すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

本宮ひろ志「サラリーマン金太郎 (3)」

2005-04-18 19:00:56 | 書評
二‐二六事件の参加者は、1500人


僕の知人は、
「サラリーマン金太郎だから、略すとサラキンだな」
と得意気に語っておりましたが、…………さて、どうでしょう?(本当にどうでもいい前振りですね。)


では「サラリーマン金太郎 (3)」です。

社長派(悪玉)と会長派(善玉)が、ついに取締役会で直接対決します。
一方金ちゃんは、それとは全く関係なく屋上で総会屋の使いと喧嘩しています。
で、喧嘩が終わったころには、社長が解任されて、ちゃんちゃん、です。


まぁ本宮先生の作品は、全てこれで解決するような気もしますが…………。


で、今日の金太郎の名言。
親が子を想うほど 子は親のことを想っちゃいねえ
でもよ…… 親孝行は簡単なんだ
親を心配させるなよ それだけでいいんだから
本宮ひろ志「サラリーマン金太郎 (3)」37頁ヤングジャンプ・コミックス
酒を飲んで突っかかってきた少女を張り飛ばした後の発言です。

金太郎はかつて二輪・四輪と合わせて二万台の「8月30日の暴走(「はしり」と読みましょう)」を行った男です。
ちなみに、東京都を管轄する警視庁に所属している警官は四万人になります。

これでは「一人一殺」では足りず、「一人二殺」は必要です。

さて、両親は心配しなかったのでしょうか?
と思っていましたが、後に分かることですが、母は金太郎が高校に上がる前に亡くなって、父は刑務所にいました。…………これでは親孝行のしようがないですね。

えぇー、と。

サラリーマンの鉄則 その三。
親がいないと、好きなことができる。


サラリーマン金太郎 (3)

集英社

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