羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

母と一緒

2010年02月16日 | Weblog
また雪?
二月はこうでなくちゃ・・・、といいつつも寒い。
日曜日、母が転倒してしまった。
その日、わたしは仕事で、すごく忙しかったが六時近くなりようやく、
集計をしているところだった。
夜は、同じ二月生まれの母と家族で外食をする予定だった。
わたしの仕事場に家族が車でくる途中、ちょっと買い物にでた間の出来事だったらしい。
娘が電話してきて「おばあちゃんが転んで、血がでてるから家に引き返す」と言った時は
動揺したが、救急車で運ばれたというわけでもないらしいので、
とにかく気持ちを落ち着けて作業を終わらせた。

怪我は、顔(唇)と、両足の打撲と擦り傷だった。
唇とその近くを切ったので唾液に混じって血が多い。
心細そうにわたしを待っていた。

父も、義父も、転倒してからどんどん具合が悪くなっていった。
母もどうなることかとおもったけれど、弱気にはなりつつ案外と元気を取り戻しつつある。
よかった。

そしてふと思った。
家族は「ちょっと買い物してすぐ戻るから待っててね」と母に言ったのに、
ひとりで車の外に出てしまったという。
わたしがいたら、ちゃんと付き添っていただろうか。
やっぱり、母を残して「すぐ戻るからね」と買い物に出たかもしれない。
すぐに戻るつもりが、ちょっと余計なモノまで見ていたかもしれない。

気を配ろう、とあらためて思った。

今日、母はまだ痛い足をひきずりながら、玄関の花かごに霧吹きで、
水をかけていた。
結婚した長女が、母の84歳の誕生日に、今年も送ってきてくれた。