パリに中世(旧クリュニー)博物館があります。そのなかでも一番の見どころはタペストリー6枚から
なる貴夫人と一角獣です。6まいそれぞれが6つの感覚を表しています。部屋は暗くまるい部屋を
囲むようにタペストリーが掛けられています。この絵は[味覚]を表しています。左が獅子、右がユニコーン、片手は
侍女から差し出されたキャンディ、片方はオウムがいます。
[聴覚]を表しています。右側は侍女、獅子とユニコーンの位置が反対を向いています。
[聴覚]を表しています。貴夫人は腰かけ右手に手鏡を持ちユニコーンは前足を膝に乗せ鏡に映った自分の
顔を見ています。
[嗅覚]を表しています。貴夫人は花輪を作っています。侍女は花が入ったかごを捧げ持っています。
[触角]を表しています。貴夫人は立ち旗を掲げ片手はユニコーンの角に触れています。
最後に青色のテントがありその上に「我が唯一の望みに」と書かれています。色々な解釈がありますが
私にはわかりません。しかしこのタペストリーを見ていると様々な感覚から魂に変化していくのが
感じられます。
想像上の動物ユニーコーンになんだかひかれます。そういえば高校の英語の教科書もユニコーンでした。