まずはコーヒーの実の収穫です。
3月から色づき始め、一昨日230gほど取れました。
非水洗方式で自家製コーヒー豆を作るため、天日干ししてます。
上手くいきますように~!
超、超、超うれしいこととは、40年ぶりに懐かしい方に会えたんです!
大学生時代に通っていたカフェの奥様とその娘さんに…
残念ながらマスターはお亡くなりになっていましたが。
カフェを始める時に「マスター夫妻に自分が淹れたコーヒーを飲んでほしい」
旨の記事をメニューに載せておりました。
開店後、店を知っている方はちらほらいたのですが、
マスター夫妻の消息はわからず、5年たってあきらめていました。
ところが、奥様の知人から当店と記事の内容が伝えられ、
先週木曜にすぐに会いに来てくださいました。
感激ですね~~~!なにせ40年ぶりですから!
探偵ナイトスクープにも応募したけど、反応なかったし(笑)
同じ松山市内の近い場所にお住まいで、二度びっくり!
話が見えにくいと思いますので、メニューに掲載していた記事を
貼り付けておきます。長い話ですが、40年ぶりに免じて
お時間が許す限りでお読みください。
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Sunset Mirage HP ブログ 2013年12月29日から抜粋
「セピア色の想い出…」
少し長くなりますが、昔話にお付き合いください。
今をさかのぼること35年前…。(古すぎるからってここでやめないでくださいね。笑)
ある大学生のカップルが、行きつけにしている喫茶店がありました。
場所は愛大正門から松山城登り口方面へ、200mほど行った道沿い。
ご存知の方は、マリア製菓のちょっと向こうです。
ビルの1、2階が喫茶店でした。
マスターは黒縁メガネが似合う優しい方でした。
かたわらには笑顔が素敵な奥様も…。
夕方には小学生の娘さんが、赤いランドセルをしょって
帰ってくることも…。黄色い帽子がまるで蝶のように飛び跳ねてました。
3人の姿は店の一番奥なのに、なぜかスポットライトが当たったように輝いていました。
3人の幸せそうな風景を見てそのカップルは、あんなふうになりたいと、
それぞれ心の中で思ったのでした。
ある日マスターは、常連の2人にサプライズを用意しました。
よく頼むフルーツパフェに、バナナを1本まるごと立てたのです。
2人に受けたマスターは、ポッキー30本とかアイスクリームてんこ盛りとか、
いろいろ工夫を凝らしてくれました。
カップルとマスターはいつも楽しく会話しておりました。
楽しい日々はあっという間に過ぎ、2年後カップルは卒業し、
それぞれ社会へ巣立っていきました。
彼が10数年後、ふと懐かしくなって店を訪ねましたが、
そこはもう別の看板がかかっていました。
彼は仕事や育児の忙しさで、お店のことを忘れていたことを後悔しました。
30年後、彼がカフェをやろうと心に決めたとき、
一番最初に頭に浮かんだのは、
あの黒縁メガネのマスターのことでした。
自分もマスターのようになれたらいいな…。
彼は素直に思いました。
その5年後、彼はコーヒー、紅茶、ケーキ、陶芸、木工など
色々な経験を積み、ついにカフェをオープンしました。
日々、お客様のために心を込めてコーヒーを淹れています。
ただちょっぴり心残りなのは、昔お世話になったあのマスターに
自分が淹れたコーヒーを飲んでもらえないということです。
もし、お元気でおられるなら、ぜひお会いしたい!
そしてサンセットミラージュのコーヒーを飲んでいただきたい…。
たくさんの楽しい思い出をもらったマスターを思い出しながら、
彼はそう願わずにはいられません。
その店の名は「サンタマリア」。
母に抱かれる赤子のように、心安らぐ居心地の良い店でした。
35年前のセピア色の写真のような話でした…。
長い昔話におつきあい、ありがとうございました。
(もしもサンタマリアのお知り合いの方がおられましたら、ご連絡いただければ幸いです)