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エタノール工場稼働で魚大量死

2012-02-15 17:37:50 | 社会

ベトナム中部クアンガイ省のユンクアット・バイオエタノール工場が稼働したとのニュースに続き、早々に魚の大量死が伝えられ、会社は工場廃水によって引き起こされたものであることを認め農民への補償も行うことです。

http://dantri.com.vn/c20/s20-565394/bioethanol-dung-quat-nhan-trach-nhiem-vu-ca-chet-trang-dong.htm



以前はタピオカ澱粉工場の排水が各地で問題を引き起こしていたベトナムですが、やはり大きな転機となったのは台湾資本VEDAN工場の排水汚染問題だったように思います。

廃水処理には多額の投資が必要となるためVEDAN社は地方行政へ賄賂を配って見逃して貰っていたものの中央の環境大臣が激怒。コープマート等スーパーが不買運動を展開するなど世論の高まりもあって状況は一変したかのようでした。

謂わば、水俣病の「チッソ」に匹敵するネームバリューを「VEDAN」社はベトナムで確立してしまったわけです。また、2008年、中国のメラミン入り牛乳問題の際には「ハノイミルク」社製品からミラミンが検出され、経費削減で経営を建て直しつつあるものの3年以上経った今でも当時の売上を大きく下回ったままです。

カンボジアでも最初のバイオエタノール工場、韓国資本のMH Bio-Energy Cambodia社が2008年に操業を開始し、オープニングセレモニーにはフンセン首相も出席し大いに期待されていたものの汚染排水腫れ流しで魚の大量死を引き起こしました。そのため操業許可が取り消されたとの話も耳にしましたが、公式には操業停止はキャッサバ価格高騰によるものとされています。再三にわたり再稼働の話もありますが、実際のところは知りません。

中国の澱粉やエタノール需要の高まりが続き、タイではインラック政権による最低賃金の引き上げが追及される中、アセアンの経済統合の進展はタイやベトナム資本によるカンボジアへの投資がこの分野でも活発化しているようです。

タイ国境では買い手の付かないカンボジアのキャッサバですが、家畜飼料への需要を含めアジアでのキャッサバ需要は当分減る気配はなさそうです。

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