Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

正月は、冬牡丹のあまりの美しさに、絶句!

2018-01-14 21:36:42 | 東京散歩・冬





正月の二日、何故か早起きまでして、寒空の下、上野動物園へ行くハメとなりました。

安曇野から来た孫たちと、北極熊やライオンやプレイリードッグを見ながら、
突然に、「そうだ、冬ボタンを見よう!」と思い立ちました。
上野動物園正門のすぐ近く、上野寛永寺に続く参道をちょっと入ると「冬牡丹園」があります。

この凍えるような寒空の中で咲く冬ボタンの可憐さ、気高さに胸を打たれました。
「このように、逆境にあってもなお、(いや逆境だからこそか)、孤高の美しさを
持ち続ける冬ボタンのような存在」に、私も勇気を貰いました。

「吹き抜ける 風の痛しや 寒牡丹」

真紅の花の近くに添えられたこの句がとても印象に残りました。



梅雨空にはこの曲があう ・・・・ ルー・ドナルドソンの「ブルース・ウオーク」

2014-06-29 20:22:17 | たまに聴くならこの一枚
Blues Walk
クリエーター情報なし
Blue Note Records




6月最後の週末は雨でした。
それも、シトシト雨、土砂降り雨、すさまじい雷雨、と雨の全てを披露してくれた感じ。

とりあえずシトシト雨の降る休日の朝、ボンヤリと雨を眺めながら、一面緑のカフェのオープンエア席で聴くジャズが
何とも心地よい。
1週間の(というか月から金までの)疲れが、まだまだ体のあちこちに巣食っているのを感じながら、ちょっとけだるさの残ったまま
熱いコーヒーを喉に流し込みながら聴いた「ブルース・ウォーク」は最高!

この曲全体を貫くゆったりとしたテンポ(まさにブルージーな気分が一杯)に裏打ちされた、ファンキーな感覚が
何とも言えない。
ルー・ドナルドソンの悠揚迫らぬアルト・サックスがそのファンキームードを盛り上げるが、バレットのコンガが最高!

「人生、焦ることはないさ。」
「マイペースでゆったりと行こうぜ。」
「たまには雨の日をゆったりと楽しめよ。」

私にはドナルドソンのアルトがそんなメッセージを届けているようにも思える。
雨の休日の朝は、こんなジャズの1曲で始まってもいいんでないかい?




 


表参道の森の中・Nezu Cafeは究極の癒しカフェです

2014-06-25 20:08:10 | 緑豊かな癒しのカフェ・レストラン


東京は、ニューヨーク、ロンドン、パリなどと比べても全くひけを取らない世界的な大都市であります。
それらの都市をほっつき歩き、ピンもキリも経験した[いや、経験したつもりの)私が言うのだから、マチガイありまっせん。

・東京の大都市機能は安全で円滑かつ安心できる(実はこれは「日本」という国のウリでもある!)
・東京は世界有数の巨大都市でありながら、女性一人・オヤジ一人でもホッと息をつける憩いの場所(カフェに限らず!)が沢山ある(外国にはそんな場所は殆どない。
 東京なら、主要駅のすぐの徒歩圏内に誰でも安心かつ安いカフェ・居酒屋、ファストフード店など、無数と言って良いほどある)。

そんな東京ですが、先日、私が訪れたオモサンのカフェは、「東京にはこんな良いカフェもあるんだぜぇ」と外国の人に声高に自慢できるカフェです。
こんなカフェこそ、人種・宗教・異文化の壁などを超えて、汎世界的に支持されるはずです(事実、このカフェには外国の人も多かったです)。

(前置きが長くなりましたが)そんなわけで、知る人ぞ知る、表参道の根津美術館に併設の「ネズカフェ」へ行ってみました。

根津美術館に併設のカフェですが、根津美術館がリニューアル工事のため長期休館していたので、
ここへ来るのは3年ぶりくらいかな。
確かリニューアル工事前には、「マーメイドカフェ」という名前だったかな・・。

以前は美術館へ行かないで、カフェだけのために良くここへ来たものでしたが、現在は入館料1000円を払わないとカフェにも行けない仕組みです。
しかし、その入館料を払ってでも、この森の中みたいなカフェの一角にボーゼンと座って、しばしの時をコーヒーとともに過ごされることをお勧めします。

この喧騒の大都会・東京の真っ只中・表参道駅から僅か10分の距離なのに、静寂に包まれた深い森の中の一軒やに迷い込んだみたいです。
東京にある無数のカフェの中で、これほど圧倒的な緑に包まれたカフェは他に無いかも知れません(軽井沢クラスとも言えます)。
私は良く晴れた日曜日の午後にここを訪れましたが、シトシトと小雨の降る日なども、ここはスンゴク良いでしょう。

