「風待文庫」店主kazeさんが七夕に来ませんか?と言ってくれた。
七夕、、、わたしは決まって思い出す光景がある。
それは長女のつらく長い闘病のスタートの頃だった。
今から20年くらい前。わたしは泣いてばかりいる母親だったけれど
娘の前ではけして泣かないと決めていた。
K医大病院から帰る夜道、自転車をこぎながら橋を渡った。
二人の兄妹がお腹をすかせて待っている。
滲んだ涙も初夏の風が乾かしてくれた。
小児病棟の七夕はそれはそれは切ない願いに満ちていた。
それでも「短冊を書いてね」と色紙を渡された日、
長男は「ドラゴンボール(のまんが?)が欲しい」と現実的。
ようやく字を覚え始めた幼い次女はひとこと大きな字で
「りんご」と書いてみんなを笑わせてくれた。
かんじんの長女が何を書いたのか覚えていない。
そしていま、
グループホームには笹の葉が飾ってあった。
お年寄りたちは何を願うのか。。。
再び切ない七夕飾りをわたしは見るのだろうか。
でもほとんどベッド上で過ごしていた母が車椅子に乗っている。
車椅子を押してくれるスタッフの笑顔に救われた。
七夕、、、わたしは決まって思い出す光景がある。
それは長女のつらく長い闘病のスタートの頃だった。
今から20年くらい前。わたしは泣いてばかりいる母親だったけれど
娘の前ではけして泣かないと決めていた。
K医大病院から帰る夜道、自転車をこぎながら橋を渡った。
二人の兄妹がお腹をすかせて待っている。
滲んだ涙も初夏の風が乾かしてくれた。
小児病棟の七夕はそれはそれは切ない願いに満ちていた。
それでも「短冊を書いてね」と色紙を渡された日、
長男は「ドラゴンボール(のまんが?)が欲しい」と現実的。
ようやく字を覚え始めた幼い次女はひとこと大きな字で
「りんご」と書いてみんなを笑わせてくれた。
かんじんの長女が何を書いたのか覚えていない。
そしていま、
グループホームには笹の葉が飾ってあった。
お年寄りたちは何を願うのか。。。
再び切ない七夕飾りをわたしは見るのだろうか。
でもほとんどベッド上で過ごしていた母が車椅子に乗っている。
車椅子を押してくれるスタッフの笑顔に救われた。
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