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印象派と世紀末美術 三菱一号館美術館 名品選2013

2013-10-31 22:56:59 | 美術
   近代への眼差し印象派と世紀末美術三菱一号館美術館
           
          2013年10月5日(土)~2014年1月5日(日)
 
    「印象派と世紀末美術」そして「三菱一号館美術館の名品展」という
    タイトル、チラシはルノアールの《長い髪をした若い娘(麦藁帽子の
    若い娘)》、何かすごく華やかな展覧会かと思ってしまいますが、
    「名品展」とありますように、この美術館のコレクションからテーマ
    をしぼってその流れを展示しています。リトグラフなど版画が多いの
    でかなりの知識もないと、ちょっと怯みます。わたしは世紀末美術に
    興味を持っていますので、ルドンがたくさん出ていて、感激でした。
    章を追って少しずつ絵をぬきだしてみます。
   

 
 1章 ミレーと印象派
           
       ジャン=フランソワ・ミレー 《ミルク缶に水を注ぐ農婦》 1859年
         
    カミーユ・ピサロ 《窓から見たエラニーの通り、ナナカマドの木》 1887年
           
    ピエール=オーギュスト・ルノアール 《長い髪をした若い娘(麦藁帽子の
    若い娘)》 1884年

 2章 ルドンの黒
            
          『夢のなかで』よりⅧ《幻視》 1879年 リトグラフ
            
      『ゴヤ頌』より《Ⅱ沼の花、悲しげな人間の顔』》 1885年 リトグラフ

 3章 トゥールーズ=ロートレックと仲間たち
           
           トゥールーズ=ロートレック《メイ・ベルフォール》 
           1895年 リトグラフ
  ここにはロートレックのリトグラフをはじめ、ルノアール他の画家のリトグラフ。

 4章 『レスタンプ・オリジナル』
             
             ジェイムス・マクニール・ホイッスラー
             《踊り子》 1893年 転写リトグラフ

 5章 版画家ヴァロットンの誕生
        
        フェリックス・ヴァロットン《女の子たち》 1893年 木版
        
        フェリックス・ヴァロットン 《可愛い天使たち》 1894年 木版

 6章 ルドン夢の色彩
         
        オディロン・ルドン 《小舟》 1900年 パステル
         
   オディロン・ルドン 《グラン・ブーケ(大きな花束)》 1901年 パステル
     ほんとに大きくて素晴らしい花、でも前ほど大きくは感じられなかった。

 7章 ルノワールとモネの後半生
         
     クロード・モネ 《プティ・タイイの岬、ヴァランジュヴィル》 1987年
         
          ピエール・オーギュスト・ルノワール 《ピクニック》

 8章 画商ヴォラールと画家たち 出版事業を中心に
         
         モーリス・ドニ《「アムール(愛)」青白い銀の長椅子の上で》
         1898年 リトグラフ

        
  三菱一号館美術館

    参考                
       ルドンについて
       この本はずいぶん前に買ったのですが、最近になって、ルドンが
       たくさんのっていることに気づきました。きれいな神秘的な油彩
       画やパステル画です。
       三菱一号館美術館の《グランブーケ》や《小舟》も素晴らしいし、
       黒もぐっとくるし、又ルドン展が見られたらいいなと思っています。             
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2014年の展覧会情報

2013-10-30 23:05:38 | 展覧会情報
     2014年の展覧会情報、チラシのある分だけまとめました。
  
  1月2日(木)~3月2日(日) 江戸東京博物館 《大浮世絵展》
  
  1月15日(水)~2月23日(日) 東京国立博物館 《クリーブランド美術館展》
  
  1月15日(水)~2月23日(日) 東京国立博物館 《人間国宝展》
  
  前期1月25日(土)~2月25日(火) 後期3月1日(土)~4月1日(火)
  東京都美術館 《世記の日本画》
  
 1月25日(土)~4月6日(日)森アーツセンターギャラリー《ラファエル前派展》
  
  1月30日(木)~5月6日(火・祝) 三菱一号館美術館 《唯、美しく。》
  
  3月25日(火)~5月18日(日) 東京国立博物館 《栄西と建仁寺》
  
  4月4日(金)~5月25日(日) ザ・ミュージアム 
  《華麗なる貴族コレクション展》 (チラシの裏はまだでした)
   
