すぴか逍遥

音楽・美術・読書・写真 など
さまよい歩いて書き留めたい。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

万葉の花3 つきくさ(ツユクサ)

2011-07-07 23:15:28 | 万葉集他
万葉の花、月草(ツユクサ)。昨夜の雨があがった朝、ゴミを捨てようと下におりたとき、駐車場の片隅に咲いているのを見つけました。すっきりと一本というわけにいかずごちゃごちゃの中から花だけひろいました。


なんだか踊っているようで。







まあまともに撮れたかなという一枚です。黄色がぼやけていますけど。


月草に衣は摺らむ朝露にぬれて後には移ろひぬとも (7/1351)

集中九首あるそうです。




これは何の花でしょう?いっぱい群がって咲いている中から、部分だけ撮った一枚です。

南天の花、今たくさん咲いていますが次々に咲くので、一度に撮れず先のほうだけアップしました。面白い形をしています。ナンテン、お正月頃に赤い実になります。
難を転ずるとか、縁起の良いものなので、追加しました。
コメント

撫子と紫陽花〈万葉の花2)と満月

2011-06-16 23:54:16 | 万葉集他
撫子と紫陽花〈万葉の花2)と満月


ピンクと白のナデシコをやっと見つけました。大伴家持が愛した撫子の花、ピンクだったでしょうか。



紫陽花も万葉に出てきますが、いろんな呼び方があったそうです。

梅雨の晴れ間に急いで撮ったので、しっとりした花でなく葉っぱに花の影が写ってました、五月晴れ?昔の5月は梅雨の季節、そういうときの貴重な晴の日が、五月晴れだったともいわれています。


ところで何故ここへ月が出たかというと、この間の万葉の日に、ある歌について、ある発見があったと、指摘された生徒さん、それについて清川先生もいろいろ答えていらっしゃったので。

有名な巻1/48の歌です。

東(ひむがし)の 野に炎(かぎろい)の 立つ見えて
   かヘリ見すれば 月傾(かたぶ)きぬ  柿本人麻呂

それを

東の 野にはかぎろひ 立つ見えて 
    かへり見すれば 月西渡る(つきにしわたる) 1/48 柿本人麻呂

というのがあったというのです。私も気がつきませんでしたから、あらためて読んでみました。以下は私の調べた解釈です。

この原文は『東野炎立所見而反見為者月西渡』〈お教室で先生が書いて下さいました)です。これを江戸時代になって賀茂真淵が『東(ひむがし)の 野にかぎろひの 立つ見えて かえり見すれば 月傾(かたぶ)きぬ』とよんだのです。原文は一つですからこれをどうよむかについて、学者たちは、いろいろ考えいろんな説が出てきたそうですが、今名歌として賀茂真淵が定着しています、こんな素晴しいよみ、この雄大な歌、大好きです。

「かぎろひ」の意味もたくさんあるそうで、奈良の大宇陀町観光協会は“厳冬のよく晴れた早朝、太陽が水平線上に現れる約1時間前に太陽光線のスペクトルにより現れる最初の陽光”という説を採用していて、今でも奈良県阿騎野では「かぎろひを観る会」が旧暦11月17日早朝に上記大宇陀町で開催されているそうです。

「かぎろひ」についての絵、「阿騎野の朝」中山正實筆 壁画 が大宇陀町のホールにあり夜明けの狩りの様子、これは人麻呂の体験を描いたという。

また奈良県立万葉文化館所蔵の工藤甲人の絵は、炎〈かぎろい〉は光り輝くものという解釈で、朝の初光など、「ひむがしの~」の歌に寄せて描かれた絵。2003年に松屋銀座で見たときの図録を見て全然違うのでびっくりしました。ゼンマイ・ワラビ・などが光を浴びて漂っている絵です。


6月15日 〈旧暦5月14日〉16日未明に満月となり、皆既月食のまま月が西へ沈むということでしたが、雲がかかり実際に見えたのは那覇だけだったそうです。

月は中天にかかり、下の池には、樹の影の写った中に月も見えてました。


池の樹の影から覗く月、面白い形だったので。

池の樹の影から覗く月。
コメント (2)

ハギとユリと〈万葉の花1)

2011-06-13 23:52:34 | 万葉集他
少しずつ万葉集に出てくるの花を見ていきたい、といっても現代の花になってしまいますが。
花期の長いハギやユリ、もう萩の花が咲いていました。





多分ナツハギと呼ばれるものでしょうか。万葉時代もっぱら秋の花ですから、でも秋といっても旧暦7・8・9月です。萩の花の歌は142首、万葉集に出てくる花では一番多いそうです。


そしてユリの花、こちらも種類が多く、時期によって次々咲きます。

ササユリとかヤマユリが万葉のユリではないかと、百合の歌は10首。



公園にはピンクの花がすごい行列でした。





こういう花になると、百合といっても万葉時代からほど遠くなりますが、古くから百合を愛して、どんどん改良されたのでしょう。今に続く花として観賞したいと思っています。
コメント

花の散歩 ユリノキ、コノテガシワほか

2011-05-26 23:58:41 | 万葉集他
夕方の散歩をしていたら近くの公園で、ユリノキを見つけました。折角なのでのせておきます。
去年一度来たのにすっかり忘れていました。下のほうに花がついていたので、嬉しくなって。


