8月のカンテレクラスは<ヴァラモの鐘>をとりあげている。
ヴァラモは北カレリアにあるロシア正教の修道院。1978年、各国からの留学生仲間たちのワークキャンプで滞在したことがある。今ある新しい建物は、その頃私たちがお手伝いしたところ。修道院にはイコンがたくさんあり、また教会音楽も礼拝もはじめて経験することばかりだった。
ヴァラモの鐘の音色はすばらしい。数年前にカンテレ仲間のYちゃんが訪れた時に、「カンテレで弾いている鐘の音」と皆にケータイ動画で送ってくれた。
ヴァラモの鐘を題材にした曲はたくさんあり、演奏も聴く。今回クラスで取り上げた曲は5弦+11弦、フィンランドのカンテレ奏者Minna Raskinenの曲。さらにイメージをふくらませ、自作<ヴァラモの鐘>を創作した。5弦と10(11、15、16、19)弦アンサンブルを基本に、大きな鐘は低音が響くバスカンテレ、小さな鐘は高音のピッコロカンテレ、さらに高音のピッコリーノカンテレを入れる。また26弦、36弦が加わると、壮大な曲になる。一人では弾けないから、PCのソフトに入れて試奏(試聴)。
アンサンブル・プオルッカによるカンテレオーケストラ、お披露目はいつにしようかとその日を夢見ている。