文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

朝日新聞論説委員の中野某は…妙な見解を先日のコラムで紹介していた

2019年01月17日 13時24分38秒 | 日記

そんな朝日新聞の言語道断な記事について手厳しく批判をすること以外に、日本の言論人の役割はないと言っても過言ではないと題して9-18に発信した章を再発信する。
理由は言うまでもない。
4年前の8月以来、朝日新聞の購読を止めた…当初は、その偏向報道を監視する意味で、ながら観しながら継続していたが、それは私の任ではなくて言論人たちの仕事であろうと思い、スパッと購読を止めたから、今は朝日がどんな報道をしているのかは全く知らないのだが、
戦前、戦中は日本を日米開戦に向かわせた張本人の一人でありながら…朝日の重鎮であり近衛内閣にも参画していた尾崎秀美などはソビエトのスパイとして、日本がソ連に対して戦争を開始する事を回避させるために日中戦争に向かわせただけではなく、日中戦争停止論を粉砕し、日中戦争を継続させて日米開戦に持ち込んだ。
その朝日は敗戦後はGHQの忠実なしもべとして自虐史観の塊となって反日の論説を書き続けただけでは飽き足らず、
反日プロパガンダを旨とする国である朝鮮半島と中国に寄与するために従軍慰安婦報道、南京大虐殺報道な無数の捏造記事を連発して、今に至るも、日本に災いをもたらしておきながら、
国際社会に対して自分たちの捏造記事であって事実ではない事を、何一つ、伝えていない。
そんな朝日新聞の言語道断な記事について手厳しく批判をすること以外に、日本の言論人の役割はないと言っても過言ではない。
この事に於いて、高山正之の右に出る者はいないだろう。
先週号の週刊新潮に掲載された彼の連載コラム「変見自在」でも、朝日新聞の論説委員の、とんでもない論説を知らしめてくれている。
この論文もまた、彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事を100%証明している。
見出し以外の文中強調は私。
朝鮮印の天佑
朝鮮半島は乱れているかさもなければ沈滞しているか。
あまりいい時代はなかったように見える。
例外は日帝支配の36年間で、田畑の実りは増え、奴隷制も廃され、人々は忘れていた笑みに満ちた日々を送った。
しかしそれが終わった途端に身内で戦争を始める。
困った習性だと日本人は思っていたものだが、朝日新聞論説委員の中野某は「とんでもない思い違いだ。日本にはあの戦争に大いに責任があるのだ」という妙な見解を先日のコラムで紹介していた。
コラムはまず『京城陥落す』という当時の新聞の書き方を非難する。京城じゃない。ソウルだろう。なぜ無神経に植民地時代の呼称で報じるのだと。 
そんなに怒られるほどの問題なのか首をかしげるが、ともかく京城が落ちた。
この北朝鮮の侵略に対し国連軍の派兵が決まる。 
マッカーサーがそのトップになって「日本に駐留する米占領軍」が出た。 
米軍の武器弾薬は「神戸港で陸揚げされ、貨車で舞鶴まで」日本人が運んだ。 
日本はかくも深く関わっていると責めるが、それならどうすればいいのか。 
そう。こうすればいいと中野は、弾薬輸送列車の基地、吹田操車場を「在日朝鮮人ら」が襲撃し、火炎瓶を投げ、国鉄職員を火だるまにした吹田事件を掲げる。 
コラムは騒ぎに加わった在日の男の「軍用列車を1時間遅らせれば同胞千人の命が助かるからだ」という言葉を引用する。
要するにべ平連みたいに反戦運動をやれということらしいが、国連軍に弾薬が届かなくて助かる同胞とは北朝鮮軍のことだ。
占領下の日本人がなぜ国連軍に敵対しなければならないのか。
その辺が全く見えてこない。
中野はサボタージュに走った在日の行動をひたすら褒めそやす。
理解しがたいけれど、それは措く。
在日の「1時間遅らせれば同胞が助かる」という言葉が引っかかる。 
この吹田事件の数年前に米軍は東京から1000キロ南の硫黄島を攻めていた。 
戦艦と巡洋艦11隻が3日間、島の形が変わるほど激しい砲撃を浴びせ、第一陣3万の米兵が上陸した。
「我々が殺す日本兵は残っているか」と彼らは心配したが栗林中将以下2万の守備隊は地下壕に籠って最後の一兵までよく戦った。 
米軍の「5日間で殲滅」の予定は30日たっても果たせなかった。
なぜ栗林中将の守備隊はそこまで頑張ったのか。
硫黄島が落ちればB29は直掩戦闘機をつけて日本各地を好きに蹂躙できる。 
「我々の子供らが一日でも安泰に暮らせるなら我々が守っているこの島の一日には意味がある」という栗林中将の言葉が残る。
在日はその口真似をしている。
それほどの覚悟があるなら密航してでも半島に戻り北朝鮮のために戦えばいい。
米軍基地に突っ込んだっていい。
安全な日本で、日本人相手に暴れて一体何の意味があるというのか。 
中野はその失礼には関心ももたない。
それより朝鮮戦争の間に日本は「主権を回復し、経済も息を吹き返した。天佑の言葉さえ聞かれた」と続く。
何が天佑だ。
半島が荒廃した朝鮮戦争には日本が加害者として深く関わっているのだ。
それを忘れず北朝鮮を援助しろと結ぶ。
視野の狭さに泣けてくる結論だが、朝鮮戦争は確かに天佑と言っていい。
なぜならあの時期、日本は白人帝国主義を終焉させた廉(かど)でデモンタージユ政策が粛々と実行されていた。
日本の工業力を解体し、鍋釜が作れるだけの水準にまで落とす作業のことだ。 
そんな時期、すぐ隣で戦争を起こしてくれた。
朝鮮の歴史が示すように戦争を起こすと必ず余所の国、この時は米国と支那に押し付ける習性がある。
押し付けられた米国は後方支援基地として日本の高い工業力が必要になり、結果、それは生き残った。 
日本は朝鮮と関わって碌なことしかなかった。
でもたまには碌なこともある。
素直にそれを喜びたい。


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