文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization on September 2016

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

彼は、その過程で、歪んだ思想で事実をねつ造する事の危険さを皮膚感覚で知ったはずである。

2016-07-14 21:57:35 | 日記

今、日本の現役の新聞記者で最も優秀な人間の一人が、産経新聞社の論説委員兼政治部編集委員をしている阿比留瑠比であることに間違いはない。

高山正之という戦後の世界で唯一無二のジャーナリストを先輩に持っていたことも、彼を現在の彼にしている因子の一つだろうが。

一番大きな因子は、彼が、朝日新聞社が始めた従軍慰安婦報道、強制連行報道に、記者として疑問を感じて以来、長年、この事の真相究明にあたって来た事だろう。

彼は、その過程で、歪んだ思想で事実をねつ造する事の危険さを皮膚感覚で知ったはずである。

つまり、彼は、この過程で、ジャーナリストとして事実を伝える事の大事さを知ったはずである。

彼は、その過程で、ファースト・ハンドの知識を蓄積していったのである。

今朝、鳥越俊太郎についての事を書いて私は、私の庭である嵐山に向かった。この記事について言えば、以下の事を書き残したと思いながら。…一昨年の8月までなら、まだしも、私は鳥越を善人であるかのように思っていたはずだが、今は、全くその反対である事。結論だけを言えば、彼は自分が正義の味方で、善人であるかのような事を言い、振る舞っているが、彼は、朝日新聞に同調して、日本国に莫大な損害を与えて来た人間であり、日本国と日本国民の国際的な信用を地に落として来た人間である…つまり、これ以上ない悪人であると言う事を書き残したのである。

京都行きの電車の中で、親友が、今日の産経新聞を差し出してくれた。

彼の大きな紙面での連載コラムは、常に事実を持って語る、新聞記者だからこそ、知り得た事実を読者に伝えると言う事に徹している…つまり、ジャーナリストに徹している彼の本領が発揮された論文である。

同時に、私の論説の正しさも、私が言及していることとは別の観点から、証明してくれてもいたのである。

以下は今日の彼のコラムからである。

14日告示の東京都知事選で、民進、共産、社民、生活の野党4党はジャーナリストの鳥越俊太郎氏を協力して支援するという。

どこの誰を支持しようと自由だが、かねて産経紙面で鳥越氏の「危うさ」を指摘してきた身としては、果たして大丈夫だろうかとの懸念を禁じ得ない。  

「(鳥越氏の出馬)記者会見を見て、われわれから応援させていただきたいと今、確認した」

民進党の枝野幸男幹事長は12日、4野党共同記者会見でこう述べた。

共産党の小池晃書記局長は「烏越氏の勝利のために力を尽くしたい」、

社民党の又市征治幹事長は「全面的に支えて全力を挙げて頑張る」とそれぞれ気勢を上げた。 

だが、彼らは烏越氏の記者会見を聞いて、本当に素晴らしいものだと感じたのだろうか。

すでにインターネット上で話題となっているが、例えば鳥越氏は自身の戦争体験について語り、「戦争を知る世代」だと強調する文脈でこんな発言をしていた。

「私は昭和15年の生まれです。終戦の時、20歳でした。もちろん、空襲も防空壕に逃げたことも覚えています」 

誰だって勘違いや言い間違いはあるし、いちいち揚げ足を取る気はない。

だが、これはそんな問題だろうか。

話の核心部分でこんな間違いは普通しない。

虚偽の陰謀論を吹聴 

仮に単なる言い間違いだとしても、ここしばらくの鳥越氏の発言には聞いていてはらはらさせられるものが多いのも事実だ。

今年2月の記者会見では、高市早苗総務相の米議会勤務歴について「経歴詐称」と断じ、こう決め付けた。 

「見習い待遇で無給で未契約のフェロー。コピー取り程度、お茶くみ程度の役しかしていない」 

ところが、これに高市氏が議員立法やスピーチのための調査に従事し、1ヵ月2千ドルの研究費の送金を受けていたことを示して反論すると、弁護士を通じて回答した。  

「撤回・修正するのもやぶさかではない」 

根拠なく、高市氏を中傷していたことを事実上、認めたのである。

鳥越氏は同じ記者会見で、保守系の学者らでつくる「放送法遵守を求める視聴者の会」が本紙などに意見広告を出したことに関してこう述べた。  

「日本会議という右翼的な団体があって、そこからお金が出て、産経と読売に意見広告が出ている、ということがある程度分かってきている」 

この発言も日本会議に虚偽、事実無根として撤回と謝罪を求められることになった。

一切、事実関係を検証しないまま、堂々と陰謀論を口にしてはばからない姿は、とてもジャーナリストの流儀とは思えない。 

鳥越氏は3月の記者会見でも、「安倍晉三政権はテレビ報道を神経質に気にしていて、監視チームを作ってチェックしている」と明言したが、これも証拠も証言も示しておらず、根拠不明で裏付けは乏しい。

過去に新聞記者だったことが信じられないぐらい「事実」を軽視してはいないか。 

「政策読んでません」  

「関心がなかったので、まだ増田寛也氏(元総務相)と小池百合子氏(元防衛相)の政策を読んでいません」 

鳥越氏は12日の記者会見ではこうも語り、対抗馬がどんな都政を構想しているかにも興味がなかったことを明かした。知名度の高い鳥越氏が立候補に意欲を見せたとたん、一斉に支持に回った野党4党は、都民の将来に責任が持てるのか。