団」です。

 映像を少し追加しました。
  
      
       
   ヴァイオリンのナイジェル・ケネディ  メゾ・ソプラノのジョイス・ディドナード

   
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N響コンサート 第1761回定期公演 (クラシック音楽館)

2013-12-07 17:47:03 | 音楽
 NHKクラシック音楽館(Eテレ:日曜午後9時~11時)12月1日を聴きました。
 
       

 
 指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットさん。1927年生まれです。
 えっ、わたしと同世代?あの力強い指揮。
 ブロムシュテット、1975-1985年までシュターツカペレ・ドレスデンの指揮者だった。
 今はティーレマンが2012年から指揮者になっています。ティーレマンもさらに力をつけて、
 自分の道を行くだろうな、なんて思ってシュターツカペレを応援しています。

 それでまた脱線なんですが、本の整理をしていてこんな本見つけました。
      
 黒田恭一が平成元年に「くらしの手帖社」から出した本、米倉斉加年、装画・装訂です。
 あの綺麗な美女たちと思ってましたら、歌劇場の透視図などもあり、記事には『オペラ
 の贅沢さを検証する』なんて言うのもあって歌手の出演料なども出ています。いまの
 カウフマンとかネトレプコなんて、まだ全然、レオ・ヌッチが下の方にいます。
 藤原歌劇団のことも出ていました、わたしなどが、せっせと通っていた頃の話なのでびっくり。
 時代の感覚って不思議です。今はあんなに高いギャラを要求する人がいないとか。
 
 そういう時代から続けていらっしゃる指揮者、厳しい指揮者ぶりだったとか。
 
 この矍鑠たる指揮ぶり、強くまた小さい音の確かさ、ブラームスの3番などの終わり方、
 ふつう2番、3番という並べ方はしないが、盛り上げて終わるより静かな終わり方が
 いいとおっしゃる。
 
 演奏が終わった時のN響のメンバーたちの素晴らしい笑顔、後姿ですがブロムシュテットさん
 の嬉しそうなご様子、ほんとに好いシーンですね。

 ところでもう一つ脱線です、12月1日に、
 池袋コミュニティで「人生を明るく生き抜くための古典の言葉」という清川先生の講座
 がありました。きっとこの本からだと用意してたのですが。
        
 枕草子や徒然草にヒントを得た話などなさり、こういう経験のある人?という問いかけ、誰も手を
 挙げません、いきなり指名されてしまい大慌て、とっさに思い浮かばないまま、音楽の話を、
 今までただ好きで聴いていただけだったけど、最近違ってきて心に響く何かがあって、
 震えるような歓びを感じるとか、言ってしまう。
 それは長い間聴いていた経験が積み重なって出てきたもので、なんでも続けることが大切と。
 ちゃんと説明をしてくださいました。ありがたいことです。

 NHKホールで最後に聴いたオペラは「トゥーランドット」、あれから何年たつのだろう、歳をとっても
 行けるだろうと思ってました。でも今はいろんな方法でたのしむこともできます。
 技術の進歩に感謝して、「さてしもあるべき事ならねば」「平家物語より}とこれからも
 自分の生き方を考えましょう。「たのしみながら少しずつ」
 
 
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