公園の奥に2本のユリノキがありました。犬の散歩に5~6人きて賑やかでしたが、誰も気がつきません。


さて横から近寄って、けっこう大きな花です。


近くで撮ってみると別に変哲もない花なんですね。

花被は内側に6枚、外側に3枚。葉は先が截ち切られたような形。それから半纏木の名も。北米産、中国に別種。祖先が第三紀、北極周辺に分布か。「花おりおり」3 湯浅浩史著より



コノテガシワの花です。「児手柏」の字で万葉集に出てきます。

「千葉の野の児手柏の含まれどあやにかなしみ置きて誰が来ぬ」大田部足人 20/4387

「花おりおり」4 湯浅浩史著によると「中国では正月にその小枝を飾るという。唐の白居易は「陶潜の体に効う」と題した詩で「松柏と鶴亀、その壽皆千年」とたたえる。『史記』には「松柏は百木の長にして門閭を守る」と載る。門閭は家や村の門である。この柏はカシワではなく、常緑針葉樹、コノテガシワはその代表で、葉は表裏が似る。」

本来、カシワは「炊く葉(かしぐ葉)で、炊しいだもの、つまり調理をした食物を盛るのに適した木の葉の総称で、種類は限定されていない。「柏」はその中でも手に入れやすく、ほのかな香りが好まれてカシワの代表格となっていったとみられる。」
植物で見る「万葉の世界」2004年9月8日発行 國學院大學「萬葉の花の会」より。なお上のコノテガシワの萬葉歌もこちらからです。


ノアザミ


何かと思って近寄っても動かないので、撮ってから草を振ったら飛んで行きました。
蛾の種類は多くてわからないのですが、不思議な形と紋様です。


高尾山が見えてます、すっかり有名になって、新宿から直通50分で来れるので、休みの日はたくさんの人です。

ところでこの散歩中、あちこちでホトトギスの鳴き声にあいました「トッキョキョカキョク トッキョキョカキョク」 いっしょに歩いてるみたいなんて思うのですが、近くに止まったなと、探す暇もなく、もうほかで鳴いています。実にすばやいので姿は見られません。近くの方と立ち話をしていたら、すぐそばで見たという方も、鳴きながら飛んでる姿だったそうです。

HP
コメント

NHK日めくり万葉集

2011-03-23 23:11:59 | 万葉集他
NHK日めくり万葉集について、新しくテキストが発行されました。

     
NHK日めくり万葉集 vol,13 3・4月放送分 講談社MOOK 定価690円

3月28日〈月〉~4月29日放送
教育テレビ 月~金曜日 午前10:25~10:30

一昨年講談社から刊行したテキスト日めくり万葉集vol,12の続きで再びNHK教育テレビで3月28日から放送されます。再開は歌手・谷村新司さんが紹介する
  あをによし 奈良の都は 咲く花の
  にほふがごとく 今盛りなり  小野老〈巻3・328) からです。


お葉書をいただいて、早速買ってきました。

また楽しみが一つ。万葉集についていろんな角度から聞き、また読めるのは嬉しいことです。



今日から高校野球も始まりました。若い人たちの溌剌としたプレーを見ると元気が湧きます。
「君が代」を歌った女学生?すばらしく、君が代を久しぶりに心から聴いた気がします。

元歌は古今和歌集巻第七 賀歌

     題しらず        読人しらず
 わが君は千世にやちよに さざれ石の巌となりて苔のむすまで (7・343)

岩波文庫 古今和歌集より、(「君」は広く用いる語で、天皇をさすとは限らない)とありました。それと万葉集にも同じような意味の歌があると、何か読んだような気がしたので、調べてみましたが、いろんな説があって、よくわかりませんでした。多かったのは、

君が代もわが世もしるや磐代(いはしろ)の岡の草根をいざ結びてな 中皇命(1・10)

です。


明日24日の第2グループの計画停電は実施されないようです。病院での検査日なのでよかった!出来ないと先生の診察日も変わってしまいそうですから。
放射線がいろんな形で漏れているようですが、検査となるとまた放射線を浴びることになります。勿論許容範囲なのですけれど、そのほかには浴びたくないなと思ってしまいます。
コメント

梅 日めくり万葉集ほか

2011-02-16 23:56:47 | 万葉集他
梅の花、今年はなかなか見られませんでしたが、やっとよい天気に誘われ、今日こそはと、前に行ったところを思いだし、歩いてみました。

きっかけは今朝の「日めくり万葉集」〈第453回BShi午前7:55~)です。今日は画家の林静一さん、この前もとりあげたのですが、テレビのお顔が撮れなかったので、まずそこから。

 
                                 林静一さん

“酒杯(さかずき)に 梅の花浮かべ 思ふどち 飲みての後は 散りぬともよし”
                                    大伴坂上郎女 (8/1656)

これは宴の席の歌。当時梅は中国から輸入されたブランドの花、洗練されたイメージの世界、現代では洋花を添えて出す感じで、ほんのりとした色気、上品な宴席だったのではないか。


花びらを浮かべて飲むお酒、かっこいいですね。

季語百話によれば、メイからウメへ。梅の中国音はそのまま日本語になった。その事実を日本人が意識しないまでに、舶来の花は日本の花になった、ということだろう。


やっと梅にあえてやたらに撮ってきました。


歩いていると、小鳥の声がしきりです。雀が群れをなして鳴いている木もありました。


光り輝く椿の花。足元には雪をかぶった花たちも。

川沿いを歩いていたので、こんな鳥も、梅の木にもウグイスならぬスズメでしょうか。
コメント