goo blog サービス終了のお知らせ 

文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

そこへ代わりにやってきたのが中国であり、中共なんです。新聞で北京にはハエ1匹飛んでないとかね。そういう讃歌を平然と書いていたし、日本人の左翼の大半はそれを信じていた。

2025年04月18日 09時54分59秒 | 全般
東大野球部出身でね、体育会系なんだよな。深い思想を持ち合わせていたわけではない。
2018年07月14日
無謬主義が始まったわけ
*~*は私・
本郷 
それから、これは私の大阪整理部時代だな。
ちょうど文革で紅衛兵が騒いでいた時分で、しょっちゅう社内でも組合部会があった。
みんなが、森さんなんかに媚びて、文革礼賛を合唱するので、『あんなもなぁ長続きせん。どだい、中国人てのは、歴史的に根は利己主義なんだ。簡単には変わらんよ』と言ったら、これもやられたな、こっぴどく。
すごい中国崇拝派みたいなのがいて、これがまたアホなことばっかり言うわけですよ。

稲垣 
戦前から、ソ連が社会主義の祖国と言われていたが、戦後、ソ連は日本兵の捕虜を国際法に反して長期抑留したり、虐待したり、その異常ぶりがわかってきた。
旧満州に侵攻してきたときなんざ婦女暴行も多発したし、いくら口をふさいでも、復員兵が家族に言い、それが世の中に伝わってくる。
スターリンの大粛清も、なんとなく伝わってきて日本の左翼のソ連に対する信仰は地に墜ちてしまった。
そこへ代わりにやってきたのが中国であり、中共なんです。
新聞で北京にはハエ1匹飛んでないとかね。
そういう讃歌を平然と書いていたし、日本人の左翼の大半はそれを信じていた。

本郷 
戦後間もなく中国礼賛の風を吹かしたのがいっぱいいたんだ。
いわゆる文化人の中にもね。
だけど、そういう連中を嘲笑って書いた記者もいたんだよ。
広岡体制以前には、門田勲さんという大物記者がいて、「中共拝見」というタイトルで、いま読んでも実におもしろいことを書いている。
ハエがいないなんてウソだと、ちゃんと書いているしね。

石川 
それはいつごろですか。
本郷 
昭和30年代の初め。30年の連載ルポ「中共拝見」のころは、まだ「中共」と書いてますよ。
「中国」なんて呼んでません。
中国と書けとか、北鮮と書いちゃだめだとか、北朝鮮と書いちゃだめだ、ちゃんと朝鮮民主主義人民共和国と書かなければいけないなんて言い出したのは、広岡体制以降だよ。
アホな、まあ、くだらんことを大マジメにやった。
しかも、今でもそうだけど、みんなそれに唯々諾々と従っていたんだ。

稲垣 
それは偉くなりたいから、睨まれたくないからですよ。
新聞記者にとって一番怖いのは何かというと、干されることで、次に飛ばされるということなんだ。
干されれば、記事を書けなくなる。
たとえ書いてもボツにされる。
そのうち地方支局へ吹っ飛ばされる。
こういうのが一番いやなんだよね。
社が中国になびくと親中派になる奴もいた。
中国産野菜の残留農薬問題が持ち上がり、輸入禁止になったさいも、わざわざ学芸部の記者が中国の現地に行って、中国の農民がかわいそうだと書いたりした。
せっかく作った農産物が輸出できないと。
平気でそう書いていたわけよ。
学芸部が何で中国へ行かないとならないのかと思ったけどね。
どうも学芸部の中にはそういう一派もいたんだよな。

石川 
広岡さんが、朝日が偏向報道に走る礎を築いたという認識でお2人は一致するようですが、広岡さんご本人はどんな方なんですか?
稲垣 
広岡氏は、まったく特定のイデオロギーも何もない。
本郷 
そのとおり。
私も彼は筋肉の男、権力指向の人間だと思う。

稲垣 
東大野球部出身でね、体育会系なんだよな。
深い思想を持ち合わせていたわけではない。


*NHKの大越健一の事を想起した読者もいるだろう。
大越たちが支配している今のNHK報道部の酷さと朝日新聞と一緒の報道をしている真因の一つは、朝鮮総連に相当に支配されている組織であることと共に、広岡と大越、そんな所にもあるのだろう。
先日のwatch9の酷さは呆れてものもいえない代物だった。
日本中の誰も知らない人間を写真家だなどとして登場させ、例の北朝鮮の作り物の平壌…あれほど不気味で滑稽な態様が21世紀の今、存在している驚き…全てが公安部の人間達の自作自演のような写真を延々と流し、北朝鮮の経済は実は元気である等と放映したのである。
流石に、これだけではまずいと整理段階でクレームが入ったのだろうが、最後の方に、申し訳程度に、実際の北朝鮮の貧しさをうかがわせる写真を、ほんの短い時間入れたのである。
北朝鮮の悪が大本であるといっても、有馬よ、桑子よ…悪の手助けをしている者達こそが一番の悪党なのだと言っても過言ではない事に、君たちが気づくことは永遠にないのだろうが。
桑子などは大変な酒好きで、それで上司に可愛がられている面もあるらしいが、その酒の席で、例の東大野球部を出た阿呆に過ぎないと言っても過言ではない大越の安倍政権批判などを聞かされ、上智大卒の有馬と東外大卒の桑子は、大越が東大卒であると言うだけで、謹聴しているのだろう。
それが彼等の表情に現れているのである。*