出来得れば、土日じゃなくて、たまには会社をサボって、普通の日の朝にふらりとこのカフェへ行ったみたら? 
それがホントのダンディズムでないかい?
(もっとも、そのあと、どうなるかは保証できないけどね・・。)

今が見ごろ ・・・ 明治神宮・菖蒲園

2014-06-18 20:37:47 | 東京さんぽ・夏

(2014.06.15 明治神宮)

今年は何故か自然に明治神宮へ足が向きますなあ。今年になって優に15回は明治神宮へ出掛けてますなあ。
参拝するのではなく、音楽を聴きながら、ただぶらつくだけですが。

6月中旬の日曜日ともなれば、出掛ける先は
鎌倉・明月院の紫陽花、
東京・明治神宮の菖蒲、
このどちらかということになりましょう(それも、もちろんシトシトと静かな雨の降る日が最高でしょう)。

「季節になったら、その季節の花を楽しむ」。
これなくして何の人生でありましょうか。

菖蒲園の花々は、それはそれは美しく咲いておりました。
あぁ、日本ってホントに良い国ですなあ・・。


緑あふれる「音の羽・カフェ」へどうぞ

2014-05-11 21:57:46 | 緑豊かな癒しのカフェ・レストラン

(2014.05.11 東京都文京区関口2丁目)

私は、「良いカフェ」としては、
・何度でも来たくなるような、静かで美しく、魅力的な雰囲気があり、
・したたるような緑に溢れていて、
・思わずほっとするような暖かな客あしらいがある、
そんな3つを併せ持っているお店が、良いカフェ(あくまでも私にとっての良いカフェ)だと思っています。

私が最近休日の朝、よく行く「オトノハ・カフェ(音の羽カフェ)」は、かなり私の好みに近いです。
特に1階のテラス席が私のお気に入りです。
このテラス席に座り、バロック音楽(テレマン、ヴィヴァルディ等)をウォークマンで聴きながら、すぐ近くの目白台図書館で借りたばかりの
本を読んでいると、あっという間に1時間位過ぎてしまいます。

今日のように天気の良い日には、隣接する講談社野間美術館の庭との間をさえぎる移動式の壁が取り払われ、こちらの庭とあちらの美しい庭が
一体化して見えます(下の写真)。都心に居ながら、まるで軽井沢にいるみたい・・・。
それに、左隣りは、一寸珍しいくらいに規模の大きなお花屋さんで、これも緑と花が一杯です。

このカフェを中心とした半径300m以内に、前述の講談社野間美術館、細川美術館(豊後・熊本の大名、細川家の財宝絵画)、関口芭蕉庵、
作家佐藤春夫の居宅跡、など見どころがかたまっています。ご興味のある方は、これらを探索された後に、このカフェで(とくにテラス席で)
ゆっくりされるのも一興です。

えっ、コーヒーの味はどうかって?
カフェにコーヒーの味を求めない私としては、このお店のコーヒーには全く興味がありません。
私が、このお店でいつもオーダーするのは、ゼリー、プリン、ババロアなどの、いわゆるプルプル系です。

大変に美味な上に、お値段も300円と大変にリーズナブルなのも気に入っています。






世界第四位の豪華客船・ボイジャーオブザシーズ号で世界一周するかい・・?

2014-05-07 20:20:33 | 東京さんぽ・春

(2014.05.06 東京都大田区城南島)

私は港町で育ったせいで、外国航路の船(主に貨物船)は、普通の人よりは見る機会が多かったです。また、高校生の時には、
担任の先生の紹介で、入港中の外国船で日本のお土産品を売るアルバイトをしたこともあります。
その時の外国船は、一万トン位でしたが、まじかに見ると見上げるように大きくて、「でっかいなあ!」といつも思ったものでした。

それが、「13万7千トン!」となると、いったいどれだけの大きさなのでしょう!

