Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

またまた贅沢な一日

2006-10-05 04:23:08 | フィンランド
ペリマンニ(伝統音楽)音楽家のミンナ・パディッラに会う。

約束の場所はストックマンデパートの時計の下。



待ち合わせ場所としてはハチ公前のようなもの。初対面だったがすっかり意気投合。
ベリーのパイを食べながら11月1日の東京での演奏会の打ち合わせの後、アイヌのムックリに似た笛を買いに行く。軽く歯ではさみながら指で振動させて音をだす。ビヨンビヨンという音、ミンナの演奏は簡単にみえたがいざやってみるとむずかしい。練習が必要だ。

その足で民族音楽のCDならここしかないというお店へ案内してもらう。



珍しい15弦カンテレだけの演奏、ミンナお薦めの伝統的なペリマンニ音楽、店主絶賛ヴァルティナのCDなど5枚も買ってしまった。そういえば以前にもここにきたことがあったっけ。音楽で知らないことはないという名物店主は、最近日本の旅行雑誌に載ったらしい。実はこのお店を曲がったすぐの所に、映画「かもめ食堂」のレストランがあり、観光シーズンの夏は日本人ばかりだったと言われてしまった。


そこからバスに乗り、シベリウス・アカデミー(音楽学校)へ。
校内を隅々案内してもらう。カンテレ練習室には5~39弦の様々な種類のカンテレが無造作に並んでいる。レッスン見学のはずが一緒に弾かせてもらった。






ヴァイオリニスト・ミンナが弾いてくれたペリマンニの楽器

音楽療法士のミーティングに参加したり、ペリマンニの珍しい楽器を聴いたりしているうちに時間はあっという間に過ぎていく。建物の中を上へ下へ右へ左へと走り回っていた。

夜はフィンランディアホールのコンサートへ。オッコ・カム指揮ラジオシンフォニーで、メンコン(メンデルスゾーン・バイオリンコンツェルト)とフィンランドの作曲家のもの。なかなかの演奏で弦は見事にそろっていて透明な音、そして木管のソロが上手い! 会場はお洒落な年配カップルが多かった。

またまた音楽三昧の贅沢な一日だった。