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Repost!クリントン・オバマ政権で一番問題だったのは、リベラルと無国籍企業が結びついたところにあると思う

2024年09月22日 12時53分47秒 | 全般
クリントン・オバマ政権で一番問題だったのは、リベラルと無国籍企業が結びついたところにあると思う
2017年10月31日

以下は前章の続きである。
寝ていたアメリカ
藤井 
クリントン・オバマ政権で一番問題だったのは、リベラルと無国籍企業が結びついたところにあると思う。
ウォールストリートに近づきすぎて、クリントン時代、民主党がものすごく変質してしまった。 
リベラルはアンチ国家でしょう。
それと同様に無国籍企業も同じ考え方なんだ。
フェイスブックの創始者、マークーザッカーバーグはまさにその代表的な人間だけど、3年後、民主党の大統領候補になるんじゃないかと思う。
高山 
トランプと一騎打ちか。
藤井
IT企業は反中国のグーグル以外、おしなべて無国籍企業。
国家がなくなると何か残るのか。
マーケットしかない。
それが彼らの理想郷というわけ。
そうなると一番偉いのは、金を持っている人間になる。 
無国籍企業は、中国共産党は効率よく低賃金労働者をマネージメントしている優れた労務管理者であると評価している。
だから、中国と一脈通じているんだよ。
高山 
そうなると、トランプはそういう無国籍企業とも戦っていることになる。
藤井 
そう、戦っている。
また、ヨーロッパに過干渉はしない。
勝手にやってくれと。
ただ、メンツ上、トランプは「アメリカは世界で一番強い国」の地位は守りたいと思っている。 
そうなると現実問題として、日本の役割を変えるしかない。
つまり、日本からすれば戦後敗戦体制を一掃する外的環境が整ったわけだ。
今回の選挙の結果によって、非常に前向きな政治がはじめてできるんじゃないかと思う。
高山 
クリントン時代、「アメリカは寝ていた」と米オピニオン誌『ウイークリー・スタンダード』がやっていた。
中国も放ったらかし、中東も目先の利益追求でサダム・フセインを潰し、カダフィを殺したけれど、結果は混乱だけ。
イスラムを敵に回してしまった。
中東地域はもうどうしようもなくなっている。 
トランプにとって放っておけないのは太平洋だ。
そのパートナーとして、日本に大きな役割を与えようとしているんじゃないか。
藤井 
そうしないとアメリカの繁栄や平和を守ることができないから。 
今後、米中の南シナ海における海空戦は絶対に避けられないと思う。
戦えば必ず日米側が勝つでしょう。
そうすると、日本が抱える対米コンプレックスも和らぐし、アメリカも同盟国として戦って勝ったというので仲間意識が芽生える。 
そういう過程を経て、日米は本当の意味で対等な関係になれるんじゃないかな。
この稿続く。


2024/9/5 in Onomichi

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