カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~トー・バート・パッキー~

2020年10月01日 22時04分59秒 | 映画 / MOVIE

2010年の作品、タイトルはヒンディー語で「本当の事?」。

妹のために結婚相手を見つける主婦の話。インド人にとって、
結婚は必須なので、より良い条件(人物第一ではない)の
嫁ぎ先を見つけるのが重要である。

その場合、前提条件として、①宗教、②ジャーティ(カースト)
③出身地は絶対である。その次に、学歴、職業、経済力、
家族構成などとなる。人物は・・・色白である事(笑)が大事。

風景からしてヒマーチャル・プラデシュ州のシムラーであるが、
ところどころにムンバイや他の景色が編集されていた。
インド映画ではよくある事だけど。

  <ストーリー> 

ヒマーチャル・プラデシュ州のシムラーに住むラジェシュワリ
(タッブー)は気弱な夫と息子、娘と住んでいる普通の主婦である。
ある日、町でバイクの青年と接触するが財布を届けてもらった際に、
ラフル(シャルマン・ジョーシー)が工学部の学生である事を知る。
そして苗字が同じサクセナである事から、妹ニーシャ
(ユヴィカ・チョウドゥリー)と結婚させようと画策する。

 インドの場合、結婚は同じジャーティ(職業カースト)内で
 行うのが普通である。苗字でジャーティが判る。

ラジェシュワリは好条件でラフルを自宅に下宿させる。
そしてニーシャと会わせると、二人は付き合い始め、
お互いに結婚の意思を固める。

ところが・・・ある日、親戚に紹介されたユーヴラージ
(ヴァトサル・セトゥ)が部屋を借りに来る。一流企業で
良い役職についている事を聞き、ラフルより条件が良いため、
ラフルとの話を反故にしてユーヴラージとニーシャを
結婚させようとする。

計算高いラジェシュワリはラフルを追い出し、
ユーヴラージに部屋を貸し、すぐさまユーヴラージとの
結婚の準備を始めるが、ニーシャはラフルを想っていた。
ラフルはニーシャとユーヴラージとの結婚式の手伝う、
ふりをしてユーヴラージに結婚を断らせようとする。

結婚式の日、ニーシャはユーヴラージにラフルと
愛し合っている事と結婚を断るように書いた手紙を渡す。
式場から逃げ出したニーシャとラフルだったが、
結婚式を挙げるために式場へ戻る。

ニーシャが新婦の席に着くが、シーンでは・・・
新郎が誰であったかは映されていない。

駅のホーム。ニーシャの手を引くユーヴラージ。
その手をラフルに託す。ニーシャとラフルは家族に見送られ、
新婚旅行に出かける。

 実の姉に経済的に世話になっているわけでもないのに、
 自分の気持ちを、何故、言えないのだろうか?
 これが両親だったり養ってもらっている人であれば、
 多少は納得出来るんだけど。

 お金があれば幸せなのか? お金で人の心は変えられるのか?
 極めてインド人的な古い考え方である。お姉さん酷いな・・・。
 好きな人がいるのに、好きでもない相手と結婚させようとする。
 これもインド映画の定番である。

 何十年も配役と舞台を変え同じストーリーを繰り返している。
 飽きもせず・・・・ワンパターンである。と思うのは、
 私がインド人でないからなのだろうか?

コメント
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