レンズの向こうに・・・PART2

きままな写真ブログです。ホッとする写真、懐かしい写真、ニコッとする写真、感動する写真、そんな写真が撮れたら楽しいですね。

Vol.1960  飫肥の赤面法印燈篭流し   (Photo No.13598)

2016年08月12日 19時00分53秒 | 風景
お盆になると死者の魂を弔って灯籠(灯篭)やお盆の供え物を海や川に
流すこの灯籠流しを見かけるものですが、飫肥の街にもちゃんとこの燈
篭流しの行事が残っていましたよ。この灯籠流しは、もともとお盆の行事
の送り火の一種であったようですが、最近は夏祭りや花火大会などの最
後のイベントとして行う地域が多いようです。ただ、河川を汚すという
事で、川下で流れてきた灯籠を回収するところも多いようです。
夕暮れの7時頃に、家の前の酒谷川の中に松明が灯されました。灯篭流し
の開始時間は7時30分頃です。思った以上に多くの方が訪れていましたよ。

【撮影日】2016/08/03 19:15:01.50
Nikon D300 レンズ:VR 70-300mm f/4.5-5.6G
焦点距離:240mm f/5.6 1/15秒

今日もまたまた暑い日南です。連日のように飫肥の街を太陽が照り付け
ます。昨日は「山の日」でしたね。小松山に登ろうと思っているのです
がどうも連日の暑さで、躊躇しています。やっぱり登山は涼しい秋の方
がいいですよね。さて、昨日からお盆休みになった人も多いでしょう。
友人達も、ぞくぞくと日南に帰省してきています。今年はカレンダーが
中途半端ですが、それでも5連休、6連休を故郷で過ごす人が多いでしょ
うね。

今日のブログのタイトルの赤面法印(あかづらほういん)は実在した飫肥
のお寺の和尚さん(祐遍和尚)の事で、日南の神話としてちゃんと残っ
ていました。その神話をそのまま抜粋すると

【・・・たく鉢は欠かせぬ行の1つであった。祐遍は美男子で、かみそりを
 あてた月代(さかやき)の跡も美しく、読経の美声を聞いて辻のあちこ
 ちで待つ娘や人妻が現れた。墨染めのそでを引かれたり、恋文をたもと
 にしのばせる女性もあったという。果ては談義所にまでしのび、恋文を
 投げ込む始末。
 これは自分の不徳のいたすところ、行を積む身としては浮心あるかと
 自省、ついにある日一大決心して仏道専修の一筋を選ぶ。大がまに湯を
 たぎらせ、熱湯をかぶり、顔面やけどの醜い姿となった。あまりに変ぼ
 うした彼を祐遍と知らず、人々は赤面坊主とちょう笑するようになった。
 ところが、立ち居、ふるまい、美声までは隠せない。やがて真相が分かり
 、心を寄せた女性たちは自らの行状をわび、人々はますます仰慕の念を
 強くした。なかには彼の求道の神髄に触れ、仏道に帰依した人もいたと
 いう。これが「赤面法印」の由来である。】

すごい話でしょう。美男子に生まれてきたばかりに、このような人生を選ば
ざる負えなかった祐遍和尚の人生は、本当に幸せだったのでしょうかね。
もし私がこの祐遍和尚の立場だったら、もう、やりた・・・。墓穴を掘りそう
なのでやめときましょう(笑)。
和尚さんになる人は二枚目ではなくて三枚目の人が向いているのかも知れま
せんね。我々の身のまわりの職業でも、向き不向きは必ずありますよね。特
に性格が重要視される職業が葬儀屋さんです。明るい性格の人は向かないの
だそうです。こんな笑い話があります。デパートに勤務していた明るい性格
の友人が、これからの時代は葬儀屋が儲かると言って、葬儀場に転職して、
初めて葬儀会場に出た時に、これまでは常に笑顔で接客していた所を、一日中
それをグッと我慢して、暗い表情にして、何とか最後まで無事に葬儀を終わら
せ、でもついホッとして気持ちが緩んだのか、出口で参列者に挨拶をする時に、
普通に御辞儀だけしてればいいものを、デパート勤務時代の習慣が出てしまっ
て、笑顔で「またのお越しをお待ちしております!。」といって上司に叱られ
たとか(笑)。性格ってなかなか直らないものですね。

今日のお薦めの焼酎は松の露酒造の「松の露 無濾過」です。日南の芋焼酎
です。じつはこの焼酎のラベルには「らりるれ きくけこ」というラベルが
貼ってあります。この意味わかりますか?。「ろ」と「か」が無いでしょう。
それで無ろか(無濾過)なんだそうです。まあまあ、面白いネーミングです。
この焼酎、ずっと探していた焼酎だったのですが、先日、家の近くにある
日南酒造協同組合で1本だけ売っていたのです。度数は25度、無濾過ですから
やはり焼酎の旨み成分たっぷりの焼酎でした。ロックが最高でしたよ。なか
なか手に入りませんが、見つけたら即買いですね。

今日のお薦めの曲は馬場俊英の「スタートライン」です。いい歌です。
ちょっとラップ調で、勇気が沸いてくるようなそんな歌です。


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