張芸謀を探して -彼はどこに行こうとしているんだ?-
張芸謀と聞きますと、最近では「HERO」、「LOVERS」なんかを思い浮かべる方が多いでしょうか?
「HERO」は、見たんですけど。う~む。
始皇帝と暗殺者との会話で進んでいく物語、あざといほどの張芸謀らしい色使い、マトリックス流のアクションなど、それなりに凝っていて、悪くないんだけど。
でも、別に楽しめなかったなぁ。なんでか、よく分かりません。
もう派手な映画は体が受け付けないのでしょうか? やはり年か?
そんな張芸謀とは違う(というか元々の)スタイルでつくられた「あの子を探して」。
中国の田舎の小学校に期間限定の代理として赴任してきた少女が、都会に出稼ぎにいった生徒を探すという話。
登場人物が、全員バカでね。純朴というよりは、バカでね。「もう少し、やりようがないのか?」と思わせるようなエピソードが続くんですが、それが決してわざとらしく見えない(漫画的にならない)演技と風景。
ネットで調べたら、出演者は全員素人だそうです。田舎の風景も、セットではなく、そのまま現物を使っているのでしょう。
で、背景で音楽などが流れることも少なく、画面の演出も地味そのもの。ドキュメントと紙一重です。
と言うか、最後に種明かしをされるのですが、実話を基にしているらしいです(中国人にとっては、常識なのかもしれませんが)。
そりゃ、わざとらしくならないよな。
しかし、こういう映画を撮っていた監督が、「いっちょ、あててやるか!」と「HERO」、「LOVERS」といった映画をつくっちゃうんだから、そのこと自体が今の中国を象徴しているよなぁ。
「おれは、こういう派手な映画だってつくれるんだよ?」という自負があるのかもしれませんが、どちらかと言いますと、「緑の運命? なんだ、これでいいのか」と思ったんじゃないかと………。
ともかく「あの子を探して」自体は、ドキュメンタリーに抵抗がなければ、楽しめると思います。
張芸謀と聞きますと、最近では「HERO」、「LOVERS」なんかを思い浮かべる方が多いでしょうか?
「HERO」は、見たんですけど。う~む。
始皇帝と暗殺者との会話で進んでいく物語、あざといほどの張芸謀らしい色使い、マトリックス流のアクションなど、それなりに凝っていて、悪くないんだけど。
でも、別に楽しめなかったなぁ。なんでか、よく分かりません。
もう派手な映画は体が受け付けないのでしょうか? やはり年か?
そんな張芸謀とは違う(というか元々の)スタイルでつくられた「あの子を探して」。
中国の田舎の小学校に期間限定の代理として赴任してきた少女が、都会に出稼ぎにいった生徒を探すという話。
登場人物が、全員バカでね。純朴というよりは、バカでね。「もう少し、やりようがないのか?」と思わせるようなエピソードが続くんですが、それが決してわざとらしく見えない(漫画的にならない)演技と風景。
ネットで調べたら、出演者は全員素人だそうです。田舎の風景も、セットではなく、そのまま現物を使っているのでしょう。
で、背景で音楽などが流れることも少なく、画面の演出も地味そのもの。ドキュメントと紙一重です。
と言うか、最後に種明かしをされるのですが、実話を基にしているらしいです(中国人にとっては、常識なのかもしれませんが)。
そりゃ、わざとらしくならないよな。
しかし、こういう映画を撮っていた監督が、「いっちょ、あててやるか!」と「HERO」、「LOVERS」といった映画をつくっちゃうんだから、そのこと自体が今の中国を象徴しているよなぁ。
「おれは、こういう派手な映画だってつくれるんだよ?」という自負があるのかもしれませんが、どちらかと言いますと、「緑の運命? なんだ、これでいいのか」と思ったんじゃないかと………。
ともかく「あの子を探して」自体は、ドキュメンタリーに抵抗がなければ、楽しめると思います。
あの子を探してソニー・ピクチャーズエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
しかし出稼ぎ先から逃亡して、借金返済はどうなったのでしょうね…
納得のいかない映画です。
TBさせてください、よろしくお願いします。