今年最後の写真は、やはり店からの夕日の写真にしました。
開店日より少し前の風景です。
少し長くなりますが、昔話にお付き合いください。
今をさかのぼること35年前…。
(古すぎるからってここでやめないでくださいね。笑)
ある大学生のカップルが行きつけにしている喫茶店がありました。
場所は愛大正門から松山城登り口方面へ、200mほど行った道沿い。ご存知の方は、マリア製菓のちょっと向こうです。
ビルの1、2階が喫茶店でした。
マスターは黒縁メガネが似合う優しい方でした。
かたわらには笑顔が素敵な奥様も…。
夕方には小学生の娘さんが赤いランドセルをしょって帰ってくることも…。黄色い帽子がまるで蝶のように飛び跳ねてました。
3人の姿は店の一番奥なのに、なぜかスポットライトが当たったように輝いていました。
3人の幸せそうな風景を見てそのカップルは、
あんなふうになりたいと、それぞれ心の中で思ったのでした。
ある日マスターは常連の二人にサプライズを用意しました。
よく頼むフルーツパフェに、バナナを1本まるごと立てたのです。
二人に受けたマスターは、ポッキー30本とかアイスクリームてんこ盛りとか、いろいろ工夫を凝らしてくれました。
カップルとマスターはいつも楽しく会話しておりました。
楽しい日々はあっという間に過ぎ、
2年後カップルは卒業し、それぞれ社会へ巣立っていきました。
彼が10数年後、ふと懐かしくなって店を訪ねましたが、
そこはもう別の看板がかかっていました。
彼は仕事や育児の忙しさでお店のことを忘れていたことを後悔しました。
30年後、彼がカフェをやろうと心に決めたとき、
一番最初に頭に浮かんだのは、あの黒縁メガネのマスターのことでした。自分もマスターのようになれたらいいな…。
彼は素直に思いました。
その5年後、彼はコーヒー、紅茶、ケーキ、陶芸、木工などいろいろな経験を積み、ついにカフェをオープンしました。
日々お客様のために心を込めてコーヒーを淹れています。
ただちょっぴり心残りなのは、昔お世話になったあのマスターに
自分が淹れたコーヒーを飲んでもらえないということです。
もし、お元気でおられるなら、ぜひお会いしたい!
そしてサンセットミラージュのコーヒーを飲んでいただきたい…。
たくさんの楽しい思い出をもらったマスターを思い出しながら、
彼はそう願わずにはいられません。
その店の名は「サンタマリア」。
母に抱かれる赤子のように、心安らぐ居心地の良い店でした。
35年前のセピア色の写真のような話でした…。
長い昔話におつきあい、ありがとうございました。
(もしもサンタマリアのお知り合いの方がおられましたら、ご連絡いただければ幸いです)
開店して2か月、本当に本当にあっという間に過ぎました。
建築関係でお世話になった皆様、何かと気にかけていただく地元の方々、
今もお祝いに駆けつけていただく友人知人の方々、後押ししてくれた親戚家族など…、
関わったすべての人のおかげで何とか今があると思っております。
感謝しきれないほどいっぱいの応援をいただき、今年の営業が今日終了しました。
出会ったすべての皆様、ただただありがとうございました。
来年は1月4日(土)から営業です。
4、5日は限定メニューで営業ですが、9日(木)から通常営業に戻ります。
少しずつサービスの充実を図りますので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
最後に、皆様のご健勝、ご多幸をお祈りして、年末のご挨拶といたします。よいお年をお迎えください。
サンセットミラージュ
M&C
開店日より少し前の風景です。
少し長くなりますが、昔話にお付き合いください。
今をさかのぼること35年前…。
(古すぎるからってここでやめないでくださいね。笑)
ある大学生のカップルが行きつけにしている喫茶店がありました。
場所は愛大正門から松山城登り口方面へ、200mほど行った道沿い。ご存知の方は、マリア製菓のちょっと向こうです。
ビルの1、2階が喫茶店でした。
マスターは黒縁メガネが似合う優しい方でした。
かたわらには笑顔が素敵な奥様も…。
夕方には小学生の娘さんが赤いランドセルをしょって帰ってくることも…。黄色い帽子がまるで蝶のように飛び跳ねてました。
3人の姿は店の一番奥なのに、なぜかスポットライトが当たったように輝いていました。
3人の幸せそうな風景を見てそのカップルは、
あんなふうになりたいと、それぞれ心の中で思ったのでした。
ある日マスターは常連の二人にサプライズを用意しました。
よく頼むフルーツパフェに、バナナを1本まるごと立てたのです。
二人に受けたマスターは、ポッキー30本とかアイスクリームてんこ盛りとか、いろいろ工夫を凝らしてくれました。
カップルとマスターはいつも楽しく会話しておりました。
楽しい日々はあっという間に過ぎ、
2年後カップルは卒業し、それぞれ社会へ巣立っていきました。
彼が10数年後、ふと懐かしくなって店を訪ねましたが、
そこはもう別の看板がかかっていました。
彼は仕事や育児の忙しさでお店のことを忘れていたことを後悔しました。
30年後、彼がカフェをやろうと心に決めたとき、
一番最初に頭に浮かんだのは、あの黒縁メガネのマスターのことでした。自分もマスターのようになれたらいいな…。
彼は素直に思いました。
その5年後、彼はコーヒー、紅茶、ケーキ、陶芸、木工などいろいろな経験を積み、ついにカフェをオープンしました。
日々お客様のために心を込めてコーヒーを淹れています。
ただちょっぴり心残りなのは、昔お世話になったあのマスターに
自分が淹れたコーヒーを飲んでもらえないということです。
もし、お元気でおられるなら、ぜひお会いしたい!
そしてサンセットミラージュのコーヒーを飲んでいただきたい…。
たくさんの楽しい思い出をもらったマスターを思い出しながら、
彼はそう願わずにはいられません。
その店の名は「サンタマリア」。
母に抱かれる赤子のように、心安らぐ居心地の良い店でした。
35年前のセピア色の写真のような話でした…。
長い昔話におつきあい、ありがとうございました。
(もしもサンタマリアのお知り合いの方がおられましたら、ご連絡いただければ幸いです)
開店して2か月、本当に本当にあっという間に過ぎました。
建築関係でお世話になった皆様、何かと気にかけていただく地元の方々、
今もお祝いに駆けつけていただく友人知人の方々、後押ししてくれた親戚家族など…、
関わったすべての人のおかげで何とか今があると思っております。
感謝しきれないほどいっぱいの応援をいただき、今年の営業が今日終了しました。
出会ったすべての皆様、ただただありがとうございました。
来年は1月4日(土)から営業です。
4、5日は限定メニューで営業ですが、9日(木)から通常営業に戻ります。
少しずつサービスの充実を図りますので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
最後に、皆様のご健勝、ご多幸をお祈りして、年末のご挨拶といたします。よいお年をお迎えください。
サンセットミラージュ
M&C