本郷 
広岡氏が社長になってから、左傾紙面への統制が露骨に始まった。
これは顕著でしたね。
代表的なのは、さっきも言った整理部の権限を奪い、紙面へのコントロールをトップ・ダウンでやり、人事面でも素直に言うことを聞く人間だけを優先的に引き上げていった。
それから、「無謬主義」を植え付けたな。
「朝日は絶対に間違えない」という信仰みたいなものです。
なんでそんなになったかというと、さっき言った株の問題が密接に関係しているわけです。
業務上のミスがあると、株主総会で村山社主家側から攻撃される。
権力基盤が脆弱だから、そんなことがあっては絶対ならない、ということで「ノーエラー」が唱えられはじめ、これが基本になったということですよ。
ところが、人間だからエラーをしますよね。
するとどうするか、頬被りなんだよ。
訂正しない。

みんなが見ぬふり。
みんな黙っている。

石川 
エピソードってありますか。
本郷 
それが典型的に表れているのは、『朝日新聞縮刷版』でしょう。
そのころの『縮刷版』は、私ら整理が最終版を作ったあと、「縮刷直し」という作業をやった。
読者に配る新聞には訂正を入れるが、永久に残る『縮刷版』には訂正を残さずに出版するために、訂正を引っこ抜いて、空いた穴を埋め記事で埋めて帳尻を合わせる。
ところが、当時、防衛大学校の教授だった佐瀬昌盛氏が朝日の論説記事が誤っている、おかしいと騒ぎ出した。
すると、言を左右にして逃げまくるんだけど、結局、直さない。
すると今度は、『縮刷版』だけ直していたと再び問題になったのです。

稲垣 
『縮刷版』では文章自体を直していたんだよね。
石川 
米ソの冷戦下の、中距離核ミサイルをめぐる問題でしたね。
ミサイルが「導入された」とあったのが、佐瀬氏に『諸君!』で指摘され、「導入を決めた」とこっそり直してしまった。
「導入された」と「導入を決めた」では大違いですね。

本郷 
「無謬主義」も影響して、社内の人事評価は減点主義になっていったんです。エラーすると、もうあいつはだめだと。
社員の採用も、どこを切っても同じような顔が出てくる。
金太郎飴みたいな人間ばかり集めた。
だから、いまでもそういう雰囲気が残っている。
硬直化してね。

稲垣 
そうそう。
例のNHKの事件でもそう。
あれも本田記者のやったことは、間違いなく大誤報なんですよ。
政治家が事前にNHKの幹部を呼びつけた事実はないのに、呼びつけたと書いちゃったわけですから、これは明白な誤りでしょう。
そういう致命的で重大な間違いがあるにもかかわらず、今度はご丁寧に検証委員会とかを、紙面に逃げ口上を出すために組織する。
結局、それが事実であるとは断言できるような証拠はなかったという風ないい方をするわけです。
この物言い自体が実にトリッキーで悪辣ですよね。
記事に書いたことがウソだったのかどうかということなんですよ、要は。
でもそうはいわない。
結局はごまかしてるわけだよ。

石川 
無謬主義ですね。
本郷 
上に責任が及ぶから、担当デスクとか部長とかね。
だからそういう組織を作って一所懸命にごまかす。

石川 
なるほどね。
本郷 
『諸君!』が、「朝日は日本のプラウダか」というタイトルの論文を掲載した時の、広告の話を覚えてますか。
稲垣 
編集長が堤尭さんの時ですね。
本郷 
そう。
上智大学の渡部昇一名誉教授が、この表題で論文を書いた。
内容は朝日の左翼偏向を衝いたものでした。
当時、私は東京の広告局で、広告の掲載審査にあずかる部長だった。
当時は、雑誌の広告などに社の名前が出ていたら、必ず社長室に持っていくことになっていた。
で、その広告の原稿を社長室に持っていった。
そこで、「どう思うかね」と聞かれたので、「私はこれは載せるべきだと思います。なぜかというと、載せないと言ったら、それ見たことか、やっぱり朝日は日本のプラウダだと言われる。だから載せましょう」と言った。
ところが、編集の最上層部が、絶対ダメだから断れというわけ。

石川 
それは広告掲載を。
本郷 
そう。
要するに『諸君!』の見出しが、誹謗中傷だというわけです。
石川 
覚えてます。「日本のプラウダか」という表題が印象的でした。
本郷 
そうなんだ。そこで、掲載を断る意向を『諸君!』に伝えたら、堤氏が乗り込んできて、丁々発止やった。
私は、内輪では、載せるべきだと突っ張ったもんだから、上司の広告局長が「君はもう引っ込んでいてくれ」という。
業務の連中は、編集には逆らわない。
上を見てるんだ。
結局、広告局が広告掲載を断って、以来、出稿がなくなっちゃった。
ケンカ別れ。

石川 
それ以来、『諸君!』は朝日に出してないんですか。
本郷 
そう。
そういう「言輪の府」だったのよ。

稲垣 
産経が報じた朝日の毒ガスの誤報だって中国戦線に従軍したという男から変な写真を持ち込まれたのがきっかけだった。
これ、日本軍の前線から煙がモクモク立ち上ってるもんだから、あ、こいつは毒ガスだとなり、一橋大学の藤原彰という教授のところへ行って、「これは毒ガスじゃないでしょうか」、「間違いなく毒ガスだ」みたいになって(笑)。
藤原教授は旧職業軍人だから間違うはずはなく、毒ガスか煙幕かの区別ぐらいつきそうなもんだけど、毒ガスだとお墨付きを与えたもんだからね。
それを一面に出してしまった。

本郷 
それを見てね、ヘンだなあ、毒ガスに色がついてたら、敵はみんな逃げちゃうじゃないかって、社内で笑っていたんだよ。
そしたら煙幕だとなった。
でも結局、何も訂正せずに終わってしまった。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。