すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

本宮ひろ志「サラリーマン金太郎 (21)」

2005-06-05 08:24:15 | 書評
ワイはサルや、サラリーマンサルや


「サラリーマン金太郎 (21)」。

いつものように、金太郎が怒って、それに触発された二代目のボンボンが覚醒します。
これまでは他人の目を気にして虚勢を張っていた二代目。しかし、「すべてをさらけ出す」ということなのか、二代目のボンボンはパンツ一丁の裸になって、街頭演説をするまでに、成長(?)します。

それに応えるべく、金太郎は、かつての八州連合(暴走族)の仲間を集めます。そして、ボンボンを担いで街中を暴走です。
もちろん、バイクはノーヘル、車は箱乗り、格好は特攻服です。

公職選挙法には抵触しないから、大丈夫なんでしょう……………、きっと。


で、僅差でボンボンは敗れてしまうのですが、「まぁいい勉強になった」ということで、一応、この選挙編のエピソードは大団円です。

そんで、また会社に戻って、新人研修です。
今回は、そこから今日の名言を。
俺は野生のサルだ!!
てめえら学生上がりは 何もしねえうちから猿回し気どってる所あるからよォ
この俺が徹底的にサルに叩き直してやるぜ!!
とりあえずだ…
お前ら全員… 辞表を書け!!
その理由はだ!!
会社って猿回しが首に巻きやがったヒモをぶち切り
野生のサルになる為だっ!!
本宮ひろ志「サラリーマン金太郎 (21)」112頁 ヤングジャンプ・コミックス
で、新人研修が終わると、金太郎は、有言実行で会社を辞めてしまいます。そんで、米国留学です。

リストラされる社員がかわいそうだと新会社を立ち上げたかと思えば、今度は一方的に会社を捨ててしまう。

相変わらず、なにがなんだか。

サラリーマンの鉄則 その二十一。
「自分に正直に。飽きたら辞めればいいじゃん!」


サラリーマン金太郎 (21)

集英社

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