酒酒楽楽

酒店のオバちゃんが、商工会活動や家族のことなどをマイペースで綴っていきます。

県民健康管理調査

2011-10-16 21:09:29 | がんばっぺ福島!!


会津の民芸品 赤べこ

今まで見慣れた赤べことはちょっと違う。娘が買ってきてくれた。
  

県民健康管理調査の封書(家族分4通)がようやく届いた。
10月13日のことである。
開いてみると、中には10ページにも及ぶ基本調査の問診票が入っていた。


「この問診票は、3月11日の震災以降7月11日までに、あなたがいつ、どこにいたか(「行動記録」)を記載していただき、被ばく線量を推定するものであり、今後の健康管理のための基礎資料となります。
特に外部被ばく線量の評価については、「行動記録」から推定する以外に方法がないことから、同封の「出来事カレンダー」などをご覧いただきながら、できるだけ詳しくご記入願います。
後略

 開いてみただけで、なんか大変そう。面倒だなぁと。

案の定、15日の新聞にこのようなことが書いてあったのでちょっと拝借したい。


数日前に何を食べたかをすぐに答えられるだろうか。まして「半年前を思い出して」との問い掛けには途方に暮れるしかない。原発事故に伴う県民健康管理調査の問診票が県から自宅に届いた。書類を前に考え込む日が続く。

 3月11日からの4カ月間に、いつ、どこにいたかを書く。自家栽培の野菜や果物をどれだけ食べたかも記す。当時の居場所や外出先、食事などを基に被ばくの程度を推し量るのが狙いだ。日記や手帳にメモしていなければ、かすかな記憶を手繰り寄せるしかない。

 問診票の回収は、はかばかしくない。先行した浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区の回答は9月末で住民の半数に満たない。避難を強いられ、被ばくへの関心は高い地域のはずなのに。県内全域となれば、どれだけの人が答えを寄せるだろうか。少なければ、県民の健康を守る取り組みは出だしでつまずく。

 東京電力は分厚く、内容の難しい賠償請求の書類を被害者に送り付け、批判された。県の健康管理調査も「項目が多すぎる」と指摘されている。集落ごとの説明会や、避難先での聞き取りなどの工夫が欲しい。多くの人は薄れゆく記憶を呼び起こす手助けを求めている。
10月15日付 福島民報 「あぶくま抄」


幸い、私の場合、震災発生の3月11日から2週間後の25日までは全く外出していない。
食事については、あの当時のブログにも書いた通り、
冷蔵庫の物や食品保管庫(戸棚)の中にあるものを工夫しながら食べていた。
それに、夫が毎日書き続けている行動記録と毎日の食事のメニューが役に立ちそうだ。
義母の分も書いて、2週間以内には郵送しなければならない。


それにしても、
200万県民全員の往復の送料を単純に計算しただけでも莫大な料金になる。
せめて、返信だけは家族4人分をまとめて送ることにしたい。


<おまけ> 無花果(いちじく)二品
  
(左)サラダと(右)赤ワイン煮


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23 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
健康調査 (東京老人)
2011-10-16 22:19:26
お役所のやることは必ずどこか間が抜けています、昨日か食べたカレーライスも図書館のレストランだったので、素敵な景色と、ご立派な設備に対して、料理は最悪でした、もっとてきぱきどんどんとできないものでしょうか、この調査をやるのだったら、各地の放射線量の測定は終わっているはずです、発表したほうが早いのではないでしょうか?
震災庁も郡山に移して、震災庁じゃなくて国会がいいかな、早く地元に安心をさせるべきだと思います。
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Unknown (まみる)
2011-10-17 09:28:44
出来るだけ詳しい調査結果が欲しい気持ちは分かりますが、自分たちの立場でしか物事を考えてませんね。
相手の身になって考える、そのことが復興や再見に基本的に必要なことなのにね。

