桜の宴

昨日はコピーライターの友人Yちゃんのお宅で花見の宴。

１年ぶりに会う照明デザイナーのMさんがきていて、

しかも着物姿だった。

Yちゃんがお母上から譲り受けたという着物が何枚もあって、

（しかも仕付け糸ついたままみたいな状態で）

それを借りて、途中から着物姿で飲んだりしていた。

食事も、YちゃんとMさんがつくってくれたのであるが、

かなりMさんの料理はおいしかった。

１年前に漬けたという桜の塩漬けを持参されていて、

それを、いなりずしの中に混ぜたりして出してくれた。美味。


Mさんは、着物にも詳しく、寄席などにも通い、料理も達人。

しかしそれでいて本職は照明デザイナーというのがかっこいい。

話していても、知識も見識も深く、

なのに少しも押し付けがましいところがなく、ほんとうに素敵な方。

42歳だとおっしゃっていたが、それまでにあんな風になれるだろうか。

いやなんとしてもなりたい、と思った。

Yちゃん宅のマンションは桜が見事に咲いていて、

ああ今日桜が終ってしまったとしても、

今年は悔い無し、と思えるようなものだった。



桜は、はかないから美しい。

そして、見上げるために、いつも頭上に咲いている。