住みたい習志野

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宝田明さん逝く

2022-03-19 00:50:50 | オスプレイ、安保、平和

【追悼】宝田明さん 亡くなる3日前のインタビューで語った反戦への思い

(NEWSポストセブンの記事より抜粋)

【追悼】宝田明さん 亡くなる3日前のインタビューで語った反戦への思い(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース

 3月14日、俳優の宝田明さんが肺炎のため都内の病院で息を引き取った。享年87。自身の戦争体験を後世に伝えることをライフワークにしていた宝田...

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3月14日、俳優の宝田明さんが肺炎のため都内の病院で息を引き取った。享年87。自身の戦争体験を後世に伝えることをライフワークにしていた宝田さんは、連日、凄惨なニュースが伝えられるウクライナの戦況に心を痛めていた。

 4月1日から公開される映画『世の中にたえて桜のなかりせば』(三宅伸行監督)は、俳優生活68周年を迎えた宝田さんが企画立案から関わった意欲作。W主演の相手には、宝田さんより70才年下で人気グループ「乃木坂46」に所属する岩本蓮加(18才)が選ばれた。

 1934年生まれの宝田さんは、父親が勤務した満鉄(南満洲鉄道)の社宅があったハルビンで幼少期を過ごし、11才の時に現地で終戦を迎えた。 「当時は『アジアのパリ』と称される美しい街でした。メインストリートにアール・ヌーボーの瀟洒な建物が並び、学校も病院も立派なものばかり。ところが、忘れもしない1945年の8月9日。長崎に原爆が投下された日に、日ソ中立条約を破ってソ連軍が国境を超えて満洲に攻め込んできたのです。この世のものとは思えないような爆音と共に、火柱がいくつも立ち上がり、ハルビンの街が一瞬で壊滅状態になってしまいました」

 身をもって、ソ連侵攻の恐ろしさを経験した宝田さんには現在のウクライナの状況がとても他人事には思えないという。

 1954年に公開された宝田さんの主演映画「ゴジラ」は、世界中に熱狂的なファンがいる怪獣映画の金字塔。水爆実験を描いた名作で、ゴジラを「反戦・反核」のシンボルと見る向きもあった。
「私もゴジラは人類に警告を発する生物だと思っているんです。考えてみれば、ゴジラも東西冷戦の犠牲者ですよね。水爆実験のせいで、体に放射能を持つようになってしまった。
 いま、戦争を知らない世代の政治家が、ニュークリアシェアリング(核兵器の共有)を議論すべきだと発言していることには怒りを覚えます。日本は唯一の被曝国として、非核三原則は堂々と守るべきだと思います。愛する家族や友人を一瞬にして黒焦げにしてしまう爆弾を人類が持っていいはずがないんです」

 2015年、81歳から取り組んでいる音楽朗読劇「宝田明物語」は、宝田さんの戦争体験をもとにしたミュージカルだ。
「ソ連兵の台詞や両親の言葉も入れて、自分で台本を書き上げました。戦争の過ちを語り継ぐ責任は、今後、戦後生まれの世代に委ねられることになります。私はこれからも自分の戦争体験を若い人たちに伝えていきたい。それこそが私の“終活”であると考えています」

 平和を願う宝田さんの眼差しは力強く、優しさに満ちあふれていた。

 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


このブログの過去の記事

76年目のヒロシマ - 住みたい習志野

の中の宝田明さんの発言です。

ゴジラも「ヒバクシャ」(8月6日朝日新聞の記事から抜粋)

1954年の米国の水爆実験と第五福竜丸乗組員の被曝をもとに発想が生まれた映画「ゴジラ」で主演した俳優の宝田明さん(87)がこう語っています。

水爆実験から生まれた「ゴジラ」第1作。

宝田 東宝に入って6カ月後、「主役をさせてやる」と話があった。田中友幸プロデューサーは「おい出演者諸君、日本は昭和20(1945)年の8月6日、9日、広島、長崎で被爆した国家だ」。その年(54年)には第五福竜丸がビキニ環礁で水爆の被害を受けた。「日本は世界に向けて堂々と核反対を訴えるべき国なんだ。単なる怪獣映画じゃないぞ」と。
 完成した時、スタッフで小さな試写室に集まって試写を見た。(水爆実験で安住の地を追われた)ゴジラが最後、科学者が作った兵器で海のもくずとして消えていくさまを見ながら、試写室でわんわん泣いた。彼自身もヒバクシャだと。

1945年、宝田明少年が見た終戦=旧満州・ハルビンから引き揚げの記憶

「美貌の都」を歌う宝田明さん

アートネイチャーのCM

 

 

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