イチジク、おいしそう~
こちらでは結構高いので生で食べる・それもたま、です。
子供の頃、田舎のイチジクの木に登ってそこでもいで食べたこと思い出します。

イチジクと生ハムもおいしいですよ~
メロンと生ハムよりおいしい
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県民調査 (シン)
2011-10-17 10:09:23
報道で「福島県民全員を対象にした健康調査を実施する」と聞いてましたので、そのことに驚くことはありませんでした。
その調査というのが、こんなに難しいものとは調査にならないのではないかと。。。
還暦を過ぎてから特に昨日、今日、一昨日、5日前、前週末の土曜だったか日曜だったか、よくよく考えても出てこない記憶。
幸い、日記やスケジュール帳、家計簿などを綿密に性格につけていれば、なんとかなりそうですが、200万県民にそれを期待するのは酷というもの。
もっと早く始めるか、簡略化するか一考に値するものだと思います。
ホントに行政のやることは「実績つくり」でしかないんだから困ったもんです。
返信する
役所の考えそうなこと! (オヤジな私)
2011-10-17 13:39:58
東京電力といい福島県といい、考えは全く同じですね。
どちらも被災者、県民に目がいっていません。
血が通ってませんね。
これぞ「暗記試験」の弊害といっていいでしょうね。
7ヶ月もたって唐突にこんな内容の調査をする神経を疑います。
もっと早く、事前に予告をするなり準備段階で周知しておくべきでしょうね。
被災者、県民の心理状態を無視して機械的に動いただけの感を拭えません。

東電、県庁、エリートさんの考えそうなことですね。
私なら白紙で出すでしょう。
朝ドラの「白紙同盟」です(笑)
あとの相手の反応を見ます。
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出しません (Mayumi)
2011-10-18 16:44:28
私は出すつもりはありません。
確認したら必須ではないということでしたし、
会津在住なんで。

いちぢくの赤ワイン煮おいしそう。
素敵な一品ですね。
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☆東京老人様 (いっこんま)
2011-10-18 21:03:34
約200万人の県民が、長い期間、調査研究の対象になります。モルモットです。

ライスが固まってましたか?
普通、ご飯が糊化(こか)するのは、粘り気があって美味しい証拠なんですけど、固まっているのは、一粒一粒のお米が立ってないと言うことなのかも。
お米を研ぐ、洗うを丁寧にやれば、そんな失敗はないはずです。

今、市内の一部で「福島県庁を郡山へ」の動きがあるようです。果たして?
返信する
☆まみる様 (いっこんま)
2011-10-18 21:08:42
長い期間県民の健康を観察してもらえるのは嬉しいことです。
しかし、裏を返せば、私たちはモルモットにされてるんじゃないか?
そんな風に思ってしまいます。

真っ赤に熟したのを生で食べるのも美味しいですね。
まみるさんのコメントで思い出しましたよ。
木に登ったことあります。
でも、いちじくの木ってそんなに太くないから、登るというよりあっちの枝とこっちの枝に足をかけて、みたいな感じですよね。
割れて真っ赤に見える無花果をもぐために、高い所が嫌いな私も踏ん張りましたよ。

いちじくと生ハムですか?う~~ん、食べたかったな。
今年はもう終わりだから、来年の楽しみにしましょう。忘れないようメモしなくっちゃ。
返信する
 (いっこんま)
2011-10-18 21:16:11
私たちはこの健康調査だけだからよほど良いのですが、仮設暮らしの人たちは、賠償の請求書とこれと、二つもの課題を抱えているんです。
お年寄りや家族とバラバラになってる人など
どんなに苦しい思いをしているか。
そんな人たちの身になって考えてほしいですね。
大体、震災直後、家を流され家族を失いようやく辿りついた被災地での生活なんて、もう無我夢中だし思い出したくもないでしょう。
返信する
☆シン様 (いっこんま)
2011-10-18 21:18:48
↑は、シンさんへのご返事でした。
失礼いたしました。

そろそろ眠くなってきました。
返信する
☆オヤジな私様 (いっこんま)
2011-10-18 21:55:32
全県民を対象に健康診断をするみたいなことは大分前から言ってましたが、まさかこんな面倒な問診票が送られてくるなんて、全然思ってもみなかったことです。

白紙同盟、ブログで仲間を募ってやってみたら面白いかもですね。
おっ、早くもMayumiさんは「出しません」とおっしゃってますよ。

夫はあの時の入院以来、一日の行動記録と食事のメニュー+おやつの記録を毎日欠かさず続けています。
「福島県中探しても、そんな人はいないんじゃないか」と自慢げに言ってます。
毎日忙しくて、中身を見ていない夫ですが、どのように仕上げるのか楽しみです。
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