Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

人生の彩りをともに・・・

2007-04-02 21:30:37 | つれづれ・・・
日本人の平均寿命は世界一、特に女性の方が長い。といっても元気に暮らせるのはいつまで?ある程度のところで自分の折り返し点を決め、それ以降は自分の気持ちに素直に、やりたいことをやり残さないよう生きたいという年齢になってきたことを感じる。周りはそんな年齢にさしかかっている人が多く、最近は友人たちとこの話題で盛り上がる。身体も故障なく元気で、心も豊かに膨らんでいられるのはそう長くはないかもしれない。ずっとそうかもしれないが、それは本当にラッキーなこと。

「残りの人生は好きな人と一緒にいい時間を過ごしたい」
「わかる、わかる」
それからの会話は興味津々・・・ 

「好きな人?」「そう、それは家族でも、夫でも、恋人でもいいのよ」「恋人かァ、これからいい出会いして恋愛したいな」「夫って、ともに人生の歴史を築いてきた同士って感じになってきた」「私ネ、今すごくいい恋してるの」「ハァ? 恋ィ?」「そう・・・」「実は私も、現在進行形」「エッー、なにそれ! 相手は?」「いい男にきまってるじゃない」「だから最近艶っぽく綺麗なのね」「そうそう、少女の眼差しと大人の色気感じる」「どこに魅かれるの?」「私の持ち合わせていないものすべて」「とにかく一緒にいて楽しい。ずっとおしゃべりしていてそれでもまだ足りない」「大人だからお互い自分の行動に責任持てばいいのよ、他人に迷惑かけなければ」「好きな人とコンサートに行ったり、春夏秋冬の景色を一緒に感じて味わったり、そういう生き方って憧れよね」「そう知的刺激も充分ありそう」「この先短くても、充実したいい時を重ねたい」「今私が感じたことを共有して、その場で受けとめてくれるって幸せ」「とりあえず身近にいるのは夫と溺愛の犬、私はそれでいいかな」「人生の彩りをともに楽しむ相手ってことね」・・・ 

でも最後の一言で決まり、
「ねえ、その相手って男とは限らないでしょう? この仲間で私は充分満足してる!」 
「そうだったァ」とあらためて友情を誓い合う。

この会話は女7人。
振り返ってみればもう人生の半分以上を共にしている、
それぞれ夫より長~いおつきあいの、学生時代の仲間たちとのたわいもないおしゃべり。



こんなときまでずっと一緒?  
そうかも・・・ 
80になってもこんな会話をしているに違いない