   
   4月19日(土)~6月22日(日) 東京都美術館 《パルテュス展》
  
  6月28日(土)~9月15日(月・祝) 世田谷美術館
  《ボストン美術館 華麗なるジャポニズム展》
  
  7月9日(水)~10月20日(月) 国立新美術館 《オルセー美術館展》

 追加
  
  6月14日(土)~9月23日(火・祝) 三菱1号館美術館 
  《冷たい炎の画家 ヴァロットン展》

 来年も美術展は華やかそうです。チラシの早いのにはびっくり、まだいっぱい来る
 でしょうから行けるかどうかはわかりませんが、どんなのが来るかと想像するだけ
 でも楽しみです。チラシを散逸しないうちに、とりあえずかきました。 

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展覧会情報 10月28日 その他

2013-10-28 23:48:05 | 展覧会情報
  今日はインフルエンザの予防注射を受けてきました。一月前に予約して行ったのですが、
 もうこんな季節なんだと、朝晩冷えるようになりました。展覧会のチラシ新しいのを載せて
 おきます。どうも絵がないとピンとこないもので。(後で前からのと順を追って書き出します)

   

   

   

   

   

   

   
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印象派によせて(富士美術館常設)と池 10月27日

2013-10-27 23:17:33 | 美術
  今日は朝から青空、久しぶりです。昨日富士美術館に行っておいてよかった! こういう日
 は主婦はとても忙しのです。でも7時過ぎガラス戸を開けると、差し込んできました、太陽です。
    
     忙しいなんて、でも慌ててデジカメを持ち出しました。ちょっと印象派を真似て。
    
     びっくり、太陽が池に映っています。月ではよく見ますけれど、太陽が低い位置
     なので、樹の枝の中で撮れました。
    
     気をよくしてもう一枚、月だと葉の陰では見えない、太陽の光はさすが、でも葉
     がないと形になりません。
    
     池の中も光と影の饗宴です。

  昨日富士美術館で常設の写真禁止で撮れなかったので、でも作品リストは貰えたし、
 前に撮ったのから少し抜き出してみました。いつもいいものがあって、楽しみなところ
 です。
          
          《煙草を吸う男》 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 1646年
        
      《コンスタンティヌスの結婚》 ペーテル・パウル・ルーベンス 1622年
      
      《ヴィーナスの勝利》 フランソワ・ブーシェ 1745年頃
     
     《スフィンクス橋の眺め》 ユベール・ロベール 1767年
          
  《ユスーポフ公爵夫人》 エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン  1797年      
      
      《手綱を持つチェルケス人》 ウジェーヌ・ドラクロワ 1858年頃
            
       《ユディト》 ジャン=パティスト・カミーユ・コロー 1872-74年頃

  ほんの一部です。ずいぶん豪華ですね。ここが第1会場の入口になっていますので、先に
 ゆっくり観てしまうと疲れます。第2会場から見る人も多いです。
        
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光の賛歌 印象派展 東京富士美術館

2013-10-26 22:39:52 | 美術
  今週は台風が来るとずっと予報が出て動けませんでしたが、やっと今日は抜けてしまうという
 ので、近くの美術館にでもと出かけました。それでもかなりの人が入っていました。
           
          2013年10月22日(火)~2014年1月5日(日)
       あちこちで印象派展はやりますが、今回は世界中の有名な美術館から集めて、
      「パリ、セーヌ、ノルマンディの水辺をたどる旅」だそうです。
       借りてきた主な美術館は次の通り折角だから載せておきます。
          
 
 「序章」第1会場から 印象派の先駆者たち
        
        ターナー
         
        クールベ 
     ターナーやクールベが近代風景画の地下水脈になっていたという説明よくわかります。
     バルビゾン派やターナーを見てきたばかりですから。

 「第1章」 セーヌ河畔の憩い
                    
          
        

        
   
        

        
      この絵は日本での初公開作品だそうです、

        

        
        
        ポール・セザンヌ 《水の反映》 1888-90年 愛媛県美術館
        光の扱いがきれいで、いつみても素敵です、なんて2回ぐらいしか見
       てないけど。

 第2章 ノルマンディ海岸の陽光
        

        

        
        クロード・モネ 《アヴァルの門》

        

 ◎  全体に飾り方に特徴があって、はじめはシスレーがずらりと並び、そこへピサロ、
   ルノアール、モリゾ、など少し入り、あとはモネがずらり、1章の終わりにピサロと
   セザンヌがその壁に2枚だけ並んだところなど、素晴らしくて、ドキドキしながら観
   てました。3章はまたモネがいっぱい。いろんなところから借りて来て一つの大きな
   グループをつくるって、いい感じです。

