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キャノンと富士通提携 オフィスの文書クラウドで管理…日経新聞8月3日1面より

2011年08月03日 11時40分08秒 | 日記
キヤノンと富士通は企業向けの文書管理サービスで提携する。デジタル複合機とインターネット経由で情報システムを利用する「クラウドコンピューティング」を組み合わせ、大量の文書データの効率管理につなげる。

日本企業が高い世界シェアを握る複合機をデータの「出入り口」として使い、独自性を打ち出す。オフィスの生産性向上を目指す顧客企業の需要を世界で掘り起こす。

キヤノンは今月下旬から、日本を皮切りに新サービスを開始する。富士通のデータセンターを活用、顧客企業がネット上で帳票類を作成しオフィスに置いた複合機で印刷できるサービスをまず提供する。

今後は複合機を使い文書データを電子化して保存、ネット経由で閲覧・加工したり部署の壁を越えて情報共有したりできるようにする。

キヤノンは世界にデータセンターを持つ富士通と組んでサービス開始に伴う設備投資を削減する。情報漏洩防止など安全対策でも富士通の最新技術を活用できると判断した。

顧客企業にはシステム導入期間や費用を減らせる利点がある。
両社は顧客開拓でも連携する。帳票の自動作成・印刷サービスを富士通が国内企業向けに売り込む。年内には北米にも販売協力を広げる。新サービスの共同開発も検討する。

キヤノンは2015年12月期にクラウド関連サービスで500億円の売り上げを目指す。

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