Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

「うた song の旅人」

2010-03-15 19:29:54 | 音楽療法

私は活字大好き人間、それは両親の影響が多いにある。幼少時からテレビの記憶は全くなく、最初のクリスマスプレゼントは『銀河鉄道の夜』(宮澤賢治)だった。人生でいちばん長いお付き合いは『朝日新聞』。漢字も読めない頃からの<愛読書>の『朝日新聞』は浮気したことがない。何よりお世話になったのは中高生時代。小学校のころから国語が大好きだったが、中3~高校卒業までほとんど毎日、「論説」を100字でまとめて国語科の先生に見ていただいた、それは本当に懐かしい思い出。

そして今、専門の音楽療法分野でお世話になっているのが、土曜版(be on Saturday)の「うた song の旅人」。ひとつの歌の背景を詳しく調べてくれる。それがなぜかいつも、私が知りたいと思っていた曲がよく取り上げられるから、浮気せず『朝日新聞』の愛読者でよかったと感謝するほど。日本国内だけでなく海外まで取材しているので、歌の裏づけに説得力がある。私は知りたいと思ったら徹底的に究明したい派で、ルーツを求めて旅行にでかけることもある。この特集も、いつも記者どのと一緒に取材したいと思うほど記事はよくできている。

毎週楽しみな「うた song の旅人」。<雪の降る街を><ブンガワン・ソロ>と2週続いた私の興味は、ソク音楽療法の現場の臨床で応用。今日のデイケア(通所リハビリテーション)のご利用者トシさんの愛唱歌は<ブンガワン・ソロ>。「数日前の新聞で読みました。この曲はインドネシアの歌だったの、歴史は太平洋戦争の日本支配に始まり・・・」と解説つきで歌った曲は、皆さんの青春時代のヒット曲。「ヘェ~、そんな意味深い歴史の曲なのね」と味わいながら、人生を振り返る1曲となった。



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