       
  いつもは常設展撮影可能なのですが、今回はこの特別展に含まれているので撮影禁止
 です。大分前のですが参考までに。
 東京富士美術館常設展       
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東博の酔芙蓉

2013-10-25 23:56:19 | 美術(日本)
   10月19日京都展を見た後のことです。
      
   東洋館に行こうと庭園の前を通ると酔芙蓉が咲いている様子、今頃咲くのかなと近寄って
  みました。
      
      ピンクになってます。
      
      でもこちらは白い、まあはっきりとはしません。
      
      ほんのりとピンク色が混じる素敵な花もありました。
      
      立札を見て思い出しました。台風で倒れてしまった時のことを。あのときはほんとに
      もう駄目かと思ったのですが、ちゃんと二代目が育っていました、ここ何年か見てい
      なかったのでよかった!右下の絵は国宝の《紅白芙蓉図》です。東洋館にありますが
      現在は展示してないようです。
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バルビゾンへの道 ザ・ミュージアム

2013-10-23 23:51:33 | 美術
  バルビゾンへの道 山寺 後藤美術館コレクション展 bunkamuraザ・ミュージアム
         
         10月20日(日)~11月18日(月)開催期間中無休
         この絵はカミーユ・コローの《サン=ニコラ=レ=ザラスの川辺》1872年

  後藤美術館コレクションが来ると聞いて早速出かけました。もう10何年も前ですが学校同
 期会の旅行で仙台から山形に行く途中芭蕉の山寺に行くことになって、でも山寺に着いた時、
 地元の方にいい美術館があると言われ、別行動で入ってしまいました。その時の驚きはいまも
 忘れられません。和風の建物なのに一歩入り見回したとき、まずクールベが飛び込んできまし
 た。思わずこれみんなここの所蔵ですかって訊いてしまいました。ここにこそ、この地にふさ
 わしい美術館を建てたかったとか。
 その後東京にも少しずつ来てましたが、今回は一挙70点も来るというのですから。

 ◎ 神話・聖書・文学
         
         《悲しみの聖母》 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
   「悲しみの聖母」は宗教画の重要な主題の一つ。聖母マリアの最大の悲しみは、十字架上に
  犠牲となったイエスの死である。この作品のように、十字架を見上げて悲嘆に暮れるマリアの
  表情を描くのが「悲しみの聖母」の典型的な形式。なお、本作品は19世紀の半ばにスペイン
  から英国に渡り、1856年のブリティッシュ・インスティテューションの展覧会に出品され、
  その後もいくつかの文献にムリーリョの真作として掲載されている。―図録より


     
         《ディアナ》 パウル・エミール・ヤーコプス 1832年
   19世紀ドイツのアカデミズムの画家による典型的な神話画。中央で小さな三日月をつけ
  ているのが「ディアナ」。ディアナを見るのは大好きで、ついとり上げてしまいますが、「狩の
  女神」でもあるので、怖い絵も多い。右からのぞいている男(狩人のアクタイオン)は、女神
  の水浴を覗いたというので、鹿に変えられ、自分の犬たちに八つ裂きにされたという、絵に
  描かれてなくてよかった。 

     
         《荒地のマグダラのマリア》 ジャン=ジャック・エンネル
   「荒地のマグダラのマリア」 聖人伝説の一つ、でも何の説明的な絵もないので、ただ美女
  が眠っているようです。そう言う絵が少しずつ流行ってきたそうです。

 ◎ 美しさと威厳
     
         《羊飼い姿のヴィーナス》 ジャン=パティスト・ユエ
    これもまさに典型的な美女の優美さを強調しているようです。ビーナスは「愛と平和」を
   意味する鳩を犬から守るため、緑のリボンで鳩をしばっています。

         
         《少女と鳩》(グルーズの模写) ジョン・コンスタブル
    グルーズの絵を展覧会で見た婦人が自分の娘に似ているとこの絵の模写を依頼したそ
   うです。それにしてもほんとに可愛い。ほんとに近くで見られるので、目に注目です。                  
          
         《愛しの小鳥》 ウィリアム=アドルフ・ブーグロー 1867年
    これも言うことなしの可愛い絵、これらの絵は東京でも何度かみました。

          
         《クラリッサ》 ジョン・エヴァレット・ミレイ 1887年
    清純な娘クラリッサの破滅を記した、サミュエル・リチャードソンの書簡体小説
   「クラリッサ」(1747-48年)の小説の主人公を、娘のソフィーをモデルに
   して描いた作品。ラファエル前派の画家として知られるミレイだが、1860年以
   降には画風は変化する。本作品のような18世紀イギリスの肖像画に倣った美しい
   女性像は、彼が好んだ画題のひとつであった。ここでは特に、ゲインズバラの《グ
   レアム公爵夫人》(1776年)の模倣が見られる。―図録より