その「13万7千トン」が、私が、東京港からの出港風景を見に行った、豪華客船・Voyager Of The Seas号なのです。
乗客3,114人、乗組員1,181人、全長310m(!)で、船内にスケートリンクまである、この豪華客船は、
あのタイタニック号の4倍、QE2の2倍、の大きさだそうですが、トン数的には世界第四位だそうです。
(世界第一位は、22万5千トンの、オアシスオブザシーズ号)。

停泊中の大井埠頭へは、私のようなヤジ馬は入れないため、この船を最も近くで見れるとされる大田区の城南島(羽田空港の近く)
まで足を延ばしました(私も好きですねぇ・・)。

あいにくの小雨模様、そして約1500m位の離れた距離から見るせいか、13万7千トンの迫力は想像を絶するほどではありませんでした。
しかし、15階建てくらいのビル(この船の全高は68m!)が海の上を滑るように目の前から彼方へ去っていくのを見るのは、やはり感動的です。
恐らく、桟橋(または水面)からこの船を見上げたら、その巨大さは想像を絶するほどでしょう。

この船で世界一周・・?
良いですなあ(最高級の部屋で3ケ月半かけて世界一周すると2千625万円(東京近郊に家一軒を建てられるお値段ですな)。

しかし、そこまでいかなくても、東京→キールン(台湾)→香港→東京を9泊10日かけて、この船の一番安い部屋(14平方メートルのツインベッドルーム)に
泊り、そのお値段が、13万9千円なら、それは破格の安さだと思いませんか?
(この価格にはもちろん、運賃・宿泊費・食事代など全てが込みなのですよ!海の見えない部屋ではありますがね・・)
超豪華ホテルに9泊し、その間の食事代金も全て込みで、海外2ケ国へも行って・・と考えると、一泊1万5千円程度というお値段であなたも
この船旅への参加をマジで考えても良いのでは・・?

私も行きたいのは山々ですが、仕事が忙しくて10日も仕事をを休めるかどうか・・?
(いっそのこと、仕事を放り投げてでも、この船に乗ろうかしらん・・海の上から見る夕日、きれいだろうなあ・・)。





新緑の京都へ ・・・・ ⑨ 京都は私を魅了する

2014-05-05 12:12:04 | 京都散歩

(京都・河原町 Kawa Cafe(カワ・カフェ)からの祇園方面)

鴨川べりのカワ・カフェの窓際の席に座り、暮れていく京都の町を見ながら考えました。
「京都の魅力ってなんだろう?」と。

短い京都旅行でしたが、予め旅程を作らずに、本能の命じるままに、行きたい所へ行き、見たいものだけを見ました。
それは「京都の普通の人が、普通に行く場所」に私も行くこと、です。
その結果、誰もが訪れる古いお寺は殆ど行かず、「京都散歩」のような旅行になりました。
(とは言いつつも、これだけ多くのお寺がある京都のこと、私も永観堂、常寂光寺、三十三間堂などへ行きましたが)。

ぶらぶらと京都のあちらこちらを散歩し、私はすっかりこの町が気に入りました。

・この町を、平安の昔から縦に割って流れる鴨川。その鴨川に沿って作られた、長く、美しく、そして静かな散歩道。
 (都会の喧騒からほんの一歩(数十メートル)外れただけなのに、驚くほどの静けさです)
・鴨川に沿って流れる高瀬川やその近くの白川。木屋町や祇園などの大繁華街の真ん中にありながら、この川の流れは、思わず立ち止まってしまうほどの風情があります。
・どこを訪れても、古い歴史と文化の香りが漂う町並み。しっとりとした情緒が一杯です。
 (飲食店などは、町屋風の造りが多く地味ですが、内部は驚くほどレトロ・モダンで個性的な店が多い。
  その絶妙な調和と耳に心地よい京ことばが、「雰囲気重視」の私の感性にピッタンコです)
・この町の人はアタリが柔らかく、感じがとても良く、それが居心地の良さを倍増しています。
 (早朝、朝定食(400円!)を食べたホテルの近くの定食屋さんも、1杯1650円のカルバドスを飲んだ高級バーも、
  常寂光寺の入り口にいたご婦人も、饒舌なタクシーの運転手さんも・・)
・古い歴史・文化と、現世的・近代的なものとが、うまく折り合いをつけ調和している。
 (日本を訪れた外国人が、よくそんなことをいうのを耳にしますが、私も全く同じように感じます)

ゆったりと流れている(ように感じる)京都独特の時間の流れ・・。

「こんな町が日本にあって良かった・・」と心底思いました。
私達日本人のみならず、沢山の外国人も京都の魅力に惹きつけられるというのが良く分かりました。

この町は、日本文化のルーツなのですなあ・・。





新緑の京都へ ・・・・ ⑧ 嵯峨野・常寂光寺

2014-04-30 22:25:26 | 京都散歩

(2014.04.19 常寂光寺)

このお寺こそ、訪れた価値がありました。

こじんまりしていて、特に目を見張るような建造物などないにも拘わらず、このお寺の山門~石段、そして
急な石段を上り詰めて振り返った時の眺めなど、どれをとっても優雅な気品に満ちているように感じられました。
どこがどのようにと、うまく説明しにくいのですが、全体として、凛とした空気が漂い、居ずまいを正したくなるような気配に満ちている
ように思います。

