【団扇(うちわ)相撲】
三重県伊勢市宇治浦田の猿田彦神社で
開催される三重県無形文化財の「御田
祭(おみた)」の一環で、田植えが終わ
ると恵比寿と大黒が描かれた大うちわ
で、豊漁か豊作を占う「団扇相撲」が
行われる。
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【矢相撲】
奈良市九条町二丁目の倭文(しずり)神社で、体育の日の前日に行われる
神事相撲である。小相撲・中相撲・青年の大相撲がある。大相撲は実際
に相撲は取らず、むしろの上に丸帯を巻いた太刀に、日の丸扇子を広げ
三度回った後で、扇子へ耳にはさんだ矢を投げて、日の丸に早く突き立
てた方が勝ちとなる。これは太刀を使用する点は、これまで紹介した
「ネッテイ相撲」や「占手神事」を連想させる。拝殿には明治32年の
相撲の絵馬が掲げられている。
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