 ◎ 風景と日々の営み
          
     《水車小屋のある水辺》 ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 1855-65年頃

      
         《庭にて》 ジャン=フランソワ・ミレー 1860-62年頃
    ボストン美術館がこれと同じ作品を所蔵しているという。この絵は作者自身による
   レプリカ。パステル、水彩、クレヨンによる作品、バルビゾン村にあったミレー家の
   裏庭。何か幸せを感じる絵で、思わず欲しいなあ、なんて。

      
         《月明かりの湖》 アンリ=ジョセフ・アルビニー 1870年
    コローの絵を熱心に研究したという。風景画家として名を成しバルビゾン派の一員に数え
   られる、月明かりの絵なんてどうしても取り上げたくなりますが、みんなが描いていたので
   すね。

      
         《ノルマンディーの風景》 テオドール・ルソー 1832-33年頃 
    一貫して深い森の風景を描き続け、バルビゾン派の画家たちの間で指導的な役割を果た
   した画家。1850年頃からバルビゾン村に定住しミレーと親交を深めた。
    
      
         《波》 ギュスターブ・クールベ 1874年頃
    クールベといえば西洋美術館にある返還された松方コレクションでよく見ますが、他の
   ことはよく知らなくて、この絵はあの一連の海景画と同じように見て描かれたものと思い
   ましたが、実は亡命先のスイスで追憶の中に描いたものだそうです。
    亡命ってなぜ?と漸く調べました。1871年のパリ、普仏戦争敗北後のパリで世界
   最初の社会主義政府(パリコミューン)ができその要職についていたクールベは、コミュ
   ーンの敗北で投獄され、その後スイスに亡命しそこで亡くなったという。
    

 ◎ 静物―見つめる
          
          《花、果物、獲物、壺のある静物》 オーギュスト・デュソース

          
         前に見たときの図録です。絵は《小川で働く人々》 コンスタント・トロワイヨン

       
       すばらしいところですね。


    来年ですがこの絵が来るそうです。愉しみです。
       
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京都 障壁画の美 東京国立博物館

2013-10-21 23:54:42 | 美術(日本)
  京都展の続き第2部障壁画になります。
        

  王権の象徴―京都御所、かつての紫宸殿で玉座の背後に描かれていた、現存する最古の
  賢聖障子絵(けんじょうのそうじえ)です。
       《房玄齢》・《馬周》
    重要文化財《賢聖障子絵》より 狩野孝信筆 20面 江戸時代・慶長19年(1614)
    京都・仁和寺、御所の紫宸殿にあったものを紫宸殿ごと下賜されて金堂とされた。
    展示は10面ずつ前後期に出る。
       
       これも 賢聖障子絵のなかにありました。《獅子》
  群仙図襖より
       
    重要文化財《群仙図襖》 狩野永徳筆 17面 安土桃山時代・天正14年(1586)
    京都・南禅寺
       
       《唐人物図屏風》 狩野孝信筆 2曲1隻 江戸時代・慶長18年(1613)
        京都・仁和寺
  仏法の荘厳―龍安寺
    
    《群仙図襖》 4面 江戸時代(17世紀) 京都・龍安寺
    
    《列子図襖》 4面 江戸時代(17世紀) アメリカ・メトロポリタン美術館
    
  《琴棋書画図襖》絵を見ている場面 江戸時代(17世紀) アメリカ・メトロポリタン美術館
    
    《琴棋書画図襖》 4面 江戸時代(17世紀) アメリカ・シアトル美術館
 公儀の威光―二条城
    
    二の丸御殿 黒書院
    
    《楼閣山水図》 狩野尚信筆
         
         《松鷹図》鷹を大きく
    
    《松鷹図》 二の丸御殿 大広間四の間 狩野探幽筆 江戸時代・寛永3年(1626)


    障壁画の方はもう圧倒されるばかりで、何も言うことありません。
   《洛中洛外図》の関連で参考になる本が、隅の方からまた出てきました。
    
  『京の四季』洛中洛外図の人びと  林家辰三郎著 岩波書店(1985年9月発行)
  《洛中洛外図上杉本》を底本に、新春/1月から冬/12月まで人びとのくらしを追っています。
  こういう本を見ていると、洛中洛外図がとても身近に感じられすてきです。
  まだ講演会もあるし、今後そうそう見る機会もないでしょうから、上杉本又よく見てきたいと
  思っています。