このお寺は、紅葉の寺としても、つとに名が知られているそうですが、境内を埋め尽くす新緑の
若葉色が、秋深い頃には、見渡す限り紅葉に変わるのだということを入り口の所の
中年のご婦人が素晴らしい京ことばで説明してくれました。

ぜひ11月の終わりごろに、嵯峨野と呼ばれるこのあたりを数日かけて歩き回りたいと思います。




新緑の京都へ ・・・・ ⑦ 「錦市場」をぶらつく

2014-04-29 08:32:10 | 京都散歩

(2018.04.18 京都・錦市場)

「京都へ行ったらどうしても行ってみたい!」と思っていた場所の一つが、この錦市場です。
(他には、イノダコーヒ、高瀬川、南禅寺、三十三間堂など等)。

錦市場は京都市民の胃袋を支える、主に食料品を取り扱う細長い商店街ですが、以前からずっと興味がありました。
京都の人は、普段の生活で、どんな野菜や魚やお漬物を食べてるんだろう?
売る人も買う人も、京都市民なわけですから、どんな言葉のやり取りをするんだろう、というのも興味がありました。

「実に面白い・実に興味深い!」というのが感想です。
初めて見る野菜、見たこともない京野菜のお漬物や、聞いたことのない魚の名前などが、店先一杯に並び、
それが延々と遥か彼方まで続いています。
全体的に、「和食」の素材のお店が多いようですが、お料理やお菓子などを奥のこじんまりした席で
食べられるお店も沢山あります。

イメージしていたのとは違い、細長い市場を貫く中央通路の左右の幅は意外に狭く(写真)、しかし、その
意外に幅の狭い通路を歩いていくと、左右のお店からもすれ違うお客さんからも、「そうやなぁ」、「ほんまやなぁ」
等の京ことばが飛び交い、何とも言えず良い感じです。

横に長く伸びる錦市場には、縦に、麩屋町通り・富小路通り・境町通りなどが交差しているわけですが、その辺りも
思わず入ってみたくなるような町屋風のカフェ、小料理屋さんなども多く、時間が許せば丸一日をここで過ごしたいくらいです。

もし、私のつたないブログをお読みいただいて、「そうか、たまには京都へ行ってみるか」と思われた諸兄・諸姉が
おられましたら、ぜひ、「錦市場探訪」を訪問先の一つにお加え頂きたい。
もちろん、夕食は鴨川のほとりで、夕風に吹かれながら「床(ゆか)」料理をご賞味されることを忘れずに・・。




新緑の京都へ ・・・・ ⑥ イノダコーヒ本店

2014-04-27 11:04:25 | 京都散歩

(2014.04.18 京都・境町通り)

今回の旅行に先立ち、私は、「京都へ行ったら行ってみたいカフェ」を7~8店リストアップしていました(イノダコーヒはその筆頭です)。
「行ってみたい」と思う、その最大のポイントは「雰囲気の良さ」にあります。

その意味で、「イノダコーヒ」は私の期待を裏切らず、その雰囲気の良さに大変に満足しました。

お店の外観はまったく地味で、京都の町屋風(下の写真)。思わず、「えっ、ここが・・?」と思いました。
しかし一歩中に入ると、外観とは全く異なり、開放的ながら毅然とした空気に思わず驚かされました。
まず目に入るのは、エントランス近くの美しい坪庭(写真右)、そのずっと奥(オープンエア)にかなり広くきれいな新緑の中庭が見えます。

しばらくここで時間を過ごすうちに、私は、店内がとても静かであることに気が付きました。
そう、カフェにつきものの「音楽(BGM)」がながれていない!
そのため、お客さんは必然的に自分の話し声を絞るためか、店内は(たくさんの人がいるのに)とても静粛なのです。

「美しく、静かで、シックな雰囲気のカフェ」が私の「イノダコーヒ」の感想ですが、それはそのまま
私が「理想のカフェ」と考える条件です。
その意味で私は、このカフェに居心地の良さを覚え、ここが大好きになりました。
何よりも、このお店には「京都のカフェ・京都らしいカフェ」の趣き(もっと言えば、哲学)が感じられました。

えっ、コーヒーの味はどうだったかって?
そんなものはどうでもよろし。
冒頭に言ったように、私がカフェに求めるものは、一にも二にも「雰囲気」だから。
とはいえ、私が注文したコーヒー(アラビアの真珠)は大変に美味だったことを申し添えます。
(私は1年365日カフェに通うカフェマニアで、大変にコーヒーにはうるさい)。