
キツネが化けたようなトイカメラ。でも、これでちょっとしたミラーレス一眼並みの4000万画素もあるんですぜ。iphone14が1200万画素、15でも4800万画素だから、どれだけすごいかわかるでしょ。と言うより、スマホのカメラパーツの流用でできている、子供用のバカメラということ。
もちろん画素数は多ければいいというわけじゃない。画素が小さい、レンズも小さいから、ひとつひとつのセンサーに光量が不足しがち。カメラでてきとうにやってくれるが、ISOを下げているので、ノイズや手ぶれが出やすい。
とはいえ、これだけの画素数がありながら、でかいまともなレンズにはできない、独特のレトロで柔らかな風合いの絵柄になる。一眼だと、くっきりシャープで冷徹な記録写真みたいになりがちだが、これだと、ふわっと、夢の思い出みたいな印象。白飛び黒潰れも上等。どのみち、そういうところは、肉眼でもたいして見てはいないもの。
翻って、こういうカメラは、なんのために写真を撮るか、ということを根本から考え直させられる。自撮りや物撮りしてあれこれ人に自慢したい人もいるだろうけれど、こんなんじゃムリ。記念写真として、というのにも、これじゃ、なんだかわからないものしか撮れない。
でも、どうもこれがいちばん自分が見たもの、自分に見えていたものに近い気がする。そうそう、こんな感じだった、という外部化された思い出。だから、これでいろいろ撮っても、あんまり人には見せようとは思わないな。


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