ローブコレクターと小物好きの兄

引出しの奥から、最も古い写真が出てきました。昨年末、19レベルの兄TravelersCheckです。

エルフ村のリレインを狩っていたリトル・ミイさんと知り合った兄（先に声をかけたのは兄です……男前ですね）は、疑問が生じる度にミイさんに尋ねていました。ミイさんの姉君はスペルシンガーであり、兄がエルヴンウィザードとしてやっていく中、多くのアドバイスをいただきました。ときには狩りに出かけず、村でチャットを続けた日もありました。

そんなミイさんが長い眠りから覚め、私とペア狩りをしてくださるとのこと。
行き先は処刑場。出発前にローブ試着会です。私が街着としていたホワイトチューニック＆ダークホースの白いワンピース風ローブも、ミイさんのコレクションの一つです。


いつも混雑している処刑場ですが、ノンアクティブの敵が生息しているエリアは空いていました。アンデッドモンスターはストレインのみです。エンバーバシリスクからのレザーが数枚出た他、ドロップのほとんどが救急包帯……。いつどこで使うアイテムなのでしょうか。ミイさんの姉君もお使いにならないそうですよ。
「そろそろ現物を」とミイさんがおっしゃいました。私は期待していませんでした。アデナと経験値は充分に稼いでいますからね。




兄にお土産ができました。馬の餌三十個です。きっと喜んでくれるでしょう。
ミイさんはメカニックゴーレムを初召喚です。実質的に三人パーティーとなり、ピンクネームのデッドシーカーも倒すことができます。アルティザンさんにはサーヴィターヒールのスキルがありませんので、ゴーレムがダメージを受けたときには私がヒールをします。


この狩りだけで経験値を90％稼ぐことができましたので、その後のソロですぐレベルが上がりました。一日一レベルずつ上がれば、月末に二次転職ですね（冗談です）。

明らかになった兄の秘密……それは小物好きだということ。ミイさんによると、兄はデボーションローブから次のエルヴンミスリルローブに買い換えることがなかなかできず、ヘルムや盾から先に購入していたそうです。そういえば先日も、武器よりアクセサリを優先して、あきれられていましたね……。どうやら多額の貯金を達成する前に、手が届く値段の小物をまず入手する傾向にあるようです。