平成29年10月15日(日)
小雨が降る中、富士市ロゼシアター前の中央公園西側イベント広場にて、第37回市民福祉まつりが開催されました。テーマは、「であい・ふれあい・わかちあい~来て 見て 遊んで 参加して!~」で、身体の不自由であるかどうかに係わらず、ノーマライゼーションの社会を目指す象徴のイベントでもあります。
(メインゲートにて)
(雨の中での開会式。多くの来場者で賑わいました)
(雨が降っても舞台上では踊りの披露も実現)
雨にもかかわらず、多くの市民が駆けつけ、天候の良い時のイベントと比べても会場の熱気は大きく違いません。身体の不自由な人たちも雨具をしっかり身に付けて会場内のあちこちで見かけました。
イベントが始まった頃、正直、こんな雨の日に屋外で実施することに疑問を感じました。車椅子の人は、簡単に傘を差せば良いということで無く、地面に近いことから水はねの心配や、徒歩ができる人に比べ身体が横にはみ出る状況から雨に濡れることが多く、全身を覆うカバーをまとうなど、大変な場面を目の当たりにしました。
開会式で隣り合わせた県議とは、本市には大きな室内展示場である「ふじさんめっせ」があるので、その利用も検討したのだろうかなどと、「非日常」な環境を推奨するような会話を交わしていました。しかし、我々の考えはノーマライゼーションの考えに基づいていないことを知ることになりました。
日常生活では、天気の良い時も悪い時もあります。この市民福祉まつりでも特別扱いをせず、普段のままを見ることで、普通の生活圏で雨の日に車椅子を見たら、私達は何をすれば良いのか。彼らの気持ちを察し、その時に必要であれば手を差し伸べる事に関心を持つことが大切である事に気付きました。雨が降らない福祉まつりであれば、気付かないことだったと思います。
これまでも、毎年会場を訪れ、多くの福祉やボランティア関係者と会話を交わしてきました。私の記憶がはっきりしていなくても、以前、ここでお会いした時の印象をしっかりと覚えている方もいて、1年の間にどのように変化したのかを聞くこともできました。私にとってこのイベントは、福祉を広く知る機会でもあります。特に、福祉の現場の声は大変貴重な情報であり、これからもこの声を生かした政治を進めていきたいと思います。
衆議院選候補関係者も、私もその一人として会場を周り、広くPRしてきました。
ありがとうございました!
自分の視野の狭さを実感しつつ、新しい考え方、物の見方ができるようにしていきたいなと感じました。