すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

藤井智比佐「決算書読解力の基本が身につく100の極意」

2006-03-19 08:58:15 | 書評
テレビでデイトレーダーが登場して「いくらいくら儲かりました」と自慢しているが、「今は、のぼり調子だから、そりゃ儲かるだろう」と突っこむのは、そりゃひがみですよ。分かってますよ。


会計の勉強をしなくてはいけない。
資格はいらないけれども、実務で必要。

と言うわけで、以下の本を読んできました。

山田真哉「<女子大生会計士の事件簿>世界一やさしい会計の本です」
行列のできる会計事務所
山田真哉/高野洋「女子大生会計士の事件簿 公認会計士萌ちゃん (1)」会計士ですら漫画になるんだなぁ。題材にならないものは、あるのだろうか?
山田真哉「女子大生会計士の事件簿〈DX.1〉ベンチャーの王子様」会計の勉強もしないといけないんだけど、それで最初に手にした本がこれとは…………

もちろん、こんな本が役に立つはずもなく。
で、ちゃんとした入門書を読もうと、「図解入門ビジネス 決算書読解力の基本が身につく100の極意―ケーススタディでよくわかる財務諸表の常識と仕組み」を手にしました。

 本書は決算書に強くなりたいビジネスパーソンや投資家を対象としています。
藤井智比佐「図解入門ビジネス 決算書読解力の基本が身につく100の極意―ケーススタディでよくわかる財務諸表の常識と仕組み」3頁 秀和システム
と書かれてある通りの本です。

簡略的に網羅しているのは分かるのですが、「ポイント87 グループ経営に不可欠な連結財務諸表の仕組みを理解する」なんて項目は、私には死ぬまで必要がなさそうです。

本書のメインの対象は、素人個人投資家なんでしょうね。

上記の三冊の本で、「会計の勉強をしている」と言ったら、「あぁこの人も疲れているんだなぁ」と思われるでしょうが、こっちの本なら、大丈夫じゃないでしょうか?


図解入門ビジネス 決算書読解力の基本が身につく100の極意―ケーススタディでよくわかる財務諸表の常識と仕組み

秀和システム

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