今日、この前の日曜日(16日)に放映された「いだてん」を再放送で観ました。
(先週の日曜日は夜にテニスをしていたので)
・・・なんと、昨日のブログのテーマそのままの内容ではないですか!
板尾創路演じる村田富江の父親が、娘が陸上をするのを必死で止めようとします。
「女は男に敵うわけなんかない!」
「こう見えても、私は町内会のマラソンのアンカーなんだぞ!」
この発言だけでも、いろんなことを思い浮かべてしまいます。
「『町内会のマラソンのアンカー』って、あんまり速くなさそうだよね〜」
「そういう『ちょっとズレた町医者』って役柄がにじみ出てる発言だな」
「でも、きっとこの人なりに娘を守りたくて必死なんだよね。優しい父親だよなあ」
・・・と観た人に思わせる脚本のクドカン、演じる板尾創路、お互い素晴らしいですね。
そして周囲の協力もあり、二人は短距離対決をして見事に富江が勝つ。
二人の対決をアレンジしたシマ先生の決め台詞がとてもカッコよかったです。
「(娘さんは)鍛えてますから」
・・・そう、ちゃんと鍛えれば、女性が男性に勝つこともある。
いやー、昨日のテニスする前の自分に見せてあげたいシーンでした笑
この女性礼賛の脚本を書いたのが、男性のクドカンというのがなんとも痛快です。
そして、合計10回近く競争にチャレンジする板尾創路パパの優しいお父さんぶりも素敵でした。
そう、勝つためには相手が勝負に参加してくれることが大前提。
板尾パパは父親の権威で娘を捩伏せ、勝負を避けることもできた訳ですが、ちゃんと受けて立った。
しかも何回も負けているのに、またチャレンジした。
そういう男性側の真剣さ、優しさにもぜひ目を向けたい場面でした。
・・・この一場面だけで十分楽しめたのですが、さすがは大河ドラマ、楽しいだけでは終わりません。
その直後に起こった関東大震災で、浅草にいたシマ先生が行方不明に。
榎本祐演じる旦那様が廃墟の中シマ先生を探し回るのを見て、なんとも切ない気持ちになりました。
そして、神木隆之介演じる古今亭志ん生の弟子の五りんがシマ先生の孫とわかった瞬間。
五りんは「東京大震災といえば、おばあちゃんが被災しました」とだけコメントする。
「被災した」って・・・、シマ先生は生きてるの?それとも・・・?
と、気になるところで番組終了。
橋本愛演じる小梅の安否も気になりますね。旦那さんは無事でしたが・・・。
こういう、いろんな含みを残して次週に繋げるところ、クドカンの脚本はとても秀逸ですね。
このドラマ、とっても面白いです。
視聴率はよくないみたいですが、きっと傑作として後世に残ると思います。
話を自分ごとに戻すと、私も「男の人には敵わない」という思い込みを捨てて
明日はせっせとジムで身体を鍛えようと思います!
「いだてん」のお陰で元気をもらった土曜日の夜でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な週末の夜を。