Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

音楽療法@こども

2013-01-12 15:58:54 | 音楽療法

発達障がいのこどもたちの音楽療法の日。東京YWCA国領センターには、ご近所からも、2時間かけた遠い所からも集まってくる。ここは何でもOKの場所、その子の個性を存分に引き出し、そして能力や機能を高める。学校とは違う、のびのびした顔がみられるとの定評。

「あけましておめでとうごいます」「今年もよろしくお願いします」・・・それぞれの言葉と雰囲気で始まる。1か月に一度のクラス、会うたびに日々の成長を大きく感じるこどもたち。

今日はカンテレ(フィンランドの伝統民族楽器)が人気楽器で、Mちゃんはかかえこんで離さない。Yちゃんも「いいね~」

体操は臨床心理士を目指す大学の実習生が担当。「むずかしすぎたみたい」と反省しきりだったが、現場を経験して先に進めると励ます。そして言葉を発さないAちゃんがスキンシップしてくれたことが嬉しいと言う。

動きはボール蹴りを取り入れた。コミュニケーションも目的だったが、大いに盛り上がる。子どもたちだけで、列をなしてダンスも始まり、新年早々いい感じだった。

楽器、アンサンブル、楽器・・・、「音楽療法」だから、音楽は多彩。楽器の順番待ちで、交換や「どうぞ」を覚える。また「待つ」を知る。輪から離れたメンバーを迎えに行く、指さしで支持するなど、子どもたちは仲間の様子も思いやることができる。

クールダウンは紙芝居。今年度から音楽以外の<表現>も取り入れたいと、俳優の松永り香さんにお願いしている時間。

後半クラスは、小学生から成人まで。紙芝居を演じている松永さん、子どもたちの集中力がすごい! Sちゃんは気に入ったフレーズを、帰り道では音をつけて口ずさんでいた。

この子たちの感性に、私は毎回感動している。

 



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