 
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京都 洛中洛外図 東京国立博物館 (つづき)

2013-10-20 17:25:19 | 美術(日本)
  京都 洛中洛外図 東京国立博物館の記事の続きです。記事はこちらです。
 歴博乙本
     
   重要文化財《洛中洛外図 歴博乙本》 室町時代(16世紀) 国立歴史民俗博物館蔵
     右隻より「北野天満宮」
   上の方に変わった建物が見えたので、右の方は龍安寺へ続きます。
     
   重要文化財《洛中洛外図 歴博乙本》 室町時代(16世紀) 国立歴史民俗博物館蔵
     左隻より 「御所」
   宮中の正月十五日、十八日の行事、左義長が行われている。青竹を束ねて立て、囃し
   ながら焼いて穢れを祓い清める。
 舟木本
     
     重要文化財《洛中洛外図 舟木本》 岩佐又兵衛筆 江戸時代(17世紀)
     東京国立博物館蔵  右隻より 「清水寺」
   寛永六年(1629)焼失以前の清水寺。
     
     重要文化財《洛中洛外図 舟木本》 岩佐又兵衛筆 江戸時代(17世紀)
     東京国立博物館蔵  左隻より 「二条城」
   家康築城の二条城。天守は慶長十一年(1606)に完成した。家光が後水尾天皇行幸
   を迎えるため、寛永元年(1624)に大改修に着手する前の姿である。
 勝興寺本
     
     重要文化財《洛中洛外図 勝興寺本》 江戸時代(17世紀) 富山・勝興寺蔵
     右隻より 「御所」
   紫宸殿南庭で舞楽が催され、姫君たちが鑑賞している。  
     
     重要文化財《洛中洛外図 勝興寺本》 江戸時代(17世紀) 富山・勝興寺蔵
     左隻より 「二条城」
   慶長二十年(1615)六月十四日、祇園祭の神輿が二条城前を還行した。

 以上、前期に展示されている洛中洛外図屏風から、おもに見つけやすい建物などあげてみま
 した。その周りにある面白い絵や素敵なところを、実物で観られるのは最高です。

 ただこういう風に一度に公開されると、ゆっくり観るには何時間もかかりとても無理です。
 こころにとめたものを、機会があったら一つでいいからゆっくりながめたいものです。
 舟木本は東博が持っていて、今までも何回か観ましたが、またチャンスがありますように。


  はじめに挙げた本のほかにも、参考になる本がありました。
     
  今年の小林秀雄賞をとった本、さすが洛中洛外図屏風についても詳しく書かれています。
  洛中洛外図って他にもたくさんあったのですね。

 


 
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京都 洛中洛外図 東京国立博物館

2013-10-19 23:52:00 | 美術(日本)
 特別展 京都 洛中洛外図 東京国立博物館 平成館へ行ってきました。
             

 大きな屏風にぎっしり描かれた六曲一双の中に2000人以上も描かれていたりするので、
 いろんな面白いところも、うまく切れないし、とりあえず、今持っている本の表紙など載せ
 てみました。
             
             五条大橋の上の賑わいです。舟木本の楽しさ満載です。
     
    これには大きな屏風絵もついていて裏に詳しく描かれた場所が書いてあります。
    右のには絵を分けて細かい解説がついています。

 ところで出品作を観る前に舟木本の大きな画面(高精細画像)が写されていて、これはとても
 参考になります。ゆっくり見て入れば絵を見たときあそこだと、すぐわかりますから。

 洛中洛外図全七点が出るということでしたが、舟木本は通期出るそうですが、あとの6点は、
 実物は半分ずつで、半分は後期(11月6日)からです。でも画像としては出てますので、
 大体わかります。しかし実物を見る愉しみはまた特別で、上杉本の美しさには胸ドキドキでした。

    今度の図録、箱に入っているので、よく見たら全部の屏風のコピーがはいっていました。
    それで少し抜き出してみました。
  上杉本
     
     国宝《洛中洛外図 上杉本》狩野永徳筆 室町時代(16世紀)米沢市上杉博物館蔵
     右隻より 将軍邸 
     
     国宝《洛中洛外図 上杉本》狩野永徳筆 室町時代(16世紀)米沢市上杉博物館蔵
     左隻より 御所 
 
(あとつづきます)
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