数日前に突然この言葉を思い出しました。
もともとの使い方はどんなだったかしら? と調べてみたら、
「物言えば 唇寒し 秋の風」 芭蕉の句
余計な発言は災いのもとになるという意味の言いまわし。
口を開くと秋の冷たい風が唇に触れて、寒々とした気分になることから。
松尾芭蕉の「座右の銘」にある句で、この句の前には
「人の短をいふ事なかれ己が長をとく事なかれ」とある。
コミュニケーションは、自分が何を言ったかではなく、相手がどう受け取ったかがすべて。
衆議院選挙に関する報道や、候補者の発言、演説を聞いていて感じたことです。
発言を聞いて、なるほどなあ、と思う人もいれば、
発言を聞けば聞くほど、反発を感じてしまう人もいる。
本人はいいつもりで(あるいは得意になって)言っていても、受け取る側から見れば逆効果なのになあ、と思う事も多々ある。
そんなこんなで、誠実な行動、誠実な発言の大切さをかみしめつつ、それを見極める眼、澄んだ目を持ちたいと思うのです。