Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

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3.11、あの日。

2012-07-25 20:56:22 | つれづれ・・・

音楽療法の仕事場のひとつ、介護老人保健施設には3・11の大震災から逃れてきた方々が何人かいる。自宅が崩壊し息子さんのいる横浜に一時避難し、そのまま認知症グループホーム2号店に入居したAさん、原発から数キロの自宅が強制退去地域に指定されたBさん、入所していた老人施設が崩壊し搬送されてきたCさん・・・現在10名の方が私の周辺にいる。

そのひとりBさんが、「試験的」に自宅に帰ることになった。一時的とはいえ1年以上娘さん家族と過ごしたBさん、独居で自宅に戻るには不安要素が多い。それでも「長年暮らした地」に戻る喜びは多いとおっしゃる。福島県相馬市から神奈川県横浜市に「とりあえず」移動したBさん、徐々に認知症の症状があらわれた。環境変化によるものと思われるが、「相馬に帰れる」のひとことでシャッキ! 歌好きのBさんは「先生、癒されました。いいお仕事なさってね」とお別れの挨拶。放射能を心配する私たちに、「もうこのトシですもの、数値は気になりません。それも生き方ですよ。生きてきたその地を大事にしていきます」と元気よく旅立たれた。その笑顔がすべてを語っていた。

あの日、3・11。私は認知症グループホーム3号店で歌の会だった。揺れの多きさに驚き、帰宅手段を失い、やっと歩いて帰宅した自宅での被害の大きさに嘆き・・・。そしてその1年後に作った「カンテレのために・祈り」。カンテレ仲間のともこさんがあちこちで持ち曲として弾いてくださる。

まだまだ続く、3・11。今日は、相馬に戻るBさんを想い、また新たな曲をかく。やっと帰れたご自宅はどんな状況なのか、そして今後はどうなさるのか・・・そんな想いがかけめぐる。


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